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【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマほんとうに 第1回

TBS  1976年10月7日

 

あらすじ

 

舞台は東京の老舗のせんべい屋「はまかわ」。 はまかわの次男 草刈正雄とお店で働く大竹しのぶとの恋愛模様を軸に、 定番の嫁・姑・親子の問題を交えて描く昭和のホームドラマ

2023.8.17 BS11(イレブン)録画。

 

「心」(1980年)、「道」(1978年)よりさらに古いドラマ。3作連続で橋田ドラマをやってくれるとは思わなかったなー。ありがたい。

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「道」に出ていた伊和田朋子役の大竹しのぶさんの友人の田代静子役の東海林典子さんを調べていたら「ほんとうに」というドラマが出てきたので気になってました。

 

主題歌は草刈正雄さんの「ほんとうに」

ALONE AGAIN (NATURALLY)

ALONE AGAIN (NATURALLY)

  • provided courtesy of iTunes

草刈正雄さんの歌声は以前「アローン・アゲイン」のカバー曲で聴いたことがありました。山崎まさよしさんみたいな歌声で上手。

 

浜川家

信乃:京塚昌子…「はまかわ」の女主人。

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東作:関口宏…信乃の長男。

千絵:長山藍子…東作の妻。

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南平:草刈正雄…信乃の次男。

トキ:市川翠扇…信乃の姑。

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明:羽田勉…千絵の次男。

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戸倉家

克子:赤木春恵…千絵の前夫の母。

聰:松田洋治…千絵の長男。

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上条家

祐人:山村聰…千絵の仲人。

昭子:奈良岡朋子…祐人の妻。

*

三浦桃子:大竹しのぶ …「はまかわ」の従業員。

三浦杏子:東海林典子… 桃子の妹。

*

高木則夫:岡本信人…「はまかわ」の職人。

湯村敬太:江藤潤 …「はまかわ」の職人。

小田常吉:田武謙三…「はまかわ」の職人。

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川原美知:研ナオコ …南平の友人。

 

協力/九段・一口坂 さかぐち

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わー、1976年の街中からスタート。日本橋周辺かも? 

 

車から降りた南平が美知からネックレスを受け取り、歩き出す。研ナオコさん、サラサラのショートカットでキレイ。草刈正雄さんはもちろんめちゃくちゃカッコいい。

 

あられ老舗はまかわ

店員の桃子が女性客を接客している。踊りを習っていてどうのこうのと…若いのにちゃんと世間話をしようと奮闘してる。女性客の佳島由季さんを調べたら、劇団青年座所属で60歳の若さでお亡くなりになっていることが分かり、勝手にショック。ドラマの中では若い女性だもんね。

 

もう一人、店の客としてクレジットされていた大山豊さんは94歳でご存命なのもすごいと思いました。

 

桃子は次に客として現れた南平の相手をするが、桃子は南平が「はまかわ」の息子であることは知らずに則夫が坊ちゃんと呼びかけて初めて知る。岡本信人さんは「道」でも伊和田の従業員だったけど、全然変わらない。

 

南平は2階でせんべいを乾かしていた母の信乃を驚かせた。「道」より2年前の京塚昌子さんは2年分若い気がする。兄の結婚式だというので留学先のアメリカから急遽帰ってきたが、信乃は長男の結婚には反対している。

 

則夫が桃子に南平の個人情報を話している。2浪の末、アメリカの大学に入り、今2年生。南平は祖母のトキにも顔を見せる。トキ役の市川翠扇さんは女優・舞踏家だそうで、このドラマから2年後の1978年に64歳でお亡くなりになってるから、そりゃ見たことないわけだ。しかし、白髪の市川さんが当時62歳!? 60過ぎると本当におばあちゃんって感じなんだね。

 

トキと信乃は嫁姑の関係みたいだけど、信乃はお嫁さんって感じじゃないね。割とズバズバ言いそう。トキは孫の結婚式を楽しみにしてるっぽいのに信乃は結婚式に出ないとまで言っている。

