徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】恋する女たち

1986年 日本

 

あらすじ

金沢。同じ高校に通う多佳子、緑子、汀子はいずれも17歳の仲よし3人組。モテるのに失恋するたびに自分のお葬式をする緑子、不倫願望があって30代の男に熱を上げている汀子に比べると、多佳子はおっとり型で、緑子や汀子をあきれさせることも。そんな多佳子だが、実はクラスメートである野球部の部員、勝に好意を寄せるように。やがて勝が出場する試合を見に行くと彼は他校の女生徒から声援を受けていて、多佳子は動揺し……。

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多佳子(斉藤由貴さん)と汀子(ていこ)(相楽ハル子さん)は喪服を着て、友人の緑子(高井麻巳子さん)の葬式に列席していた。その割に軽いなと思ったら、緑子自ら喪服を着て葬式にいた。緑子は何か落ち込むことがあるたびに自ら葬式をあげていた。それにブーブー言いながらも付き合う多佳子と汀子。

 

髪を下ろした喪服のお多佳さん。超かわいい。やっぱり斉藤由貴さんの顔めちゃくちゃ好きだな。あと演技。居酒屋のカウンターで多佳子はビールを飲み、汀子はタバコを吸い出したので、二十歳くらいで高校時代の友達の話かと思ったら、普通に高校生だった^^;

 

多佳子が密かに思ってるのが沓掛勝(柳葉敏郎さん)でクラスメイトの絹子は小林聡美さん。私服の高校らしく、ますます高校生に見えない。んで、古文の先生が室井滋さん。

 

汀子の父親が蟹江敬三さん。居酒屋が汀子の実家かな。母は星由里子さん。カウンターでいつもビール飲んでるけど、もうここはツッコミどころではないんだろう。

 

女三人の中で緑子が自他共に認める美人扱いなんだけど、お多佳さんが普通扱いは解せないなあ。神崎という1年生の男子生徒は、多佳子の姉・比呂子(原田貴和子さん)が昨年まで家庭教師をしていた生徒で学校でも多佳子を見つめるようになった。

 

神崎が菅原文太さんの息子の菅原薫(加織)さんで、もっと後の時代を知ってるけど、見た目が全然違って、イメージが重ならない。

 

勝が出場する野球の試合を神崎と見に行った多佳子は、勝が他校の女生徒からキャーキャー言われていることを知る。勝は女生徒と話しているときに、多佳子を見つけて声をかけてきた。ケガをしたという勝にハンカチを差し出す多佳子。

 

神崎は比呂子から多佳子の話を聞くうちに、比呂子が好きで多佳子は憧れを感じ、学校で多佳子を見つけて、多佳子が好きだと告白された。

 

美術館で絵を見ていると、偶然勝と出会い、お茶する。神崎と付き合ってることにして話を聞くと、他校の女子と中学から付き合ってると聞かされた。いちいち心の声が文字として出てくるのが斬新。

 

汀子と付き合っている作詞家・小林の元に行き、失恋したことを涙声で訴え、小林に迫る。え! 汀子を子供扱いしたことを怒ったのかな?!

 

大学の卒業パーティーブイブイ言わせてる緑子は大学生の恋人ができ、一人で会場を出てタバコを吸っていた多佳子は、勝と彼女がケンカしているところを目撃して、泣きながら帰ってきた。

 

フラフラ歩いてたどり着いたのは神崎の家の前で、神崎が2階の窓から見ていた。神崎の部屋にいると、神崎の父が比呂子と帰って来て、玄関先でキスをして比呂子は帰って行った。父親にバレないように外に出してくれた神崎に「ありがとう、好きになってくれて」と言って帰った。

 

砂浜で緑子を巡って男同士がバイクで対決。大学生とヤンキー後輩はