徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】 おんなは一生懸命 第5回

TBS 1987年11月2日

 

あらすじ

学校に通うことが条件で始まった"辰巳"での下宿生活だが、桃(泉ピン子)は登校せず昼は美容師の見習い、夜は店の手伝いの毎日。ある夜、店で喜劇タレントとマネージャーを連れた古葉公三(丹波哲郎)の前で桃はモノマネをしてみせる。やがて桃の嘘が平吉(藤岡琢也)や君子(草笛光子)にバレ、平吉は説得に店を訪れるが桃の決意は固く、諦めて帰る。しかし君子は学校に行かないなら出ていけと桃に迫った。

↑原作本ではなく、エッセイ集らしい。

peachredrum.hateblo.jp

2023.10.18 BS11(イレブン)録画。

 

ナレーション:奈良岡朋子

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神野桃:泉ピン子

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神野平吉:藤岡琢也

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神野高子:林美智子

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神野はつ:赤木春恵

神野杏:佐藤由紀絵

川村貞夫:渡辺寛二

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秋野ナス:仲一也

秋野キュウ:西ヒトシ

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辰巳の客:村上幹夫

太田事務員:山崎智

その他:芸プロ

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曽我:岡本信人

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立野春子:東てる美

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立野君子:草笛光子

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古葉公三:丹波哲郎

 

 

小料理屋「辰巳」

「ただいま帰りました」と帰宅した桃。高校生編はまだ続くのね。図書館へ行くと言って出かけた桃だったが、君子は言葉通り信じていて明日から高校へ通うように言う。

この日の夜の「水曜日のダウンタウン」は面白かったな~。さすがに40代を超えると学生服に無理がある。

 

それにしても橋田ドラマを見ていると、「行ってまいります」「ただいま帰りました」とキチンと言いたくなる。

 

部屋に戻った桃は、高校合格に喜ぶ平吉を思い出して涙。藤岡琢也さんのカメラ目線の一人芝居がいい。平吉は高等小学校しか出ておらず、桃を何とか大学に行かせたいと思っていて、今しかできないことをと手紙に書かれていた。「おやじ太鼓」の敬四郎ちゃんはホテルを辞めて、その後、寿司職人になったのか、3度目の大学受験したのかなあ。

 

部屋に入ってきた春子に仕事が決まったと話す桃。見習いで1日800円。見込みがあれば夜間の美容学校に通わせてもらえる。

 

相変わらず店は忙しく、見ていられない桃が手伝う。また古葉が来店。桃は同席した男たちを秋野ナス、キュウにそっくりと言う。お、岡本信人さんがいる。

 

神野家

桃を心配してはつが来ていた。15年、育ててきたのに一度やったことは消えないと後悔する高子。まあ、ねえ…。でも自分の子供もいるのに差別せずに女優も辞めて育てたんだよね。高子が母親としてはすごくいい母親なので複雑になる。

 

小料理屋「辰巳」

客は古葉たちだけになっていた。古葉は芸能プロダクションの社長で連れてきた秋野ナス、キュウも本物。桃は古葉たちの前で美空ひばりのモノマネを披露し、古葉たちを喜ばせる。以前は春子も女優としてスカウトしたが、君子がヤクザは世界と大反対して話は流れていた。

 

春子たちの部屋

さすがに風呂上がりの春子と桃が10代設定は…それなりの年齢になるまで気になり続けるな、こりゃ。しかし、自伝的ドラマなら終盤になるまで年齢が追いつかないんだよね。

 

朝、桃は新しく決まった職場へ。雑用だけどなかなか厳しそう。

 

が、そんな生活が長続きする道理はない。

 

学校へ行くと言って美容院に通って1週間。日曜日、ついにバレ、平吉が「辰巳」に来た。正面切って父親と思っていないと言った桃に平吉は今日限り桃の面倒は見ないと言い、店を出た。

 

これで正々堂々美容院へ通えると言う桃に君子は学校へ通わせるという約束だったから出ていけと言い、平吉の元へ帰るように言う。

 

桃はお世話になりましたと頭を下げ2階へ。

 

「あったかいんだから」のCMびっくりしたあ。富山常備薬の常備浴。

結局、「辰巳」を出た桃を春子が追いかける。喉渇いたという春子と喫茶店に入った桃。家に帰るつもりもなく、美容師になれない、家には帰れないから住み込みの仕事を探す。君子に渡されたお金を春子が渡すが受け取らなかった。

 

春子はこのままでは帰れないと桃について公園へ。古葉のところへ行ってみようと提案。

 

事務所に行くと、社長は不在。マネージャーの曽我は春子にオーディションの申し込み用紙を渡した。

 

しかし、古葉が帰社したので、春子、桃と社長室へ。チョコレートパフェが女子高生らしいアイテム? しかし、3つも頼んでたから古葉社長も食べるのか。

 

チョコレートパフェを立って食べながら話を聞いた古葉は曽我にアパートの部屋を桃に貸すように言う。それにしたって岡本信人さんいつ見ても全然変わらないように見える。

 

会社で借りてるアパートと言うが、本当に古びたアパートで便所と炊事場は共同。貸布団屋から布団が届く。曽我はブツブツ文句を言いながら帰って行った。桃は新しいカーテンを買うと早速片付けを始める。しかし、あんだけ日当たりがいいならまだマシ。

 

小料理屋「辰巳」

君子は桃が芸人になると聞き、怒るが、春子は見守っててあげようとアパートの住所は教えなかった。

 

泣きながら部屋を掃除する桃。(つづく)

 

17歳でこれだけ根性があれば成功するわなあ。母が美容師、父が元旅芸人ということで両方の血を受け継いだ道に進んだということかな。