徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第24話「さよなら母さん」

TBS 1979年4月19日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.7.20 BS11(イレブン)録画。

peachredrum.hateblo.jp

主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。29歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。定年退職後、おもちゃ屋を開く。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。福太郎が好き。

三浦太平/たへい(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き?

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。高校教師。

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長谷部克利(豊田清)…周子の教え子。歌手を目指している。

 

茶の間

国夫と長子は、わかに朋子とは新宿ではぐれたと言う。高子も周子も大騒ぎするほどのことじゃないと心配していない。福太郎は電話くらいしてくれてもと言う。

 

電話が鳴り、国夫が慌てて出て、わかに聞こえるように奥多摩に一緒に行ったのに新宿ではぐれたんですよね、探してくれてたんですよね?と話すが、国夫ちゃん何のこと?って朋子酷いぞ。わかとかわり、真鶴にいて1時間か2時間かかると話した。

 

茶の間

国夫はわかに朋子のことで騙していたと責められるが、長子や福太郎は国夫がかわいそうだとかばう。福太郎は時々まともなことを言う。

 

伊和田家

朋子は市郎を伴って帰宅。わかは朋子をビンタ。全然当たってなかったけどね〜。「帰ってもらってちょうだい」とわかは激怒する。市郎はまた改めて挨拶に伺いますと帰って行った。高子や周子は挨拶もちゃんとできるしと好印象持つ。

 

朋子の部屋でわかと朋子は激しい口論になる。20歳なんですもの、人を好きになっちゃいけない法はないでしょう?という朋子。大竹しのぶさん、熱演だな〜。さすがの演技。

 

福太郎たちの部屋

イライラしてタバコを吸う福太郎。やっぱり顔が好きだ。玄関で家族全員で立ってる時も長身でさ〜。もう顔しか見るとこがない。

 

わんこそば「伊和田」

店で掃除している夏子と克利。デビューが決まってもまだ店の掃除をする克利だが、居候だから当たり前だとさわやかに言う。長子は昨夜は酷い目にあったと話す。

 

茶の間

亜紀は子供たちを送っていく。福太郎はわかに朋子には何も言わない方がいいと言うが、わかお得意の無視。

 

朋子の部屋

布団をかぶっている朋子に出勤前の高子と周子が励ます。高子や周子は出かけて行き、わかが来て、朋子は市郎の話をする。動物好きな人に悪い人はいないと言うが、犬をノイローゼにさせる人は動物好きとは言えない。動物病院じゃなくて獣医学部のある大学へ連れていくトンチンカンだし。

 

市郎が岡山の果樹園一人息子の長男と聞くと、わかの態度が変わる。マンション借りて一人暮らしなんて〜と地方者への偏見がすごい。それ以外に地方者が東京で一人暮らしをする手段ってなんだよ? 二度とこの話はしないでちょうだい!と部屋を出ていく。

 

茶の間

国夫の気持ちを知っているわかはいずれ一緒にさせてあげると国夫に言う。えー!

 

わんこそば「伊和田」

順と哲也を小学校に送った亜紀は時枝に小学生ならもう送り迎えしなくていいかもと話すと、会話を聞いていたわかは車の往来が激しいからなどと言い始め、おばあちゃんの言うことなんて誰も聞かないもんねとネチネチ。亜紀から朋子の姿が見えないと聞き、焦るわか。

 

おもちゃ屋「メリーゴーランド」

郁の元を訪れた朋子は店の手伝いをするから家に置いて欲しいと頼む。栄二は戸惑うが、郁は家に置くことにする。おもちゃ屋は朋子の手伝いを必要とするほど混んでない。立地はいいのだが、周りはOL向けの店が多い。

 

小玉家

郁の料理を手伝う朋子。子供がいない方が失うものがなくてさっぱりしてていいのかもと言う郁。「だってしょうがないじゃないの」って言ってる〜。

 

わかから電話。栄二が連絡したらしい。郁は朋子の味方だと言うと、親でも子でもない、家には入れないとわかが電話を切った。

 

伊和田家玄関

わかの近くにいた亜紀は朋子を心配するが、福太郎に迎えに行くなと言っておけと話す。

 

茶の間

福太郎は興信所で市郎を調べて、岡山の旧家で真面目な人だと言うが、わかは朋子を手元に置きたかったのに好きな人ができたらそっち…ってそりゃそうでしょ。手元に置くことが愛情じゃないと言う福太郎の言葉に泣きながら部屋を出ていくわか。

 

小玉家で掃除している朋子。

 

夜、市郎を小玉家に招く。朋子は市郎を諦めると言い出す。市郎もそんな朋子に同調する。栄二は、わかのところへ説得に行ったが失敗。郁とはケンカになる。

 

わかが訪問。市郎は顔を合わせない方がいいだろうと郁が奥に隠す。郁は人生狂わせちゃってとわかを責めるが、わかは市郎と会うことにしたと話す。市郎が奥から出てきてわかと顔を合わせる。(つづく)

 

手元に置きたいのは「おやじ太鼓」の両親と同じように思うんだけど、ネチネチ度が違うんだよね〜。今週も早い。