2019年 アメリカ
あらすじ
余生をゆっくり過ごすためシニアタウンに越してきたマーサ。だがお節介焼きの隣人シェリルに焚きつけられ、昔の夢だったチアリーディング・クラブを結成することに。集まったのはチア未経験で腕も足も上がらない8人。平均年齢72歳の彼女たちは周囲に笑われながらも特訓を重ねていき・・・。
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2022.3.4 ムービープラス録画。
遺品セールとして自分の不用品を処分する白髪の女性・マーサ。スラっとしてジーンズも似合う。46年住み慣れた街を離れ、ジョージア州のサン・スプリングスへ。街にいるのはお年寄りばかり。
街に着くと、ヴェッキー、ゲール、バーバラという女性たちが歓迎し、施設を案内した。街全体が日本でいう高級有料老人ホームみたいな感じ? 娯楽施設、カートでの移動、気候もよさそうだし、マーサの家も広いし、おしゃれ。
隣人・シェリルは派手な感じで男たちばかり集めて飲んでいた。苦情を警備隊に入れると、シェリルが男たちも引き連れてマーサの家で飲み始めた。翌日、シェリルにランチに誘われ、カートに乗って行ったのは葬儀会場で、食べ放題だと言って、袋に食べ物を入れたりしていた。
その後もビンゴやボウリングに誘ってくるシェリルを無視し続けるマーサ。ある夜、何日も顔を出さないマーサを心配してシェリルが家に入ってきた。マーサの部屋でチアリーディングのユニフォームを見つけたシェリルに昔、チアリーディングをしていたこと、せっかくチームに入れたが、母の病気が発覚し、ユニフォームをもらったものの一度も人前でやったことはないなどとマーサが話した。
翌日、マーサがシェリルを訪ねた。マーサの家には専属の若い庭師がいたが、話を聞くとシェリルの孫だという。名前はベン。55歳以下は住めない街なのでこっそり暮らしている。教師をしているというシェリルを訪ねたマーサは、チアリーディングのクラブを作りたいとシェリルに言い、ヴェッキーや警備隊長に言うが、若い女性でも体力的に難しいし、品位がないと反対されるが、8人集めたらやってもいいと承諾を得た。
オーディションに来たのは5人。エアロビクス、バトントワリングなどをやって来た女性たちが集まった。アリスという女性はゴルフ大好きの夫と暮らしていたが、家を空けるのを嫌がるのでオーディションには来なかった。許可を得ようとしたが「俺が死んでから」と反対された。
しかし、直後、アリスの夫は薬の飲み間違いで亡くなり、マーサは今は声をかけるべきではないと遠慮するが、アリスの方から練習で会いましょうと声をかけられた。練習を始めるが、それぞれ肩が痛い、腰が痛いと言い出した。皆それぞれ持病を報告し合う中、マーサはどこも悪くないというが、トイレで吐いていた。
練習場所のないマーサたちは、シェリルが教師をし、ベンが通っている高校で壮行会で生徒の前で踊ることになってしまった。現役のチアリーディング部からも馬鹿にされながらバラバラの服で踊る。踊りはバラバラ、ぶつかった一人が怪我をしてしまう。
チア部の一人が映像をネットに上げ、笑い者にし、マーサたちのチア部は活動を禁じられた。映像はテレビでも放送された。マーサとシェリルはネットに上げたのがチアリーダーのクロエだと思い、文句を言いに行った。映像を撮ったのはクロエ、投稿したのは別の人。クロエは後悔して泣き出したが、マーサとシェリルに頼まれてコーチを引き受けた。
3週間後に迫った南部最大のチアリーディングコンテストに参加することにしたマーサたち。アリスは恋人もできた。すごく旦那さんに尽くすタイプの女性が明るく積極的になったのが面白い。
シェリルはマーサが体調が悪いことに気付いていた。シェリルの前で死への恐怖に泣き出すマーサ。友達がいてくれてよかったとマーサは言う。
コンテストの日、マーサは遅れて来たがベンに運転させた。怪我をして息子からチア部を辞めさせられたヘレンも迎えに行って出発。最初にマーサを歓迎したヴェッキーが敵側とは思わなかった。
クロエはコーチとの両立が出来ず、チア部を辞めていたことが発覚。8人のおばあちゃんが出来たと言ってたけど、ちょっとかわいそう。
若い女性たちの大会だと言い張る大会受け付けだったが、警備隊長のカールが年齢差別だと言って出場にこぎつけた。ヘレンは車椅子での参加となったが、バトントワリングを披露した。揃いのユニフォームはミニスカート。マーサは足がほっそい! 今度は揃った演技を見せ、観客を魅了した。
花火が上がる。メンバーが増えたサン・スプリングスはマーサの追悼のために踊る。(終)
ネットで話題になり、世界中に広まるというのは「イエスタデイ」と同じ。
アメリカってもっと女の人が強いのかと思ってたけど、アリスなんて割と年配の日本女性にいそうなタイプだった。死んでからのはっちゃけ具合はすごいけど。
シェリルは、すごい怖いおばあさん役で見たことあった。
こういうダメダメだった人たちが賞賛を浴びるみたいなストーリーは定番だけど好きなんだよなあ。
この予告、合間合間に若いチアリーディングの演技が入っていてちょっとこずるい感じがするな。そんな大技やらなくてもすごいのに。