徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】橋田壽賀子脚本ドラマ 道 第10話「母さんの決心」

TBS 1979年1月11日

 

あらすじ

舞台はわんこそば屋の“伊和田”。 亡き夫の法要の日から始まる。 母にすればこの日に跡継ぎを決めてしまおうと長男の遺産相続と3人の娘たちの遺産放棄を提案する。 だが、長男の嫁はお店の跡継ぎを拒否する…

2023.6.27 BS11(イレブン)録画。

peachredrum.hateblo.jp

主な登場人物

伊和田(いわた)家

わか(京塚昌子)…わんこそば屋「伊和田」の女主人。

*

福太郎(小野寺昭)…長男。家庭裁判所の調査官。

亜紀(長山藍子)…長男の嫁。「伊和田」の若女将。息子が2人いる。

*

高子/こうこ(結城美栄子)…長女。レコード会社のプロデューサー。28歳。

周子/しゅうこ(中田喜子)…次女。男子高の教師。24歳。

朋子(大竹しのぶ)…三女。獣医学生

*

小玉栄二(佐藤英夫)…郁の夫。

小玉郁(乙羽信子)…わかの姉。

*

従業員

古出長子/ちょうこ(泉ピン子)…高子と同じ歳。

三浦太平(岡本信人)

中田国夫(尾藤イサオ)

松島時枝(茅島成美)

泊三生(金子扇太呂)…「心」では「一村」の従業員・太郎。

*

酒井夏子(木原光知子)…亜紀不在のため雇われた山形出身の女性。24歳。

*

時枝の息子・松島哲也(吉田紀人)…「心」のター坊。

*

藤原市郎(中村勘九郎)…小型犬・モンタの飼い主。

*

森村初子(園佳也子)…スナック葵のママ。

*

健(田島真吾)…亜紀の弟。グレて家裁送りになり、福太郎と亜紀の出会いを作る。

*

田代静子(東海林典子)…朋子の獣医学部の友人。犬嫌い。

 

今回になって初めて「花巻 やぶ屋」と店名が出ているのに気付いた。今も営業しているわんこそば屋。

yabuya.jp

玄関

福太郎の靴を磨く長子。周子は自分の靴も磨いてほしいと頼む。2人(高子、周子)のことはしなくていいとわかは言うけど、立場的には福太郎も高子、周子も同じなのにね。長子はかいがいしく福太郎の世話を焼きたがる。

 

ダイニング

わかは高子、周子にお弁当を自分で作ること、クリーニング代だけは出すように言う。わかは長男としての責任感がある福太郎は高子、周子は違うと言うけどそうかなあ?

 

福太郎の出勤前、わかは夫婦別れさせるつもりはないと話す。

 

長子と夏子が茶の間で掃除しながら雑談していると、わかが来て正月休みを取るように言うが、どちらも遠慮する。そこへ郁が来て、働き者の夏子なら養女にしてもいいと言い出す。栄二は今月中に定年退職するが、再就職先はまだ決まってないらしい。

 

郁は婿養子候補を紹介する。29歳、高校教師。小料理屋の息子で学校が終わって手伝いをして大学卒業、教師をしていたものの弟たちが継がなかったので店を継いだが、店は父親が借金の連帯保証人になって潰れた。わかは男の従業員たちを婿に…と考えていたが聞いたことはない。郁は娘たちは仕事辞めることはないと言うけど、そうもいかないでしょ〜。

 

茶店

市郎と朋子が再会。市郎は、わかを気にして手紙の返事も電話もしなかった。市郎からのお土産はマスカット。長男だからいずれ岡山に帰るんでしょう?と朋子が言うと、市郎は映画に行こうとあからさまに話題をそらす。

 

わんこそば「伊和田」

朋子は静子と遊ぶと言って店の手伝いをしないことをわかに電話した。

 

ダイニング

太平と国夫を呼び出したわか。誰か好きな人がいるか聞く。

 

周子の働く高校

教頭(太宰久雄)が先生たちに大学受験に向けての心得を語る。周子は教頭に呼び出され、教え子の長谷部が登校しておらず家出したらしいという噂があると知らされた。長谷川の第一志望は東大だが、学校が面白くないと話していた。

 

長谷部家に行った周子だったが、お手伝いらしき人がインターホン越しに奥様はいない、坊ちゃんも寝ていると拒絶した。

 

市郎に店の前まで送ってもらったが、国夫に見られ、朋子は国夫を呼び出して口止めした。

 

茶の間

娘3人を集めて、国夫か太平(たへい…と読むのね)と結婚するようにわかが言うと、娘たちは笑い飛ばした。あくまで他人事の娘たちにわかは怒る。わかが働けなくなったら私たちが面倒見るからと高子が言うものの、あんたたちに面倒見てもらおうなんて思わないとわかは悔し涙を流す。

 

スナック葵

福太郎が訪れた。ママは亜紀が仕事を探していると話すが、健は母親を大事にしすぎる福太郎を責めた。健は二度と来ないでくださいと福太郎が生活費だと渡した封筒も受け取ろうとしなかったが、福太郎は封筒を置いて行った。

 

亜紀帰宅。中卒の亜紀には子供を引き取って部屋を借りれるくらいの収入を得られるような仕事がなかなか見つからない。ママは編み物や洋裁など家でできる仕事もあるとし、福太郎から預かった封筒を渡した。そんなもん突き返せと言う健だが、亜紀は何も言わなかった。

 

ダイニング

日曜日に箱根に行く福太郎と子供たちのために弁当を作る長子は時枝と哲也も誘われていると知ると、あからさまに不機嫌になる。

 

朋子もまた学校で用事があると言い、出かけた。喫茶店で市郎と待ち合わせ。

 

茶の間

郁が遊びに来た。誰もいない家に子供が何人いてもね…とこぼす。後を継がせることは諦めると言うわかだったが、郁は前向き。高校教師の男を今度連れてくると言う。(つづく)

 

婿選びが始まるんだね〜。

 

今日は16話。

peachredrum.hateblo.jp

茶髪ミニスカートのOLは当時18歳の五十嵐淳子(旧芸名・五十嵐じゅん)さん!