TBS 1977年1月27日
あらすじ
舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ。
2023.9.14 BS11(イレブン)録画。
浜川家
信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。
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東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。
千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。
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南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。24歳。
トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。
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明:羽田勉…千絵の次男。
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戸倉家
克子:赤木春恵…千絵の前夫の母。聰と明の祖母。
聰:松田洋治…千絵の長男。
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三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。
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高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。
湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。秋田出身。
小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。
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野口恒介:佐藤英夫…信乃の幼なじみ。信乃には「こうちゃん」と呼ばれる。
協力/九段・一口坂 さかぐち
ダイニング
東作、南平、敬太、のんちゃん、明で朝食。桃子が来ないので明が食べないと言うと南平が呼びに行こうとするが、台所から出てきた信乃が敬太に呼びに行くように言う。
2階のせんべい干し場
敬太がせんべいを取りに来たので、信乃は敬太に桃子との縁談の話をしたと伝えた。敬太は戸惑いの表情。信乃は4月か5月にお式を…って、そこまで考えてたの!? 敬太は動揺して失敗し、常吉に怒鳴られる。
あられ老舗はまかわ
桃子も動揺して、お釣りの渡し間違えをしてしまい、客から指摘される。いいお客様でよかったね。
店の客:馬場恵美子…1960年代~80年代辺りいくつかドラマ出演している。
桃子は敬太のことを前向きに考えようとしているが、千絵は桃子や南平の気持ちを知った以上、応援することにしたと話す。
信乃はトキの部屋に呉服屋が来ているから、桃子に訪問着を作ってあげると言う。結婚衣装は貸衣装でもお色直しはそうはいかないって、そういうものなのね。千絵は止めようとしたが、桃子は受け入れた。
トキの部屋
桃子の訪問着選びにトキも若い女の子の着物を選べるとウキウキ。信乃はトキや東作に敬太との縁談があると話す。東作は早すぎるんじゃないかと怪訝な表情。桃子は4月で満二十歳。敬太と南平は同じ歳。トキは死に水を取ってもらうなら桃子がいいらしい。嫁でもない使用人に死に水を取ってもらうってどんな心境?
呉服屋:中島元
呉服屋さんは前もトキの部屋に来てたね。
あられ老舗はまかわ
店番をしていた桃子に敬太が喫茶店で会おうと一方的に言う。
ダイニング
トキは南平に敬太の縁談のことを話し、焦っちゃダメよとアドバイス。
あられ老舗はまかわ
南平は千絵に夕飯はいらないと伝えて、自筆のメモを桃子に握らせて配達に出かけた。キャー!
ダイニング
南平がまた千絵にしか出かけることを伝えてないことを怒っている信乃。心底めんどくさそうな東作。のんちゃんは残業がないのでパチンコに敬太や桃子を誘うが断られた。明はパチンコに行きたいと言ってたけどね。信乃はのんちゃんにお嫁さんを探してあげるからねと言う。トキは敬太と桃子のことを話してのんちゃんを驚かす。
あづま亭
こうちゃんに相談する南平。こうちゃんのアドバイスは「諦めろ」。東作が勝手な真似をしたので南平までそうだとしーちゃん死んじまうぞと脅す。客がいるのにカウンターでタバコを吸ってる店主・こうちゃん。こうちゃんはしーちゃんの方が重要なんだよね〜。南平は桃子と待ち合わせをしてるので帰ろうとしない。
喫茶店
敬太は自分の気持ちを分かってもらえただけでいい。敬太も桃子もはまかわでこれからも働きたい。敬太は桃子の気持ちが決まるまで待つと言った。桃子は何でそんなに信乃に心酔してるんだろうな?
はまかわの店の前で敬太と話している桃子を目撃した南平が声をかけると桃子は店に入ってしまった。桃子って住み込みだった?
茶の間
帰りの遅い南平にイライラの信乃。南平のコートモコモコしてかわいい。
台所
南平は桃子を諦めようとしていた。本当にそれでいいの?と何度も聞く千絵。千絵さんは恋愛脳なのかな。まあ、前夫が亡くなって割とすぐ子供を置いて再婚できる人だしな。南平は字を書くのは右、箸は左。
東作たちの部屋
東作に南平が桃子のことが好きだと話す千絵。南平の気持ちを何となく知っていた東作は縁談を急ぐ信乃も知っているだろうと言う。そして東作も南平と桃子の結婚には反対。桃ちゃんじゃなぜいけないの? 使用人だから? 教養がないから? 貧乏人だから?とたたみかける千絵。
納得できない千絵は信乃に一言物申そうとして、また東作に殴られる。寝ていた明から飛び出してきて千絵に抱きついて泣く。
茶の間
明の泣き声に部屋を飛び出そうとした信乃を止める南平。
日曜日。千絵は朝のうちに夕食まで作り、信乃には戸倉家に行くと言う。信乃は昨日の夫婦喧嘩のこともあり、帰ってくるの?と心配する。
朝起きた東作は千絵がいないことに焦りを見せ、ダイニングで信乃に問い詰められる。
戸倉家
聰と明はこたつでオセロ? 千絵は戸倉に泊まると言い、克子は戸惑う。
東作たちの部屋
東作は寝っ転がっている。
南平は手紙を書いて桃子の部屋に差し込んだ。やはり住み込みだったのか。「おしん」の仁みたいに使用人部屋に忍び込むような下衆じゃないんだよなあ、南平は。桃子と敬太の結婚を祝福する内容で桃子は涙を浮かべる。(つづく)
橋田作品の中ではまあまあ恋愛色の強い作品に見える。まあ、「道」の朋子と市郎に関心がなかったせいかも(^^;;
1週間が早すぎる。今週はもう終わり。