徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】アトランティスのこころ

2001年 アメリ

 

あらすじ

50歳になる写真家のボビーは、幼馴染の葬式のため生まれ故郷に戻る。かつて母親と暮らした家を訪れた彼に、少年時代の思い出が鮮やかに蘇る。11歳の夏のある日、2階の空き部屋に不思議な力を持った老人テッドが越してくる。ふたりは交流を通して心を開き、かけがえのないと友達となるが・・・。

2023.1.10 ムービープラス録画。

 

ボビー・ガーフィールドの元に古びたグローブと新聞記事の切り抜きが届いた。

 

“サリバン氏、交通事故で死去”

“銀星勲章に輝く地元の英雄、交通事故で死去”

 

ジョン・サリー・サリバンの葬式に列席。幼なじみのキャロルも出席しているはずと弁護士に尋ねるが、キャロル・ガーバーは亡くなったと知らされた。かつて住んでいた家に行き、11歳の頃を思い出した。

 

ボビー、11歳の誕生日。母・リズからの誕生日プレゼントは図書館の貸し出しカード(大人用)。父を亡くし、家賃も3ヶ月滞納している。リズはお父さんがお金を残してくれなかったと口癖のようにいう。

 

2階にテッド・ブローディガンという男が住むことになった。リズは紙袋をカバンがわりに使う人はだらしないとあまりいい印象を持たなかった。

 

ボビーは幼なじみのキャロルからバースデーカードをもらい、サリーとも合流して遊んだ。

 

夜はリズとディナーの予定だったが、残業で中止。ポーチでくつろいでいたテッドと話をした。「失われた地平線」を勧められ、ベン・ジョンソンの話をした。イギリスの古い作家か。私が思い浮かんだのはオリンピックの陸上選手だった。

店頭に飾られたファントムの26インチの自転車に憧れるボビー。

 

テッドは目が悪いので、ボビーに新聞を読んでほしいと言う。週休1ドル。リズはそんなテッドを不審がるが、新聞を読むのは承諾した。テッドはキャロルが通りかかったのを見て、あんな子はそうそういない、ボビーといずれキスするだろうとボビーに告げた。

 

テッドの部屋に入り浸り、テッドの話を聞くボビー。アメフト選手のナグルスキーの話を熱心に聞く。リズはそれとなくテッドのことを聞き出そうとする。

 

土曜日なのにリズは仕事に出掛けていき、ボビーは2階に行った。声をかけても返事はなく、ボビーはぼんやり椅子に座っていたが心配になったボビーが抱きつくと急に大きな声を出した。次にこうなった時は絶対触るなと言い、ボビーが祭りに誘っても断った。

 

祭りに出かけたボビーたち。サリー、キャロルの母のガーバー夫人がカードゲームに賭ける。最初はリズに賭け事は禁止されてると遠慮していたボビーだが、カードゲームの男が挑発したため、ボビーも賭け、賭け金を倍にした。

 

観覧車でキャロルとキスをするボビー。うわあ〜、アメリカ!

 

テッドのポーチに集まるボビーとサリー、キャロル。サリーの古いグローブを欲しがるボビーに遺言書に書いておくと渡さない。

 

不動産のセミナーに行くため、週末、家を空けるリズは最初はサリーの家に頼もうとするが、ボビーはおばあちゃんの家を希望した。リズは嫌がり、テッドに頼む。最初は子守はできないと断ったが、ボビーが希望するならと了承した。

 

また自転車を見に行ったボビー。ボビーが店頭の自転車を欲しがっていることを知ってるキャロルは店に入り、店内で自転車を見ていた親子に別の自転車を勧めた。

 

その帰り、いつもボビーに“ゲイ野郎”と絡んでくるハリーと悪友2人に遭遇。キャロルを羽交い締めにする少年たち。そこにテッドが現れた。テッドはハリーたちの名前を知っており、ボビーとキャロルに謝るように言い、ボビーたちには聞こえないようにハリーに女装趣味があることを言い当てた。ハリーは大人しくなり、ボビーたちに謝り、去って行った。

 

リズを見送った後、テッドとビリヤード場に出かけた。その店主の女性からボビーの父親はカードゲームが強くいつも勝っていたと教わった。

 

テッドが共産主義勢力と闘うFBIで超能力を持っている者だと新聞を読んでいて気付くボビ。テッドに話すと認めた。

 

セミナーに行ったというリズだが、同行した男に襲われてあざのついた顔で帰ってきた。森では本を読んでいたキャロルはハリーに思い切りバットで殴られた。嫌なシーン。見つけたボビーが背負って家へ。

 

テッドはキャロルの右腕が脱臼しているのが分かり、ベルトを噛ませて治した。帰ってきたリズはその光景を見て、テッドがキャロルを襲っていると勘違いして怒り出した。ボビーたちの話も聞かずに出ていくように言う。

 

その上、リズは密告電話をかけてしまい、テッドは捕まってしまった。君のことは忘れないよと言い残し、車に乗せられて行った。

 

リズはボストン郊外に仕事を見つけた。キャロルが襲われた公園に行ったボビーは、ハリーにバットで殴られそうになるが、バットを取り返して何度も殴った。

 

キャロルに新しい住所を渡し、再びキス。車で迎えにきたリズに2人で頑張ろうと声をかけ、車は走り出した。天井には自転車が乗ってる。

 

現代に戻り、その家の中に入っちゃダメと声をかけてきた少女がいた。キャロルによく似た少女はモリーと言い、母は数年前に亡くなったという。モリーは観覧車の男の子?とボビーを知っており、ボビーは持参していたキャロルの写真をモリーにあげた。

 

車に乗って走り出したボビー。テッドのその後は知らないが忘れないと笑顔になり、少年時代の自転車に乗ったボビーが映し出される。(終)

 

スタンド・バイ・ミー」的な話だけど、超能力要素が出てくると、そういう話として見てなかったから少し興醒めした。サリーもキャロルも早く死にすぎ。サリーが亡くなって故郷に帰ったのに思い出すのがキャロルのことばかりで、サリーが気の毒。