1995年 オーストラリア
あらすじ
食用だった1匹の子ブタが、ひょんなことから老いた農場主アーサーに引き取られ、ベイブと名付けられる。農場の牧羊犬たちの母犬フライは、ベイブに農場のルールを教えながら、親がいないベイブを、自分の子犬たちと同じように扱って育てる。やがてアーサーはベイブを牧羊犬代わりにしようと思い付き、一途でけなげなベイブはその期待に応えるのに成功する。さらにアーサーは、ベイブを牧羊犬のコンテストに出そうと決心して……。
2022.8.4 BSプレミアム録画。
90年代にヒットした映画は大体テレビでやるので、こちらも見たことありました。甥っ子が遊びに来たら見せようかな~と何十年ぶりかで視聴。字幕版を見るのは初めて。
子豚のベイブは村の「豚の体重当てコンテスト」の景品として、アーサー・ホゲットにもらわれた。ホゲット家は童話に出てくるような家で、馬、牛、アヒル、鶏、犬、猫、羊などたくさんの動物が飼われていた。妻のエズメは、アーサーがもらってきた子豚をハムかソーセージにしようと思っている。
クリスマスの日、娘家族が遊びに来て、義理の息子からファックスをプレゼントされた。孫はアーサーが手づくりしたドールハウスが気に入らず泣きだす。気まずい。
今回改めてみると、アーサー役のジェームズ・クロムウェルやエズメ役のマグダ・ズバンスキーは老夫婦の設定だけど、wiki見たら意外と若かった。ジェームズは当時55才でマグダは当時34歳! そう思ってみるとエズメは他の婦人会メンバーより肌つやぴちぴち。
牧羊犬のメス・フライは面倒見がよく、自分の子供たちと一緒にベイブの面倒も見始める。オスのレックスはベイブに冷たい。そのうち、フライの子供たちは里子に出され、ベイブはフライをママと慕う。
アーサーはある日、ベイブが鶏を色別に整列させていたのを目撃し、牧羊豚として教育を始めた。フライやレックスが羊たちに高圧的に接するのに対し、ベイブは羊たちに礼儀を尽くし、言うことを聞かせた。
ある日、羊たちが野犬に襲われ、その内、1頭の羊が殺された。ベイブの鼻に羊の血がつき、アーサーは羊を殺したのがベイブだと思い、射殺しようとするが、電話がかかってきて、この辺に野犬がいるのだと知った。
牧羊犬コンテストの前日、エズメは婦人会の旅行で出かけていき、雨だったこともあり、フライと一緒に家の中に入ったベイブはエズメがかわいがっている猫のダッチェスからベイブが食用であると知らされ、落ち込み、食欲がなくなる。
アーサーは懸命に看病し、ベイブは元気になった。無口なアーサーのノリノリダンス、若々しい。
コンテスト当日。順番を最後にしてもらい、アーサーはベイブと登場。ベイブが登場すると観客が嘲笑が起こる。いつもの羊と違って言うことを聞いてくれないが、レックスがホゲット家の羊たちから聞いた秘密の呪文をベイブに教える。
「バー ラム ユー、バー ラム ユー、羊毛を着た仲間達に変わらぬ忠誠を、変わらぬ愛を」
羊たちはベイブの言うことを聞き、審査員は満点を出した。いつも無口なアーサーはベイブに向かって「よくやった」と褒めた。(終)
所々、動物に対する雑な扱い(アヒルを高い所から落とすなど)が気になったものの、最後はうっかり感動しちゃう。単純。犬が誠実で猫が性格悪く描かれるのって昔は定番!? ファミリー向け映画で92分と短いのも見やすい。