TBS 1987年10月26日
あらすじ
桃(泉ピン子)は、両親と妹・杏(佐藤由紀絵)の住む家を出るが、警察に補導されてしまう。思いつくまま立野君子(草笛光子)の名をあげて引き取ってもらった桃は、翌早朝、君子の小料理屋"辰巳"で生涯の友となる彼女の一人娘・春子(東てる美)にめぐり逢う。ふたりの勧めで桃は店の2階に住み、店の手伝いを始めた。そして常連客・古葉公三(丹波哲郎)に励まされ、働く喜びで気持ちを紛らわせていた。
↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。
2023.10.17 BS11(イレブン)録画。
ナレーション:奈良岡朋子
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神野桃:泉ピン子
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神野平吉:藤岡琢也
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神野高子:林美智子
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神野はつ:赤木春恵
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神野杏:佐藤由紀絵
川村貞夫:渡辺寛二
婦人警官:別府康子
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その他
劇団 ひまわり
劇団 日本児童
劇団 いろは
芸プロ
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立野春子:東てる美
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立野君子:草笛光子
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古葉公三:丹波哲郎
杏が小学校から帰ってきたが、桃は家を出ていた。はつが神野家に来て、桃は高子が実の母でないことは知っていたが、平吉と高子をかばっていたと話す。しかし、平吉は、はつがペラペラ話してしまって恨まれたのだと思っていた。この機会にはつは高子への不満を漏らす。おお、嫁姑! ただ、怒りは平吉にも向いてるから平等だけどね。
高子が泣きながら部屋を出ると、杏も聞いていて、桃とお母さんが違うの?と泣いていた。
深夜1時過ぎ、高子は仕立物をしながら起きて待っていた。電話が鳴り、出るとはつからだった。高子は桃の家出をお義母さんに話すことないのにと平吉に文句を言う。
深夜4時過ぎ、街をぶらついていて婦人警官に補導された桃。
小料理屋「辰巳」
仕入れから帰ってきた春子が桃が補導されたという連絡を受けた。住み込みで美容院に入りたい桃だったが、身元引受人がいないため断られ続けていた。桃と同じ歳の春子だけど泉ピン子さんと東てる美さんは全然実年齢は違うのね。
君子は自分の口が災いしたことだからと家に置くつもりでいる。春子も明るく、桃に優しく接する。君子と春子の仲睦まじい様子を羨ましそうに見ている桃。
神野家
杏はショックを受け、口も聞いてくれないと高子がはつに話す。やっぱり桃の母親になるべきではなかったとはつに漏らす。はつは基本的には優しい姑だね。
小料理屋「辰巳」
橋田ドラマ名物の繁盛店! 桃は店の手伝いを始める。客に丹波哲郎さん。豪華ね。閉店は午後11時。料理は午後9時頃までであとは酒を飲むお客様のみ。板前の貞夫も奥さんが交通事故で下半身麻痺になってしまったため早めに帰っている。
貞夫は「おしん」の辰則(若い頃)だよね。
「おしん」は覚えてたけど、「はね駒」はすっかり忘れてた。
君子が桃にいったんは家に帰るように説得していると、平吉が君子の店を探し当て訪ねてきた。もー、殴るのはやめてほしい。
2階で平吉と桃の話し合い。桃は散々母を苦しめた高子が母親になったということが許せないと話す。平吉のみんなお前のためなんだよというのずるくないか?
1階に降りてきた平吉はしばらく桃を置いてくれないかと君子に頼んだ。春子は2階に行き、様子を見にいくと桃は涙を拭いていた。
君子と平吉の話し合い。君子は桃を預かることを承諾する。平吉の涙ながらの演技がいいね。
2階で春子の生い立ちを聞く桃。春子は父親がおらず、君子が屋台から店を始めたのを見ていた。春子自身も中学を出て高校へは行かずに「辰巳」を手伝っている。君子は桃を預かると言うが、高校へ通うこと、部屋は春子と一緒だと言う。君子は自宅へ帰り、春子と桃は店の2階に住み込む。
神野家では平吉と高子が桃の荷物をまとめる。立派な娘に育てると静に誓った高子だったが、思いは通じてなかったのかと虚しくなる。
翌朝、河岸から帰ってきた春子。桃は高校へは行かずに職業安定所へ行く。(つづく)
一目で気に入って協力的になる人が現れるというのも橋田ドラマあるあるって気がする。