TBS 1976年12月2日
あらすじ
舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ。
2023.8.31 BS11(イレブン)録画。
浜川家
信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。
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東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。
千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。
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南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。
トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。
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明:羽田勉…千絵の次男。
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三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。
三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。
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高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。
湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。
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小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。常さん。
小田麻子:大鹿次代…常さんの妻。パート主婦。
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野口恒介:佐藤英夫…信乃の幼なじみ。信乃には「こうちゃん」と呼ばれる。
協力/九段・一口坂 さかぐち
ダイニング
のんちゃんと敬太は信乃不在を心配している。
千絵は食事を信乃の部屋まで運び声をかけるが無視。南平が代わって部屋に入る。食べたくないと言う信乃にお母さんの体なら1日2日絶食してもどうってことない、むしろその方がいいと言う。
ダイニング
トキは千絵に信乃のことは気にしなくていいと言うけど、東作が信乃の味方をするので機嫌を損ねた。
信乃の部屋
南平は信乃の説得を続ける。千絵に休みを作ればいいと言うが、主婦や母親に休みはないという信乃。主婦だって今では家事労働が認められて、主婦が交通事故に遭ったら賠償請求出来る時代になったんだよと南平が言い、早く産まれすぎたと信乃は言う。いつもみんなの食事が終わってから食べていた信乃は温かいおみおつけなど食べたことがない。
桃子が信乃の肩揉みに行く。桃ちゃんの旦那さんやお姑さんになる人は幸せね〜。いい人見つけてあげるからね〜と信乃に言われて何とも言えない表情をしている。
千絵は信乃に手紙を書いてそっと部屋の前に置いた。手紙を読む信乃。
朝、表の掃除をしていた千絵を東作が呼ぶ。信乃のいる茶の間に行き、信乃が返事の手紙を差し出した。ニコニコ機嫌がいい。
工場
職人たちは信乃の復帰を喜ぶ。
ダイニング
千絵はトキと話をするうち、信乃と和解したこと、お小遣いを10万円もらったことなどを嬉しそうに話したため、トキは信乃を呼び出し、嫁を甘やかすなと説教した。トキは機嫌を損ね、千絵が信乃に謝る。信乃はもらった生活費の割に豪華な食事だとつっこみ、千絵の持参金を持ち出していたことを指摘。自分も同じようなことをしていたと信乃が言う。
あられ老舗はまかわ
忙しい桃子に代わって千絵も店の手伝いをすると言う。千絵は洋品店で3年働いており、包装もお手の物だと言う。接客も手馴れている。
店の客…横山泰代、大山豊
大山豊さんは1話でも客として登場している。常連さん?
トキの部屋
呉服屋を呼んで着物を見ているトキ。呉服屋役の中島元さんはたくさんのドラマに出演されていて97歳でご存命!? 出演作品に「おしん」の留吉。大工で田倉商会を子供服縫製所への改造を請け負った。ほうほう。
ダイニングにいた信乃にトキは呉服屋の請求書29万2000円を渡す。
ダイニング
今日の歌は、のんちゃんの歌う「潮来笠」。
のんちゃんの演歌は南平たちには不評。上手いんだけどね。
あづま亭
こうちゃんと話をする信乃。千絵は自分の気持ちを便箋5枚に綴っていた。その気持ちが嬉しいなどと話す。
東作は信乃が千絵に渡した手紙の中身を気にするが、千絵は言わなかった。そういう気遣いをトキにもやってかないとね!
あられ老舗はまかわ
東北なまりの女性が来店。敬太の母親だと言う。敬太の母・湯村けいは杉山とく子さん。テレビドラマ版「男はつらいよ」ではおばちゃん役でさくらは長山藍子さん。千絵の顔を見て、桃子だと勘違いする。
映画の5作目では長山藍子さんがマドンナ。母親が杉山とく子さん。
何となく訛りが福島かなあ? 敬太の母親は信乃と話をし、敬太の友達が続々結婚していることから結婚相手を探していると言う。今日の敬太は仕事を休めないが、戦死した弟のいる靖国神社に一人でも行きたいと言う母に信乃は桃子に案内を頼む。信乃はわざわざ秋田からいらしたのに〜だって。秋田か。
そば屋?
桃子の家庭事情を聞き出す敬太の母・けい。
ダイニング
敬太は妙にけいの言動を警戒している。
あられ老舗はまかわ
桃子に会いに来た杏子。田舎の人だから縁談じゃない?と気にする杏子って、もしかして敬太のこと…!? 桃子は、けいを優しい人だがちょっと独りよがりだと評価。
茶の間
敬太の母親は信乃に桃子のことが気に入ってる、嫁にすると言い出し、信乃は困惑。田舎の婆さんだね〜。
南平と桃子がどこかから帰って来た。南平は敬太と関係ないの?とさりげなく桃子に探りを入れている。うわ〜、いい、この2人!(つづく)
嫁姑平和な時は別の問題が起こる。いや、案外、信乃と千絵の問題は早く片づいて、違う問題がいろいろ出てくるのかもしれない。「道」みたいに最後の最後まで秋野ゴタゴタが続くパターンではないのかもと最後のシーンを見て思った。