2008年 アメリカ
あらすじ
銀行で貸し付けを担当するカールは、仕事でも私生活でもNOを連発するネガティブ男。親友の婚約パーティーまですっぽかし「生き方を変えない限りお前は1人ぼっちになる」と脅された彼は、あるセミナーに参加。そこで「意味のある人生を送る唯一のルールは、全てにYESと言うこと」と説かれ・・・。
2022.1.11 ムービープラス録画。
携帯電話で話しながら、レンタルビデオ店にいたカール・アレン。友人のピーターに誘われ、飲み屋へ。ピーターはルーシーとの婚約したことを発表した。その店で偶然、カールの離婚した妻・ステファニーと再会し、すぐ店を出た。
銀行員のカールが銀行の前で休憩していると、ニックという友人が強引にセミナーに誘ってきた。
またしてもレンタルビデオ店からビデオを借りて一人で過ごしていると、カールが婚約パーティーに誘ってきた。誘いを断ると、孤独死するぞと脅して帰った。孤独死してピーターとルーニーに発見される夢を見たカールはニックに誘われたセミナーに出かけた。
イエスマンになるためのセミナー“YES!”の代表テレンスに舞台に上げられ、みんなの前でイエスを言わされるカール。うーん、宗教じみてて気持ち悪い。
セミナーの帰り、見知らぬ男に公園まで乗せて欲しいと言われ、“イエス”と返答。男はカールの携帯電話で電源がなくなるまで話し続ける。車から降りる際には2ドルを要求されるが、結局有り金全部を渡した。その帰り、車は故障…というかガス欠? 夜の公園を走り、ガソリンスタンドにポリタンクを持ってガソリンを買いに行った。
そのスタンドでバイクに乗った若い女性に出会い、ガソリンの入ったポリタンクを運んでもらえた。帰り際、キスしてくれたら嬉しいと冗談で言うが、女性はキスしてくれた。
上司のノーマンに休日出勤を頼まれたカールは承諾し、セレブの顔を作っているケーキ屋の融資を承諾した。ノーマンをノームと呼んだところ、なぜかノーマンに気に入られた。
ピーターとルーニーに誘われ、飲み屋に行ったカールはなんでもイエスということにしたのだと言った。ダンスダンスレボリューションみたいなゲームをしていたカール。酔っ払ってふらつき、近くにいた女性とキスをした。恋人?のイカつい男に絡まれ、表に出てケンカになる。カールが目覚めたのは自宅トイレだった。
同じマンションに住むおばあさん・ティリーに棚を作るように頼まれ、作り終えると、ティリーから誘われるが断った。しかし、直後、犬に襲われたため、ティリーの部屋に行き、誘いに乗る。ティリーは入れ歯を外し、寝転がったカールの下半身へ…。うーん…。
それからもイエスと言い続けるカール。誘われたライブに足を運ぶと、バンドのボーカルがガソリンスタンドで出会った女性・アリソンだった。アリソンは6時に起きて、走りながら写真撮影をするジョギングフォトをしていた。
夜、早く眠ろうとしたカールだったが、ルーニーに誘われてオールナイトで飲んだ。その足でアリソンに会いに行き、テンション高く走り出すカール。アリソン一人じゃなく仲間?もいっぱいいるのね。みんなで走りながら写真を撮る。
倒れてしまったカールだが、アリソンとなんなかんだいい感じになる。
ノーマンに誘われたハリー・ポッターのパーティーにアリソンとコスプレで参加するカール。みんなで「ハリー・ポッター」の映画を鑑賞する。ノーマンはハリーになりきってセリフを言っている。
ようやく解放されたカールとアリソンはアリソンのバイクに2人乗りし、ハリウッドボウル(野外音楽堂)に行き、歌い、キスをする。
カールは融資を乱発し続け、重役に呼ばれる。超小口融資ばかりで98%は完済済み。処分されるのかと思ったら褒められた。
ブライダルシャワーを頼まれていたカールはピーターの婚約者・ルーシーと結婚式場に行く。ブライダル店の店員のスミは浮かない顔をしていたが、カールは習っていた韓国語でスミと話をして、愚痴を聞く。
そのブライダル店で飛び降り自殺をしようとした男に習ったギターで歌を歌い、自殺を止めた。ジム・キャリーっていい声。その後、前妻のステファニーに偶然また会ったが今度は笑顔で話ができた。
空港にいたカールとアリソンは搭乗時間の早いネブラスカ州リンカーンに行き、観光する。突然の雨で小屋に避難したカールとアリソン。アリソンから前から好きだったけど愛に変わったと告白され、一緒に暮らそうと提案され、承諾する。
ロサンゼルス行きの飛行機に乗ろうとしたカールだったが、アドリブ旅行でリンカーンへ行ったことや融資、韓国語、離婚歴などいろんなことを調べられ、警察に捕まった。弁護士でもあるピーターがイエスというセミナーに参加したせいだと弁護して釈放されたが、アリソンには義務でイエスと答えていたのだと誤解された。
以前のようにレンタルビデオを借りて、一人で見る生活に戻ったカール。アリソンのライブに行くが、橋から飛び降りてと言われ、バンジージャンプした。
重役になったカールはノーマンの支店が閉鎖されることを告げに行った。
ブライダルシャワーの日、カールは酒場に関係者を集めた。ノーマンにスミを紹介。ティリーに声をかけられたルーニーはティリーとともに退室。カールと同じことをしてもらったのかな。
恋人が出て行ったと泣きつかれたステファニーを慰めていたカールはステファニーの誘いを断って帰ろうとしたが、駐車していた車がレッカーされてしまい、テレンスの車に乗り込み、驚いたテレンスが事故を起こした。何が何でもイエスと言えと言ったのは、セミナーでカールに恥をかかされそうになったから出まかせを言ったのだと白状した。
バイクを借りて、アリソンの前に現れたカール。同棲は嫌だけど、一緒にいたいと本心を告げた。カールとアリソンがキスしているところを写真に撮るジョギングフォトの仲間たち。
カールはその後もアリソンとボランティア活動を続けた。(終)
断ってばかりで世界を狭めないで、イエスと言おうという前向きな映画だけど、最初からしつこいくらい誘ってくれる友達がいて、銀行員で、別に悲観するような生活じゃないもんなあ。セミナーが宗教じみててそこから引いていた。