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ドラマの感想など

【ネタバレ】二人の世界(全26話) #21-22

1970/12/01~1971/05/25 TBS

 

あらすじ

運命的な出逢いを果たし結婚した夫婦の歩みを、丹念に描く人間ドラマ。木下惠介に師事した山田太一の処女作『3人家族』(68)でも共演した竹脇無我栗原小巻が、支え合うカップルを好演し、姉想いの弟役のあおい輝彦が唄う主題歌もヒットした。著名な歌手のコンサート会場に入れなかった二郎(竹脇)と麗子(栗原)は、意気投合し深夜まで過ごすも別れ難く、急速に結婚を意識し始めた二人は、周囲の反対を押し切りゴールインするが、茨の道が待ち受ける。

二人の世界

二人の世界

  • あおい 輝彦
  • 謡曲
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

21話

誰の目から見ても小さなスナックの主人になった…ってまだ開店2日目の話か!

 

朝7時半に目が覚めてしまった。通勤ラッシュにもまれていた頃には考えられない生活。店を借りる前に話を聞きに行ったお茶屋のおかみさんが来た。近所に挨拶回りをしたせいか友好的。おばあさん役の武智豊子さんは女エノケンとあだ名されていたそうで、ガラガラ声で目が大きく雰囲気わかるな〜。

 

昼のいっときは混む。空いてる時に来たサラリーマンに「マッチない?」と聞かれ、麗子はマッチをすってタバコに火をつけた。その瞬間、遼一が来店。娘のそんな姿を見たくなかったと言い、遼一は店が客を選べばいいと言う。夜の静かな時間用にテレビかステレオをおこうと思っていることを話す。

 

夜、近所の床屋、クリーニング屋、時計屋の若い衆がきたが、とにかくうるさい。足の裏をボリボリかいた手でつまみを食べる。物静かな青年(小野寺昭さん)はうるさくて帰ってしまった。あげくツケで払うと言い出し、麗子は耐えかねて掛け売りはやってませんと言った。二郎はその3人からお金はもらわなかった。

 

お茶屋のおかみさん情報で近所の10軒と離れていない場所に新しいスナック「うぐいす」が建つことを知った。飲食店ブーム? スナック「トム」も開店1ヶ月ほど。

 

ある夜、酔っ払った床屋の若い衆達が来店したが「ここはお呼びじゃなかったな」と帰って行った。二度と来るんじゃねえ! 小野寺昭さんは静かに本を読んでいました。

 

二郎は麗子と初めて出会って食事をした赤坂のレストランのコック・沖田のことを思い出していた。

 

22話

開店1ヶ月を迎え、大きな儲けもないが、赤字もない。しかし、新しいスナックができるため、何か特色を出そうと二郎は考えた。

 

今日は恒雄が店にいて、二郎は沖田の店にいた。二郎は沖田にスナックを開店したことを話し、うちでしか出せない料理を作りたいと教えを乞うた。

 

客がいなくなった時、恒雄は麗子に渋谷にでも行ってきたら?と送り出した。1ヶ月以上休みなし! 昼11時に開店して、夜中の12時まで。久しぶりにリフレッシュして帰ると、関根が新人歌手の女性3人組を連れて来店していた。

 

恒雄は日給3000円をもらったので、終電に急いで走らず、タクシーで帰ろうとゆっくり店内で話した。タクシー代は400円ほど。恒雄は関根みたいなのは感じ悪くて嫌いだと言った。

 

コックの沖田が店の雰囲気を見るために来店。夕方は父親が残業でいない家族連れが来て、カレーやスパゲティを頼む。夕飯の代わりか夕飯までのつなぎか、もっと重いものを出したいと言う麗子。話しているところに初来店客の森山未來風青年が彼女と来てコーヒー2つ頼んだ。しかし、痴話喧嘩で女が泣き出した。

 

新しいスナックの開店が迫る日、スナック「うぐいす」の父親と息子が挨拶に来た。父親は内田朝雄さんでヤクザ映画が多い人か。息子は小坂一也さん。わっかいなあ。生真面目そうな息子とドスのきいた和服の親父。鶯谷に住んでるから「うぐいす」?

 

開店の日、スナック「うぐいす」はサービス券を配り、息子がお茶屋のおかみさんをおばあちゃん呼ばわりして怒られた。あー、おばあちゃんと言っちゃいけないタイプの人か。レコードがうるさいと言われれば、ボリュームを下げろとお茶屋のおかみさんの前で言うくせにいなくなると、ボリューム上げろ!と言っていた。

 

翌朝、沖田が玉ねぎを持って来店。新しいメニューを早速作ろうと言うところで続く。この回が終わったら、再来週の月曜日まで放送がない。あと4話なのに〜。

 

優しそうで話好きのコック役の三島雅夫さんはこのドラマ終了の2年後には亡くなっている。明治39年生まれ…エイスケさんと同じ歳! 若い頃は思想弾圧で何度も投獄された。あぐり美容院を設計した村山知義さんと48年の付き合い…って、エイスケさんと間接的に知り合いだったかも!?