TBS 1972年3月16日
あらすじ
浄子(上村香子)が故郷に帰ったので、新(水前寺清子)たち看護師は大忙し。浄子の帰郷は結婚に関係があるらしいと知って、新は大いに気になるのだが、ゆっくり同僚に話を聞くヒマもなかった。母の友(山岡久乃)も勤務時間が過ぎても仕事を手伝っていた。浄子のかわりにと新は虎之介(石坂浩二)の手伝いをしたが、二言目には浄子と言う虎之介に、新は大ふんがいだった。やっと忙しい一日も終わり、新は部屋に帰ったが、浄子が突然戻ってきた。
2024.11.28 BS12録画
ひとりブツブツ言っていた新の前に押し入れに隠れていた友が顔を出した。こたつの天板に座るなんてお行儀の悪い新。友は婦長と夕飯を食べると言い、新に寂しいと言わせて、オープニング。
作:平岩弓枝
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音楽:平井哲三郎
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こころの詩(うた)
作詞:サトウハチロー
作曲:佐良直美
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古山友(こやまゆう):山岡久乃
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島省三:佐野浅夫
水戸浄子(きよこ):上村香子
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斉藤小雪:小鹿ミキ
高野順子:沖わか子
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きみ:大鹿次代
青柳ひろ子:藤夏子
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店員一夫:山崎猛
店員和子:金長晴子
中川幸子:佳島由季
中川:鶴賀二郎
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十儀介(つなしぎすけ):伊志井寛
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十龍之介(つなしたつのすけ):児玉清
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十鉄之介(つなしてつのすけ):岡本信人
十太(つなしまさる):水野哲
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国枝美映子:奈良岡朋子
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志水辰三郎
鎌田真由美
富沢政男
エースプロ
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佐久間貴子(さくまたかこ):乙羽信子
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宮川八十子(やすこ):宝生あやこ
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宮川十七子(となこ):佐良直美
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相沢桃(あいざわもも):沢田雅美
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相沢万希男(あいざわまきお):井上順之
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相沢希(あいざわのぞみ):大空眞弓
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プロデューサー:石井ふく子
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演出:川俣公明
病室
おじいさん患者の付き添いをしていた友に「お母ちゃん、お母ちゃん!」と病室に駆け込んできた新は、部屋でアイロンつけっぱなしだと慌てたが、部屋のドアが開いていて十七子がちょうどよく温まったアイロンをかけようとしていた。十七子は浄子が田舎に帰ってしまい、自炊をしようとしたが寝坊をして面倒になり、部屋に来たのだと言う。何だ、このドタバタ。十七子は普段、浄子に任せっぱなしなの!?
十家ダイニング
虎之介は浄子が田舎に帰ってしまったことが心配。
薬局
先日、お弁当を食べたお礼に万希男にオーデコロンを渡した。
夜中の2時3時まで起きて酒を飲んでいる妊娠7か月の女性。夫が深夜レストランのコックで寂しいのだと言い訳をするが、島先生が注意する。そんなことってあり? 待合室にハンドバッグの忘れ物があったと桃が報告に来た。ハンドバッグを忘れるなんて…とあきれる桃と虎之介だったが、島先生は妊娠するとボーっとするのが常だと言う。
