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【ネタバレ】底抜け大学教授

1963年 アメリ

 

あらすじ

アメリカ映画を代表するコメディアンで、ナンセンスなドタバタ喜劇で知られるジェリー・ルイスが監督・脚本・主演をつとめた傑作コメディー。頭はいいが気の弱い大学教授のケルプは、自分の発明した特効薬の力でダンディーな二枚目に大変身。昼はさえない大学教授、夜はプレーボーイという二重生活をおくることになるが…。ジキルとハイドをモチーフにした抱腹絶倒の物語、数ある“底抜けシリーズ”のなかでも評価の高い作品。

2021.3.3 BSプレミアム録画。

 

最初からドタバタコメディ。ケルプ教授は実験で失敗し、部屋は大爆発。メガネ、出っ歯、前髪パッツンの冴えない男。

 

ウォーフィールド博士から大学の施設を私的な実験に使ってはいけないと注意を受けた。

 

次の化学の授業。屈強な男子生徒からフットボールの練習に行きたいと言われて、強く注意するが、体も大きく力のある生徒に棚に押し込まれ、他の生徒も出て行ったが、パーディという美しい女生徒だけが助けてくれた。パーディはステラと名前で呼んでほしいとケルプ教授に言う。ハニートラップ??

 

ケルプ教授はパーディの落とした本を見て、体を鍛えてムキムキになろうとジムに通い始める。

 

またしても実験に失敗したケルプは右腕だけが毛深くなり、顔は紫色になって倒れた。

 

スーツを新調した男が店を出ると人々は男に注目した。そこからダンスホールへ。男を見た人々が一様に驚く。水色のスーツにピンクのシャツ、紺色のネクタイ。冴えないケルプがプレスリー風のカッコいい男に変身していた。ダンスホールにアメフト部の男たちと一緒にいたパーディを口説く。

 

ピアノで弾き語りをするとパーディだけでなく店にいた女性たちが集まった。しかし、パーディは俺様な態度のケルプに好意を持たなかった。パーディに名前を聞かれたので、バディ・ラブと名乗った。

 

化学の授業。いつも通りのケルプにボーっと見てしまうパーディ。ケルプの目にも黄色いドレス、テニスウェア、赤いチャイナドレス風、青い水着姿のパーディが次々浮かぶ。う、教師と生徒…嫌な展開。

 

気の強い母と小柄で気弱な父を回想するケルプ。これ以上作らないようにハンサムになる製法を記したノートを両親に託した。

 

放課後、パーディの再試験中、退室したケルプに変わり、バディ・ラブが入室。パーディにキスをした。え!

 

ダンスホールでも再会したバディ・ラブとパーディ。遅刻くらいこれで許せよとまたキス! すっかりバディ・ラブのペースになっているパーディ。

 

再びピアノの弾き語りを始めると男女が即座に集まって、ピアノを囲む。しかし、その日はフラフラになって途中退席。パーディはカメラ目線で結婚した夜、夫が母親の家に帰ったみたいと例える。

 

化学の授業。ケルプは些細な音にも敏感に反応した。

 

効果が長持ちするよう実験しているケルプ。

 

プロムの実行委員の一人であるパーディ。学生の間で人気のバディ・ラブを呼ぼうと言う話になる。午後3時に会いたいというウォーフィールド博士に自分が連絡をつけるというケルプ。

 

書類にサインをしていたウォーフィールド博士の前に突然現れたバディ・ラブ。ウォーフィールド博士に芝居の稽古をさせた。

 

プロムの日。監視役を命じられたケルプも白スーツで参加。パーディとダンスを踊る。バディ・ラブを身勝手な男と断じ、知性が好きだとパーディは言う。

 

1963年度のプロムのドン・ファンとして突然舞台上に現れたバディ・ラブは弾き語りを始める。博士たちも拍手を送る。

 

今度はビッグバンドに演奏させて歌い始めるが、いつものケルプの声に戻っていた。口元もしゃべるうちに元に戻ってきて、薬を作ったことの弁明を始めた。自分以外の誰かになりたくない、自分を好きになれなきゃ誰にも好かれないと語る。ウォーフィールド博士には大学を去りたくないとお願いして舞台を降りた。

 

ケルプそのものが好きなパーディは告白して、熱いキスを交わす。

 

その後、ケルプは歯の矯正を始め、髪もきれいになでつけた。授業中、突然ケルプの両親が訪ねてきた。ケルプの薬の製法を参考にしたのか強壮剤を作ることに成功した父はすっかり強気になり、母を従えていた。生徒たちが強壮剤を買いに集まる中、ケルプとパーディは教室を抜け出し、歩いて行った。(終)

 

エンドロールは主要人物が一人一人一礼する形式なのは面白かったけど、映画自体は、うーん。モテ男になった途端、俺様になるとことか嫌。