TBS 1978年11月30日
あらすじ
舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…
2023.6.15 BS11(イレブン)録画。
主な登場人物
伊和田(いわた)家
わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。
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亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。元ホステス。
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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。
周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。24歳。
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小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。
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従業員
古出長子(ちょうこ)…泉ピン子。高子と同じ歳。
三浦太平…岡本信人
中田国夫…尾藤イサオ
松島時枝…茅島成美
泊三生…金子扇太呂(「心」では「一村」の従業員・太郎)
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時枝の息子・松島哲也…吉田紀人(「心」のター坊)
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藤原市郎…中村勘九郎
丸山敏之…赤塚真人
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森村初子…園佳也子。スナック葵のママ。
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健…田島真吾。亜紀の弟。グレて家裁送りになり、福太郎と亜紀の出会いを作る。
東都大学農獣医学部
朋子は友人・田代静子(東海林典子)にコンサートに誘われたものの店の手伝いがあるので断っていると市郎と敏之がモンタを連れてきて、朋子を食事に誘った。モンタを繋いでいるリードが金属製の鎖なのが時代を感じた。静子が朋子に代わって断った。しつこいねえ。敏之が何度となくあんな女とか言うのが嫌だね、藤井のくせに。微妙に無礼なところが「本日も晴天なり」を思い出すよ。
東海林典子という名前の女優さん、かわいい顔してる。「道」と同じ木8枠の「ほんとうに」というドラマにも出ていたそう。これも橋田壽賀子ドラマで、こちらも京塚昌子さんが姑、長山藍子さんが嫁。夫が関口宏さん。関口宏さんは私が幼いころからもう司会者のイメージだったから演技してるところ見たいな。
伊和田家
家に帰った朋子は亜紀の子供たちが寝ているのに気付き、毛布をかけた。わかはさっきまで騒いでたのにねえと平然としている。朋子は亜紀が3日も帰ってこないのは、わかにも原因があると言うが、わかは聞き入れない。
わんこそば屋「伊和田」
店に来た亜紀の子供たちが「お腹すいた!」
清水家
初回に交番にいたおばあさんの息子夫婦の元におばあさんを引き取るように言いに行った福太郎。
夫・忠義は福田豊土さん。昔のドラマを見てるとよく出てくる。「心」にも刑事役で出てたっけ。この夫婦は妻・邦子(本山可久子)の要望で別居していて、福太郎の状況とかぶるが、母を引き取るべきと夫を説得する福太郎は、かなり偏った考えの調査官でこんな調査官ヤダ。
本山可久子さんはいろいろなドラマに出演してますが、金八では塚部洋の母役。
スナック葵で働く亜紀。ママは連絡をよこさない伊和田家を愚痴る。このスナックは「二人の世界」でいう“スナック”に似てるな。喫茶店的な感じでママも亜紀も健もカジュアルなエプロンをあてていて、夜の店という感じはしない。レーズンバター出したりしてさ。長子の誇大表現で亜紀はホステスをやってたのかと思ったけど、あの店の感じでは違うな。わんこそば屋と同じ飲食店店員にしか見えない。
閉店後
夜食はありあわせのものだからうどんで従業員たちはウンザリ。今までは亜紀がサンドイッチをこしらえてたもんね。しかし、長子だけは亜紀がいなくても大丈夫と言う。
福太郎たちの部屋
福太郎は亜紀が自分で考えを改めるまで迎えにいく気はない。10時過ぎに帰ってきた周子に少しは手伝ったらどうなの?とキレるわかになぜ夫婦げんかのとばっちりを受けるのかと言う。福太郎は亜紀は手伝いじゃないんだぞと亜紀をかばうが、はあー!? 高子、周子は家にお金を入れてれば、堂々と大きな顔できるのにな。そこは残念。
翌朝、長子は亜紀の代わりに掃除をし、高子のためにサラダを作った。さすがに家のことを何もしない高子にキレるわかだが、高子は気にしない。今まで部屋の掃除や洗濯なども亜紀にやらせていた。それはさすがにひどい。わかは高子に独立するように言うがそれは拒否。長子は亜紀の悪口を言い、高子のことは自分がやると言い出した。
出かけようとしたわかと郁が鉢合わせ。郁は報告がないので心配して、その後の進捗を聞きにきた。郁はわかが折れて亜紀の要望を聞こうとしている姿勢に、えらいわ、わかちゃんと褒める。今日は郁が店を手伝ってくれると言う。
「伊和田」にスナック葵のママが来た。亜紀は中卒でずっとスナック葵で住み込みで働いてきたから、うちから嫁に出したようなものだと言い、形だけでも福太郎に頭を下げて欲しいという言葉にわかの表情が変わる。わかは亜紀の考えが変わるまで待つと言い出し、ママは怒って帰ろうとし、仲裁に入ろうとした郁だったが、わかがこれ以上お話しすることはありませんと交渉決裂。
わかは亜紀が謝るべきと郁に怒る。二度とこの家の敷居をまたいでもらいたくない!とまで言い出す。
「伊和田」厨房
長子はここぞとばかり亜紀の悪口を言う。何も女は亜紀さんだけじゃないしとニンマリ。ピンクレディーの「透明人間」を口ずさむ。
わんこそば屋「伊和田」
郁も店を手伝うが、そばをお客さんにかけてしまう。
スナック葵
ママは子供たちを連れてきて一緒に暮らそうと亜紀にいうが、健は別居するだけと復縁を望んでいる。
閉店後
早く帰ってきた福太郎は子供たちと遊び、わかは部屋で仕事をしていた高子や周子を呼び、これからは店を手伝うように強く言う。(終)
まあ、高子、周子も外で仕事してるだけで家にお金を入れるわけでなし、家事も全て亜紀任せはいくらなんでもダメだね。家事やりたくないなら、家にお金を入れて大きな顔すればいい。福太郎には同じこと言わないのかよと思わないでもないが、子供の面倒は見てるみたいだし、さすがにお金も入れてる…よね?
今日は8話。
昨日のあれは何だったんだ。ツイッターで誰も触れてないのもさらに不思議。明日は9話。