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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第14話「あとつぎ立候補」

TBS 1979年2月8日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.7.4 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。25歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。

三浦太平/たへい(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)

松島時枝(茅島成美)

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…小型犬・モンタの飼い主。

丸山敏之(赤塚真人)…市郎の居候。

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森村初子(園佳也子)…スナック葵のママ。

健(田島真吾)…亜紀の弟。グレて家裁送りになり、福太郎と亜紀の出会いを作る。

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長谷部克利(豊田清)…周子の生徒。

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大坊(たいぼう)吾郎(渡辺篤史)…周子の見合い相手。

 

わんこそば「伊和田」

店の手伝いに出た周子だが、今までやったことがなく他の従業員の足手まといになる。そこに周子の見合い相手である吾郎が来店。玄関に行っても誰も出なかったので店に来たのだと言う。わかは周子に奥へ案内するように言った。周子は吾郎を見合い相手と今でも思ってないだろうけど。

 

茶の間

郁も子供たちも寝ていた。吾郎は起こさない方がいいと自ら2階まで子供たちを運ぶ。

 

2階

周子は学期末で学校を辞めるといい、吾郎はわけを聞くが周子ははぐらかした。

 

茶の間

郁に事情を聞く吾郎。

 

わんこそば「伊和田」

再び店に出た周子は、また邪魔にされる。

 

茶の間

吾郎が栄二の様子を見にいくと一人でお茶漬けをかっこんでいたと言う。子会社にでも勤めてもらい退職金とこれまでの蓄えでのんびり旅行にでも行きたかった郁。

 

高子と克利が帰宅。吾郎は克利が歌手になると知り、受験はどうするの?と心配する。店から戻って来たわかと周子。周子は克利をお母さんの元へ返すと高子と言い合いになる。立ってお芝居している京塚昌子さんを見ると、娘世代の中田喜子さんや結城美栄子さんより長身なんだね。

 

調べたら身長162cm。1930(昭和5)年生まれと思うとかなり長身だと思う。「ゲゲゲの女房」のモデルになった布枝さんも長身で悩んでたけど、昭和7年生まれで165cmだったかな。

 

高子と周子の言い合いに家を飛び出した克利。周子が玄関で泣いていると、吾郎はそこまで教師が一人の生徒に責任を持つことない、周子はおせっかい、そんなことで教師を辞めるなんて愚の骨頂、生徒は克利だけじゃないと諭す。

 

わかと郁がいる茶の間に来た朋子は周子と吾郎が恋人みたいだと報告。

 

翌朝

ダイニング

朝食の用意をする朋子と長子に克利の行方を聞く周子。

 

周子は店の掃除をしていた克利の思いを聞く。克利は流行歌手になりたいわけじゃない、思い切り打ち込めるものが欲しいと答えた。周子はいつでも学校に戻れるように留年の手続きをするが、お母さんには歌手のことは言わない方がいいと言う。えー!? それは言うべきなんじゃ? 一緒に掃除していた夏子は周子が克利が歌手として成功すると思ってないんですねと指摘。

 

ダイニング

今日は幼稚園で豆まきがある。幼稚園の行事にはいつもわかが行っているのだが、今日に限って洋(よう)は母さんに来て欲しいと泣く。朋子は亜紀に行かせたらいいと言うが、福太郎は拒否。洋はますます泣き出し、順も父さんのバカ!と肩をポカポカ叩く。

 

スナック葵

朋子は亜紀に幼稚園に行くように説得していると、わかからも電話が来て幼稚園に行くように言う。亜紀に優しい朋子に健は好感を持ち始めた。

 

茶の間

絶対帰らないという郁とわかの会話がなんとも味があって面白い。わかは50万円の小切手を書いていた。これでアパートの敷金や権利金は買えるでしょう、と。「心」といい、ポンと大金出すよねえ。でもさ、福太郎がそのくらいのお金あるでしょ〜!

 

あけぼの幼稚園

豆まきに来た亜紀。福太郎は豆まきに参加するため仕事を切り上げて来たから、子供たちには会わないように言う。もう! 時枝も豆まきに来ると亜紀は逃げるように帰って行った。

 

わんこそば「伊和田」

福太郎が洋を肩車して帰って来た。福太郎が豆まきに行ったと知り訝しげなわか。家でも豆まきしよう、誰を鬼にしようか? おばあちゃん!という流れが面白かった。わかも地味に気にしてるし。

 

福太郎の部屋

福太郎は、わかに勝手なことするな、俺には俺の考えがあるとあくまで亜紀が改心して家に帰ることを望んでいる。何だかな〜。お前は何なんだよ、本当に。母親にでかい口きく息子ってほんっとに嫌いなんだよ。

 

スナック葵

帰って来た亜紀はママに一杯求める。亜紀は裁判にかけてでも子供たちを離婚して引き取りたいと話す。

 

市郎のアパート

朋子は縁起物だからと節分の豆を持ってきた。レポートをやっていてモンタの散歩にも連れてってやれないと言う敏之。散歩の時間くらいあるだろ! 朋子はいそいそ市郎たちのご飯を作り始める。何で客が料理を作るんだよっ!

 

わんこそば「伊和田」

福太郎、郁、子供たちが店で豆まき。朋子は友達と買い物してくるから少し遅れると言う連絡があった。わかは跡を継いでくれるなら朋子がいいけど、周子でも仕方ないみたいに言う。(つづく)

 

いつの間にか朋子を跡継ぎにしたいと思ってるわか。何でよ!

 

予告

公園で話す市郎と朋子。しばらく会わない方がいいという話をしている。

 

今日は21話。

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今日も小野寺昭さん来てます! 1970年にスナックとしてオープンした喫茶店風の店があまりの長時間労働に昼間だけの喫茶店になるか、スナック葵みたいに夜だけのカラオケスナックになるか分かれたのかな〜などと「道」を見て思う。