 

裏で煎餅を焼く常吉はベテラン。敬太は青年。敬太役の江藤潤さんは「心」では佐和の見合い相手。

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仲人との打ち合わせ。廊下で聞き耳を立てる子供たち。松田洋治さん小さい。「おしん」より前だもんね。千絵は次男の明は連れて行くが、長男の聰と別れて暮らすことになり、泣いている。長男の聰が松田洋治さん。

 

仲人は上条祐人と昭子。「心」、「道」メンバーが続々。山村聰さんは「心」では会社社長。奈良岡朋子さんは「道」では小料理屋のママ。千絵は上条家に17歳の時に奉公に来た娘で祐人は妻の昭子にも「先生」と呼ばれている。克子は千絵の前夫の母ですごく優しそう。赤木春恵さんは金八の校長先生をやる数年前で白髪のカツラ?

 

千絵は前夫と死別し、なぜだか東作と結婚する。昭子は戸倉さんさえ死ななければ姑や大姑も頑張っている家に嫁ぐことなかったのにと千絵のことを思って泣く。東作の前でそんな話しなくても。おー、関口宏さん!

 

はまかわに帰ってきた東作は南平と再会。3年前に旦那を亡くした千絵と親しくなったが、労働力目当てって感じだな。愛情はあるらしいけどな? ちょっと福太郎に比べても冷たい感じだな。単純に私は小野寺昭さんは見た目が好きだったから、余計冷たく見えるのかもしれない? そしてやっぱりよくタバコ吸うよね~。

 

東作の結婚祝いパーティー。敬太のギターで南平と桃子が歌う。何の歌だろう? 桃子の妹の杏子が顔を出した。東海林典子さんは「道」では同級生、こっちでは姉妹! 杏子は近くのスーパーの寮に暮らしている。則夫はお祝いに「人生劇場」を熱唱する。

人生劇場

人生劇場

  • 村田英雄
  • 演歌
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

一人で明日の準備をしている信乃に話に来た南平。則夫の歌が聞きたくなかったのか!? 信乃も千絵と同じくらいの歳に夫を亡くしたが、子供も同じくらいでも再婚を考えなかったし、まして子供が離れ離れになるなんて許せないと思っていた。南平に自分のできないことをしている嫉妬だと指摘され、信乃は怒る。

 

しかし、南平がお土産のネックレスをプレゼントするとちょっと機嫌が直った。ネックレスがかけづらそうでちょっと面白かった。道からネックレスを受け取った時はスルッと取れてたもんね。

 

千絵と克子で最後の夜を過ごす。克子は息子の保険金を千絵に渡す。こっちのお姑さんは優しいね〜。千絵の前夫が生きていた時は3人で飲んでいた。ふいに聰が起きてきて千絵の膝に乗る。やっぱり松田洋治さん、昭和の子役で断トツにうまい。泣かせる。

 

はまかわに顔を見せた美知は飛行機の切符を買ってくれていた。最初に登場した時も運転手付きの高級車に見えたからお金持ちのお嬢さんなんだろうな。そんなやりとりを見ていた桃子は南平と目が合うと逃げて行った。(つづく)

 

大竹しのぶさんは小動物系の可愛さ。草刈正雄さんと身長差がものすごいからねえ。「心」→「道」→「ほんとうに」とシリアス度合いが増してる。

 

関口宏さんは私が物心つく頃には司会者という感じで「クイズ100人に聞きました」「わくわく動物ランド」「東京フレンドパーク」「知ってるつもり?!」「サンデーモーニング」「ギミア・ぶれいく」等々…めちゃくちゃ司会の番組は見てました。80年代半ばくらいまではドラマ出演もしてたみたいだけど、それは記憶になし。

 

母親が京塚昌子さんで関口宏さんと草刈正雄さんが息子って無理ないか?と思うけど、でも不思議と関口宏さんの息子の関口知宏さんなら草刈正雄さんと並んでもそんなに違和感ないかもと思ってしまう。