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【ネタバレ】ディンゴ[4Kリマスター版]

1991年 オーストラリア/フランス

 

あらすじ

田舎町で野犬の捕獲を職業としながら、地元のバンドでトランペットを吹いている青年ディンゴ。幼い頃、伝説のミュージシャン、ビリー・クロスが即興演奏する場面に遭遇して以来、ジャズミュージシャンに憧れているが、現実は満たされない日々。そんなある日、パリから一通の手紙が届く。

ディンゴ UHDマスター版blu-ray

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2024.2.4 ムービープラス録画。

 

映画のジャンルとして好きなのは、ヒューマン、野球そして音楽。私自身は全く音楽の素養なし。

 

あ、音楽に着目していたら野犬の捕獲だと!? 映画のことを調べようと「ディンゴ」と検索すると犬と出てくるのはそのせいか。野犬の捕獲をしてるから“ディンゴ”という愛称?で呼ばれている。

 

プーナ・フラット

1969年1月14日

 

飛行機が荒野に降り立ち、ビリー・クロスという黒人トランペッターが演奏を始める。

住民たちは演奏に魅入る。ジョン・アンダーソンという少年は「最高だった」とビリー・クロスに伝えたが、すぐ飛行機に乗って行ってしまった。

 

大人になり、ジョン・ディンゴ・アンダーソンは野犬の捕獲をしている。砂地に罠を仕掛け新聞紙を引いて砂をかぶせる。

 

ディンゴはトランペットを続けていて、ディンゴの妻はディンゴにバースデーカードを送って欲しいとパリのビリーに手紙を書いて出した。妻と娘が2人。野犬狩りのときはトレーラーハウスで移動していて泊まりがけらしく、帰ってくると妻子に歓迎される。

 

夜は仲間と練習。ガラーンとした音楽スタジオ?

 

トレーラーハウスの中でビリー・クロスのライブ版レコードを聴きながらイメージトレーニング。

 

罠を仕掛けた場所には石だけが置かれていた。野犬狩りと言うけど残虐な場面はありません。あ、でも野犬にやられた羊は出てくる^^;

 

パリ行きの資金を貯めているディンゴ。妻が銀行の支配人と知り合いのため、銀行に預けていない。お金持ちになったピーターというのは子供の頃、ディンゴと一緒にいた少年か。知らない俳優ばかりだと誰が誰だか状態。

 

バンド仲間に手紙を見せるディンゴ。エージェントに認められ、レコード会社と契約することになったと大喜び。妻に洗濯機を買って帰ったが、バンド仲間のアーチーのイタズラと分かり、妻から洗濯機を返してくるように言われる。

 

パリ行きのために3000ドル貯めていることをピーターにバラされ、夫婦ゲンカになった。

 

洗濯機を家に運ぶディンゴ。遅くなると返品できなくなると言う妻に俺の才能を信じていないんだろとキレる。

 

草原でトランペットを吹いていると飼い犬が吠えた。少し先にいる野犬に銃を構えると、脇にビリー・クロス一行の幻が見えた。

 

カフェで新聞を読んでいたディンゴはカウンターに座る客から曲は売れてるか?と嘲笑された。陰湿な田舎町で見てるのがキツい。

 

ディンゴ&ザ・ダスダーズの演奏で人々は踊る。

 

ピーターが私を愛しているからパースへ帰らせたと言うディンゴの妻。はぁ〜、そういう展開もあるのか。

 

ディンゴはピーターに会いにパースまで行き、犬の世話を頼む、妻には近づくなと警告してパリへ単身向かった。

 

ジャック・ブーランのエージェントに行ったが、営業時間外で会ってもらえず、ビリー・クロスにも会えなかった。

 

地下道で迷ったディンゴは電話帳を切り取り、タクシーに乗ってビリー・クロスの自宅へ。門の前で話す練習をしたが、留守で向かいのバーへ。帰ってくる気配はなく街角でトランペットを演奏し、警官?に注意された。

 

朝、クロス夫人がディンゴを迎えに来た。2回目の電報は本物だったと驚く。

 

同じく朝、ディンゴの自宅にはピーターが車を走らせて来ていて、妻を口説いた。

 

ディンゴはビリー・クロスの自宅で目覚め、ビリーと対面した。ビリーは自宅スタジオで電子オルガンを弾くが、トランペットは吹かないと言う。

 

1969年は日本人を熱狂させた年でオーストラリアに降り立ったのは偶然。しかし、ビリーは偶然などないと言い切る。

 

ビリーが運転するドイツ車に乗るディンゴはビリーになぜトランペットを吹かないのか聞くと、ビリーは脳卒中になったと言う。事故も起こし、そのまま近くのジャズ・クラブへ。

 

演奏を見ていたビリーとディンゴ。ビリーはディンゴが演奏できるよう手配していた。

The Jam Session

The Jam Session

  • provided courtesy of iTunes

プロの演奏に加わるディンゴ。さらにビリー・クロスも演奏に加わる。ステージ上にいながらビリーの演奏に魅入るディンゴ。演奏が終わり、歓声の中、ビリーがディンゴを観客に紹介した。バンドメンバーにまたやろうと言われるが、ビリーは、ここではディンゴの音は出せないと否定的。

 

ディンゴは娘たちが待っているとビリーの家を後にした。

 

トレーラーハウスで帰宅したディンゴだったが、自宅に妻子の姿はなかった。隣人を訪ねると、家族や仲間がディンゴのためにサプライズパーティーを開いた。仲間たちと早速演奏を始めた。(終)

 

妻がバースデーカードを送って欲しいと手紙を書いたり、最後も「ハッピーバースデーディンゴ」の文字が貼られてて、たった数日の出来事だったのか。

 

ジャズトランペッターのマイルズ・デイヴィスがビリー・クロスというジャズトランペッターを演じた。映画公開の1991年、マイルズ・デイヴィスは65歳で亡くなった。田舎の陰湿さが随所にみられて、音楽っていいなあ〜ってな気分になれなかった。