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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第31話「母さんの怒り」

TBS 1979年6月7日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.8.2 BS11(イレブン)録画。

peachredrum.hateblo.jp

主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。元・レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。元・男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学3年生。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…29歳。今は国夫が好き。

三浦太平/たへい(岡本信人)…時枝に告白するも店は辞めた。

中田国夫(尾藤イサオ)…朋子が好き。

松島時枝(茅島成美)…福太郎が好き。

泊三生/みつお(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…朋子の恋人。

藤原源造(下條正巳)…市郎の父。

藤原菊乃(風見章子)…市郎の母。

藤原笑子(里見奈保)…市郎の妹。

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大坊/たいぼう/吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。元・高校教師。

 

日曜日の朝

朋子は市郎の父が来るので早く起きて庭掃除や客間に掃除機をかけていた。わかはあちらのお家とはまだそんなに親しくないのにと言う。

 

わかは市郎の父は午後に来るものだと思っているが、結婚の申し込みは午前中なので、福太郎は10時頃には伊和田へ行く。結婚の申し込むは午前中は「心」でもやってた。

 

朋子は亜紀に電話をして福太郎に話を通した。何となく面倒そうな福太郎。亜紀も子供たちを連れて遊びに行くという。

 

吾郎は急に伊和田家を訪れ、朋子のために料理を作るという。本当は羽根田に会う約束をしていたが、吾郎は周子と結婚するため羽根田の申し込みを断るつもりでいたと話し、二度とこの話はしないでくれと周子に言う。国夫も手伝いに来てくれた。

 

福太郎一家が訪れ、わかは孫たちに会えて大喜び。休みだった長子も亜紀の声が聞こえ、顔を店に来て、寝ていた高子も起きた。相変わらず高子の機嫌は悪い。

 

インターホンが鳴り、福太郎と朋子が緊張しながら玄関に出ると新聞の集金だった。

 

市郎のマンション

菊乃は笑子に帯をしめてもらっていた。源造だけでは心許ないと菊乃も笑子も上京していた。家族総出だ。

 

ダイニング

吾郎が周子に料理を教えていて、亜紀は手伝いながらも微笑ましく見ていて、周子に結婚式はいつ?と聞くが、周子は結婚するか分からないと言い出し、亜紀を困惑させる。

 

客間

市郎の両親が訪れた。両親は長男の福太郎も同席しているため、源造が市郎の大学卒業後に朋子との結婚の申し込みをし始めた。わかの顔がどんどん曇る。わかは朋子は獣医学校の3年生でまだ学校が残っていると言い、そこまでの付き合いじゃないと言い出す。

 

福太郎も亜紀も部屋を出てしまい、源造はわかと朋子の話し合いができていないのではと的確な指摘をする。

 

ダイニング

断ることはいつでもできるから今日のところはもてなしてやろうという福太郎。ケンカになるわかと朋子。

 

客間

亜紀と周子が料理を運び、わかも今日のところは何も言わずに食事をした。亜紀に福太郎を呼ぶように言い、福太郎と朋子も席に着く。後が怖いな。

 

市郎のマンション

帰ってきた両親。お祝いの食事を出されたものの菊乃は、わかの反対の空気を察していて、往生際が悪いのよ、あちらのおかあさんはと本音炸裂。

 

茶の間

知らされなかったのはわかだけで、わかの怒りが爆発。まあ、気の毒と言えば気の毒。祝いの料理をこしらえた吾郎にも怒りを向ける。さすがに周子、朋子、福太郎で吾郎をかばったけどね。

 

部屋を出たわかに高子が私がいるわよとすり寄る。

 

元・福太郎たちの部屋

亜紀は朋子を励ます。亜紀はちょっと伊和田に戻りたそう?

 

厨房

わかの吾郎への態度を見て、これからこんな風にわかに不愉快な思いをさせられることも度々あるだろうとハワイへ行ってと言う。周子は家のためについて行くつもりはないらしい。

 

時枝のマンション

国夫、長子、時枝、夏子がいる。長子は国夫が好きな朋子のために結婚祝いの料理を作るなんて私悔しいとわめき立てる。国夫は10年以上店にいて、朋子は今20歳くらいで、初めて会った時から好きで~と考えると、ちょっと国夫ちゃん!と思っちゃう。

 

わかの部屋

朋子が食事ができたと呼びかけると、わかが来年春の結婚式の話をし始めた。おお〜、承諾したの!?(つづく)

 

吾郎と周子は家出たほうが絶対いい! ハワイはどうかと思うけど近場で小料理屋とかやれたらいいよね。亜紀は亜紀で大家族でワイワイしてた方が向いてたという…あのマンションは周子たちにやったらいいさ。