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ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第9話「親と子の初春」

TBS 1979年1月4日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.6.26 BS11(イレブン)録画。

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主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

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福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

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高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。24歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

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小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

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従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。

三浦太平(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)

松島時枝(茅島成美)

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

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酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

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時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

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藤原市郎(中村勘九郎)…小型犬・モンタの飼い主。

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森村初子(園佳也子)…スナック葵のママ。

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健(田島真吾)…亜紀の弟。グレて家裁送りになり、福太郎と亜紀の出会いを作る。

 

今回も 制作協力 山陽放送 とあった。

 

わんこそば「伊和田」

店の貼り紙によれば大晦日の営業は日付の変わる時間まで。年明けは2日から営業。

 

わかは掃除くらいしなさいと高子や周子を起こして回る。

 

ダイニング

郁は6時起きして手伝いに来て、まだ起きてこない高子や周子を甘やかせ過ぎたとわかを叱る。亜紀を諦めたわかは娘3人のうち誰かに継いでもらうといい、朋子がたしなめる。

 

茶の間

栄二も手伝いに来て、家のガラス拭きをする。郁や福太郎も家の中の大掃除。郁はいちばん忙しい大掃除に来ないようでは亜紀はもう帰ってこないだろうと栄二と言い合い、わかの好みの嫁をもらえばいいと言う。財産分与の期限が半年…なるほど、それがドラマの肝か。

 

わんこそば「伊和田」

店は相変わらず忙しい。

 

スナック葵

こちらはのんびりコップ磨き。健は以前、「伊和田」で忙しそうな亜紀に声もかけられなかったと話す。

 

伊和田家玄関

福太郎、周子、栄二で掃除。高子は出かけている。周子は福太郎が亜紀を連れ戻せないことを意気地がないと言い、栄二にたしなめられる。

 

わんこそば「伊和田」

夏子がわんこそばをこぼしてしまい、店はバタバタ。店に入ろうとしていた亜紀は「今日一日店を手伝う」と入って来た。朋子は嬉しそうだが、長子は厨房で大きい顔して帰ってきて~と文句タラタラ。

 

茶の間に入って来た郁が福太郎を呼び出し、亜紀が店を手伝っていると報告。福太郎は店にいた亜紀の腕を引っ張り店の裏へ。よく帰ってくれたじゃないよ。福太郎は、お袋を置いて家を出るつもりはないとあらためて言う。俺が君の味方になれたら…って、何言ってんの。自分が店やるつもりないのに「長男だから」はないだろ〜。

 

茶の間

子供たちは栄二と遊んでいる。哲也が着ている黒と黄色の縞のセーターは「心」でター坊も着てたよな。

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年内の営業終了。奥で順や洋に会っていきなさいというわかだったが、亜紀はそのまま挨拶をして店を出て行った。亜紀を追いかけた朋子に福太郎の考えも聞けたし、お互い大事にしているものが違うと話すが、そんなに簡単に別れないとも言う。亜紀もまだ福太郎が家を出てくれるかもなんて思ってるんだ!?

 

スナック葵裏口

亜紀が帰ってくると健が心配して出てきた。ママも来て、亜紀は新年の挨拶をして初詣に行こうと誘う。

 

伊和田家茶の間

わかと子供たち、小玉夫婦が集まり晩酌。住み込みの長子は今日ばかりは他の従業員のマンションへ行き、一晩中飲むと言う。

 

福太郎は亜紀の決心は固く、妹たちの誰かに婿をとって店を継がせたらどうかと話す。わかは長男、長男と恩着せがましく話すくらいなら家を出ていけと言い出す。遺産放棄した妹たちは当然反発。わかは一代で店を閉めると部屋を出て行った。

 

子供たちの様子を見に行った福太郎は店に座り込んでいたわかに声をかけた。福太郎が商売向きじゃないと知った時点で店を閉めるか、従業員の誰かに店を任せるとか、伊和田家の子供たちにこだわることないのにな〜。福太郎の言う店を継ぐというのは結局、亜紀にやらせるってことだからね。

 

従業員のアパート

福太郎と亜紀はもう別れるしかないだろうと長子が言う。三生はお嬢さんたちの誰かが婿をもらった方がいいと言い、国夫は誰か好きな娘がいるらしい!?

 

伊和田家茶の間

わかと郁はまだ飲んでいる。夫が生きている時は、よっぴき飲んでいた。わかは婿をとることに意欲的になる。長男かわいいばかりに妹たちに負担かけんな! 高子や周子は無理だけど、朋子なら…って獣医学校に行ってるんですが?

 

朋子は自室で市郎に手紙を書いている。(つづく)

 

福太郎は自分の好きな仕事ができるのに娘たちは諦めることになるのかな? なんだかな〜。

 

今日は15話。

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