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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマほんとうに 第21回

TBS  1977年2月24日

 

あらすじ

 

舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ

2023.9.21 BS11(イレブン)録画。

peachredrum.hateblo.jp

浜川家

信乃/しの:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。幼なじみの恒介には「しーちゃん」と呼ばれている。

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東作/とうさく:関口宏…信乃の長男。中卒で職人の道へ。

千絵:長山藍子…東作の妻。前夫と死別。息子2人。

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南平/なんぺい:草刈正雄…信乃の次男。大学を中退し、せんべい職人へ。24歳。

トキ:市川翠扇…信乃の姑。東作と南平の祖母。

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明:羽田勉…千絵の次男。

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戸倉家

克子:赤木春恵…千絵の前夫の母。狭心症で亡くなる(19話)。

聰:松田洋治…千絵の長男。

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上條家…千絵が17歳から奉公していて、親代わり。

祐人:山村聰…千絵の仲人。人類学の教授。

昭子:奈良岡朋子…祐人の妻。

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三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。4月で20歳。

三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。スーパーの店員。

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高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。のんちゃん。

湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。秋田出身。南平と同じ歳。

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小田麻子:大鹿次代…常吉の妻。「はまかわ」でパートをしている。

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野口恒介:佐藤英夫…信乃の幼なじみ。信乃には「こうちゃん」と呼ばれる。

 

協力/九段・一口坂 さかぐち

sakaguchi-arare.com

 

あられ老舗はまかわ

南平と桃子が店番をしていると祐人が顔を見せ、信乃を呼び出した。

 

台所では南平がお茶の用意をし、ダイニングにいた信乃にトキが仲人にひと言挨拶したいと息巻いているが、信乃が止めた。ヒステリーの出しゃばり女房!と大声で騒ぐ。いつか対決が見られないものだろうか。

 

茶の間

祐人、東作、信乃の話し合い。祐人は昭子に黙って出てきていて、東作や信乃に頭を下げ、千絵を離婚をさせたくないと話す。東作と信乃も同じ気持ち。

 

ダイニング

麻子が夕食の準備。今日はカレー。

 

戸倉家

千絵は夕食作りをしていて、ぼんやりし、浜川のこと考えてたんだろと聰に指摘される。千絵が責められているように感じ、明と聰がケンカになる。

 

昭子がシチュー、ショートケーキ、手作りクッキーを持参した。明も聰も昭子が苦手で部屋に引っ込んでしまう。昭子は浜川からビタ一文もらうなと生活費を無理矢理渡す。祐人が来て、昭子に今後一切口出しするなと命じる。

 

茶の間

祐人が間に入れば大丈夫かもと信乃と南平は希望を持つが、トキは祐人は昭子と何年も連れ添ったんだから尻に敷かれた腰抜けだと言い、このまま離婚した方がいいように言う。東作も昭子は悪い人ではないけど贔屓の引き倒しで千絵のことになるとおかしくなると言い、明と聰は違う、聰はもう自分を持ってる、自分を憎んでると諦めるようなことを言う。何かといえばすぐ「疲れた」。

 

ま、東作は一時が万事こんな感じよね。結局、信乃や南平がどうにかする展開かあ!?

 

戸倉家

祐人、昭子、千絵、聰、明のいる重い茶の間。祐人は聰を説得するが、失敗。兄弟を離れ離れにしたのが間違いだったと千絵が言う。浜川にいたのが幸せだったあ? 千絵は前に働いていた洋品店に声をかけてもらい、そこで働く心づもりでいる。

 

部屋に戻った聰は心の中で克子と話をし始め、明におばあちゃん死んじゃったんだよと言われる。明の前でも克子の姿が見えるなんて、聰、大丈夫か!?