赤ん坊を背負った女性が順番抜かしで診察室に駆け込んできた。
6話で帝王切開した中川幸子さんね。首もすわってない赤ん坊を背負ってきた幸子は主人が出ていったんです~と泣き崩れた。この時代の妊婦さんって、こんな感じ? 怖すぎる。
こころ
幸子を連れてきた桃とあとから島先生も店に来た。幸子は授乳する時間も把握しておらず、赤ちゃんの面倒ばかり見て、夫をほったらかしにしていたら夫が出ていったと言う。
小児病棟
新は子供たちにまた歌ってよと言われるが、仕事が忙しく、その暇がない。
休憩室に戻ってきた新は桃に忙しすぎると愚痴をこぼす。小雪も来て、浄子がいないので忙しいと言い、浄子は母の病気で宇都宮に帰ったんじゃなく、結婚の話ではないかと話す。
十家リビング
院長に看護婦が足りないとイライラして言う龍之介。きみさん、お茶!と何度も呼びかけたが、私だって忙しいんですと逆に怒られた。
薬局
十七子が万希男に忙しいと愚痴をこぼすと、5時過ぎて仕事の終わった万希男は帰ろうとしていた。桃は忙しく帰れそうもない。待合室には幸子がまだいた。
廊下
病人の食事の準備をしている友。婦長や新も手伝う。
診察室
虎之介にお茶を運ぶ新。出産が始まるというので虎之介はすぐ出ていった。
待合室
幸子のもとに中川が駆けつけた。通りかかった虎之介は一番迷惑なのは赤ちゃんだと中川夫婦を叱りつけた。新たに生まれた赤ちゃんの泣き声を聞いて仲直りした中川夫婦。
島先生は産婦人科医、虎之介は小児科医。
十家リビング
十七子の母、八十子が来た。国枝先生からカルテの書き方を厳しく教えられた十七子はカルテの書き直しを命じられた。
こころ
店を手伝う万希男。8時過ぎても帰ってこない桃を心配する希。桃は十病院に焼売定食8人分を注文しに来た。心配した希は親子どんぶりを作ってあげると引き止めた。この店も万希男や希の手伝い込みでやってるのはどうかと思うよ。
廊下掃除をする友。婦長は院長から焼売定食がごちそうしてくれると言い、うちへ帰ると言う友を誘う。
診察室
新は虎之介からクリップやホチキスのある場所を聞くが、浄子がいないと分からないと言われてイラっと来た。
相沢家
テレビを見ながら親子丼を待つ桃。希は本を見ながら作ろうとしていた。歌が流れてたんだけど、歌声は相良直美さんっぽい気がした。
十家リビング
院長、八十子、龍之介、国枝がくつろいでいると、外科の部屋でカルテの整理をしていた十七子がきみに頼んでいたおにぎりを取りに来た。
病院の廊下
虎之介と新が病院の見回りをしていた。虎之介は新に誤解をしていると弁解しようとするが、新にネズミがいると言われて急いでナースステーションに駆け込んだ。
新が虎之介がネズミが苦手なことを知って笑いながら部屋に入ってきた。婦長は新の苦手なものはお母ちゃんと言い、新はお母ちゃんが苦手なものはガマガエルだと笑う。
外科の診察室
大きなおにぎりを前にずいずいずっころばしを歌っている十七子。歌詞に出てくるネズミにビビっている虎之介。
相沢家
1時間かけても親子丼が出来上がらない希。食堂をやっていながら料理が苦手な設定ってよく分からない。30過ぎても本見ないと親子丼が作れないなんてという桃に出てけ!と怒鳴りつける希。
ナースステーション
国枝が桃の分の焼売定食を食べたので、きみが作ったおにぎりを代わりに食べるように言い、いつも一人だから大勢の食事は楽しいと言って帰っていった。
こころ
桃のフォローをする万希男。希は雨が降ってきたので桃を迎えに行くように万希男に言う。
十家リビング
ようやく落ち着いた龍之介と院長。龍之介は忙しいと一日があっという間に終わると話した。
十病院
桃は万希男が迎えに来ていて、希が怒ってないと知って笑顔になる。お、今日のミュージカルパートは万希男! 相合傘の桃は合いの手のセリフだけ。
外科の診察室
八十子が十七子にお茶を持ってきた。虎之介から帰るように言うが、八十子は十七子と虎之介の縁談を勧める。十七子は話を聞いて大笑い。前のシリーズとは違うのね。
春秋荘に帰ってきた婦長や古山親子。お風呂は今夜あったかいから休もうか?と昔は何かとお風呂に入らないね。仏壇に友が買った200円の梅の花が飾られていた。
浄子が帰宅した。今晩泊まると思っていたので八十子が十七子の部屋に泊まることになっていたので、浄子が婦長の部屋に泊まることになった。婦長は浄子のために古山家に行き、パンを借りに行った。
浄子はもうどうしていいかと婦長の前で泣き崩れた。
古山家
10時過ぎに突然帰ってきた浄子を気にする新。早く寝ろと友に言われて、おかしいよ!と歌い出す新。
十家リビング
院長、鉄之介が虎之介にガールフレンドがいないのかと聞くと、虎之介は怒って出て行った。
古山家
十七子が虎之介が来て話し込んでるから部屋に置いてほしいと聞き、新は羊羹を切って、部屋に行くと羊羹を切り始める。(つづく)
忙しい忙しいで忙しすぎるまま50年以上来てしまったんだね。