TBS 1988年2月22日
あらすじ
良介(三田村邦彦)を失った痛みは大きく、生きることに絶望した桃(泉ピン子)は忽然と姿を消し、実母の墓前で自殺を図る。だが偶然発見した母の友人(杉村春子)に助けられ、励まされる。一方、東京では行方不明の桃をみんなが心配していた。そこへ生きる覚悟をきめた桃がドラマ本番に間に合うよう東京へ戻り、周囲は温かく迎える。何度目かの挫折を乗り越え、桃はまた一回り大きく成長しようとしていた。
↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。
2023.11.14 BS11(イレブン)録画。
ナレーション:奈良岡朋子
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神野桃:泉ピン子
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神野平吉:藤岡琢也
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神野杏:紺野美沙子
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神野高子:林美智子
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神野はつ:赤木春恵
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女将たつ子:矢吹寿子
司会者:鈴木泰明
水原プロデューサー:沼田爆
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そらはれた:辰巳ヒロシ
太田事務員:山崎智巳
宿の客:三川雄三
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宿の客
田村元治
石黒正男
加藤治
高橋豊
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芸者:神楽坂てい子
太鼓指導:港㐂伊子
その他:芸プロ
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伊能良介:三田村邦彦
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曽我:岡本信人
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青山幸代:浅田美代子
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立野春子:東てる美
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大川勇:矢崎滋
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小沢志乃:杉村春子(特別出演)
「…の危ない刑事の伊能良介も
この日は大テレだった」とキャプションのついた新聞記事。
「あぶない刑事」という1986年10月から1987年9月までやってたドラマのタイトルに引っかけてる?
昭和53年冬、桃27歳。桃は伊能を失い、姿をくらました。仕事を飛ばして頭を下げたのは勇。その足で神野家へ行くとはつにキレられる。勇を責めたってねえ。
帰って来た杏は伊能のマンションの管理人に部屋を開けてもらうが誰もいなかったと報告した。平吉は勇に伊能に会おうと言うが、勇はすでに事務所に問い合わせており、伊能の事務所は記者会見のあとどこかへ行ったの一点張り。しかし、伊能本人から神野家に電話が入る。
ホテルの部屋で伊能と会った勇と平吉。桃には精いっぱいのことをしたつもりだと言う伊能。はあ〜!? 話し合いした?
桃は雪の中、実母の墓へ。手には薬瓶があり、雪と共に一気に飲み込んだ。「これで母さんのところへ行ける…」
伊能は桃の才能をつぶしたくないと思っていたと語る。桃を愛しているから、いい俳優になってほしい…女性陣は女の幸せは結婚というのに対し、伊能と平吉、勇は考えは同じなんだね。しかしさ、だったらちゃんと別れてからでいいよね?
墓の前で倒れている桃。
神野家でうたた寝していたはつは今日は泊まることにした。高子は仕立物、杏も寝ていられず、伊能のマンションに電話しようとするが、マンションには勇が待っていて連絡が来るはずだと高子が言う。
桃は帰らず、そらはれたが代役で「お笑い事件簿」に登場。生放送だもんね。女ばかり損をするとはつが言うけど、この場合はどうかねえ。
桃は旅館で目を覚ました。古い知り合いの墓参りに行き、桃を発見したという女性は杉村春子さん! しーちゃんの娘でしょと言う小沢志乃。桃の母・静と同じ村出身の芸者で静と仲がよかった。また“しの”! しーちゃん、しの、好きだね。
温泉宿にいて身寄りもないし、芸者の真似もしているが、桃を見つけてからお座敷も出ず看病をしていた。志乃もまた初恋の男にフラれて川に飛び込んだ自殺未遂経験あり。川に飛び込んだものの泳げたので助かってしまった。死ぬのはいつでも死ねると桃を励ました。お腹すいちゃったとお粥をかき込む桃。
古葉プロの信用に関わると曽我に怒鳴られる勇。「お笑い事件簿」は降ろされ、漫才師のそらはれたが出ることになった。
翌朝、志乃は桃に連絡くらいしたら?と言うが、おばさんのところに置いてもらおうかな♪と掃除を始めた。連絡くらいしたら?だよ、ほんと。
勇は青山にもあさっての本番にも来ないとかばいきれないと言われる。
団体客が来て手伝っていた桃は志乃にヤジを飛ばす客の前で八木節を歌う。部屋に戻った志乃はさすが神野桃だと笑う。「お笑い事件簿」が好きな志乃にはバレていた。今なら間に合うと優しく励ます志乃に抱きついて泣く桃。
勇に電話をかけていた春子の前に現れた桃はいつも通り明るく振る舞う。春子は母の知り合いの借金を返してくれた妻を亡くした子持ちの金持ちの男性と結婚するつもりでいると聞き、桃は仕事に燃える。これからは仕事一筋!と駆けつけた勇に言う。
実家の面々も優しく迎える。
挫折を乗り越え、成長した桃。(つづく)
ひとつも共感がないのになぜか見続けている。最終回30分拡大!? 木下恵介アワーとかぶるじゃないの。