 

翌朝、学校に行く聰。明も電車に乗って一人で幼稚園に行くと言い張り、千絵を困らせる。親の都合に振り回されっぱなし。

 

あられ老舗はまかわ

こうちゃんが信乃のために芝居の切符を買ってきた。おばあちゃんの分も2枚。しかし、しーちゃんは芝居の切符を桃子と敬太に譲ると言い、こうちゃんはニヤニヤ。南平にも早く嫁さんもらおうと言う。南平に恋の相談をされた割に桃子と圭太の結婚が決まったことを嬉しそうに聞くこうちゃんはホント、しーちゃんがよければいいんだよね。

 

戸倉家の前で南平が待っていた。まだ千絵と明は帰ってきていない。聰に何か食べに行こうと誘う。

 

甘味処

南平は、しーちゃんとこうちゃんの再婚を東作と2人して反対したことを後悔していると聰に話す。だけど、いつもしーちゃん優先のこうちゃんもあんまり子供たちにとってはいい父親にならなかったかもね。南平が目の前で手品を見せると、聰は泣き出し、おしるこも食べずに店を出て行った。血のつながらない父親っていっても、南平みたいな関わり方をするような男性ならともかく、すぐ疲れたと諦める東作ではねえ。

 

あられ老舗はまかわ

南平が帰ってくると、東作がどこ行ってたんだと怒り、組合に行ってこいと押し付けられる。南平は東作が外回りで千絵と知り合ったことを指摘し、東作ににらまれ、失言でした!と謝る。

 

南平は桃子をスケートに誘うが、お芝居に行くと断られた。桃子が自分でちょっと太めと言ってるけど。そうかね? 芸能人サイズじゃなかったってこと? 南平も結婚おめでとうと手紙書いた割に結構ぐいぐいいくね。

 

戸倉家

千絵と明が帰ってくると、聰は真っ暗な中、仏壇の前に座っていた。克子と対話していて、浜川に行ってもいいと言い出す。聰は南平が好きだと言い、僕も!と明も言う。タイミングちょっと間違えてたけどね。明の好きな人は南平、おばあちゃん、敬太、のんちゃん、桃ちゃんと東作の名前出ない。まあ、千絵を殴ったところも見てるし、当然か。

 

ダイニング

信乃と桃子は人が少なくて寂しがる。

 

あられ老舗はまかわ

敬太が店の閉店作業をしていると杏子が来た。桃子と結婚するのか問いただし、桃子に会わずに出て行ってしまう。

 

のんちゃんはイライラした東作にこってり絞られ、千絵が戻ってこなければ店を辞めると敬太に話し、東作に聞かれた。気まずい東作は飲みに行こうと誘う。

 

ダイニング

信乃は千絵を迎えに行くといい、前もって電話をするが、不在で心配する。東作は、上條さんとこに行ってんだろ、そんな女だろと言い捨てる。

 

しかし、そこに明が「こんばんは」と玄関に入ってきて、続けて千絵、聰も入ってきた。聰はしっかり挨拶もし、トキには賢そうな子だと気に入られる。今から大学に入れる話までし始める。ババア! 千絵の前では愛想いいんだよな。

 

敬太とのんちゃんはなぜかスーツに着替えて玄関に現れたが、これじゃ飲みどころじゃないなと察する。近所の飲み屋に行くのかと思ったら、女性のいる店にでも行くつもりだったんだろうか。

 

店に杏子が来て話があると桃子を呼び出す。若奥様が帰ってきたから〜と断ろうとしたが、杏子が店を飛び出してしまい、桃子が追いかけた。南平がちょうど帰ってきて何が何だか!?という感じ。(つづく)

 

今週分、とりあえず聰のことは解決。

 

しかしさ、ナンペーはどうなる? なんで戸倉家で飼う設定にしたんだ。中途半端に犬を出してきて中途半端にどうなったか分からなくなるのやめてほしい。「道」でも朋子と市郎が出会うきっかけになったモンタは途中から全く姿を見せなくなったし、そもそも狭い部屋で飼っててノイローゼになってベランダから飛び降りて骨折というかわいそうな設定だった。昭和のドラマは見ごたえがあって面白いんだけど、動物絡みだけは見てられない。

 

それにしても、東作が苦労しなくても聰が気遣って浜川に帰ってくる展開。あーあ。