TBS 1988年3月7日
あらすじ
母から父・平吉(藤岡琢也)の病状が悪いと聞かされ、一日でも早く家を建てる為にがむしゃらに働く桃(泉ピン子)。それを知った社長・古葉(丹波哲郎)の温情で桃は頭金を借り、急ピッチで家を建てた。家族は驚きながらも大喜び、感激する父であった。引越当日は杏の司法試験合格発表があり、祖母に春子と君子も駆けつけて神野家は新居祝いと合格祝い、二重の喜びに沸いた。そしてその夜、平吉が急逝した。
↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。
2023.11.16 BS11(イレブン)録画。
ナレーション:奈良岡朋子
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神野桃:泉ピン子
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神野杏:紺野美沙子
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神野高子:林美智子
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神野はつ:赤木春恵
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日野明子:小林トシ江
太田事務員:山崎智巳
その他:芸プロ
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神野平吉:藤岡琢也
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大川勇:矢崎滋
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曽我:岡本信人
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青山幸代:浅田美代子
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立野春子:東てる美
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立野君子:草笛光子
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古葉公三:丹波哲郎
あらすじにすべて書きすぎ。
昭和54年、新人賞をもらった桃はますます忙しいタレントになっていた。CM録りがうまくいかず遅れてしまった。猫がなかなか鳴かなかったって無茶させてないだろうなあ!? そのシーンがなくてよかった。
実家に帰った桃はやっぱり気兼ねするからアパートを借りると言う。高子は桃に話があると言い、翌日、勇も交えてテレビ局の喫茶店で会った。高子は一人暮らしをやめてほしい、平吉の心臓の調子が悪く手術できない状態で糖尿病がよくならないと手術ができないと言った。
高子は神経質な平吉に病状を伝えていない。桃には少しでもそばにいて欲しいと言い、桃は契約した部屋を解約することにした。勇は本人に病状を伝えては…と言うものの、この時代はやっぱり伝えない方が普通!?
桃は父さんのために家建てる!と勇に仕事を入れるように言う。
12時過ぎに帰って来た桃を出迎えた高子と平吉。お茶漬けを食べたいと言う平吉を止める高子と桃。平吉は桃に糖尿病のことを話した高子をとがめる。糖が出たらまた入れればいいんだとヤバイこと言うなよ、平吉〜。
古葉プロ
勇が事務所に行くと曽我が社長室に行くように言う。古葉から桃のスケジュールを聞かれた勇が答えると、生身の人間のスケジュールか?と怒鳴る。曽我も社長室に来て、ギチギチスケジュールを褒める。
しかし、古葉は大きな俳優に育てるためにくだらない仕事を受けるなと怒り、曽我は育てるまでにお金がかかった、勇もどうしても金がいるんですと反論した。
神野家
桃は熱があり、平吉は休めと言い、迎えに来た勇に文句を言う。役者が金で働くようになったらおしまいだと桃をビンタ。熱あるってのに! 好きでやってると家を出たもののふらついてしまい勇にも休むように言われた。
楽屋で寝ていた桃の前に古葉が家の頭金の1,000万円の小切手を持って来た。今の仕事のペースでは体を壊すから金を貸すと言う。土地や家のことは勇に任せた…って勇だって忙しいだろ! 秋までに家が建つだろうと言うが、そんな急ピッチで大丈夫?
7月、10月と試験を受け続けた杏の試験も終わり。みんなで杏を労う。
勇と桃は突然、家族を住宅地に連れて行き、ここが家よ!とサプライズ。はつの部屋も作った。家って、相談して決めたいよねえ。このドラマでは珍しいロケ! 家の中はセットっぽい。
新しい家に引っ越した神野家。杏の合格発表で平吉が見に行っていたが、まだ帰ってこない。君子と春子も古葉に聞いて手伝いに来ていた。また何も言ってなかったの!? 君子は高子と初対面ながら仲良くなった。
平吉がフラフラで帰宅。駅からタクシーが捕まらず歩いて帰って来たと言い、杏の合格を知らせた。君子、春子、勇、はつもお祝いする。
桃は平吉に肩を貸して2階の部屋へ。1階に部屋作ればよかったのにな〜。長生きしてくださいと言う桃に思い残すことはないと言う平吉。しかし、1つだけと桃が舞台に立ってるところが見たい、杏が法廷に立っているところが見たいと言う。孫の顔が見たいと言い出さない親父でよかった。
桃に庭の木に桃の木を植えたいと言いながら眠りについた平吉。
リビングで女たちの笑い声が聞こえる中、平吉は誰も看取られずに亡くなった。(つづく)
橋田ドラマって割とこういう死に方多くない? 橋田壽賀子さんの理想だったのかな。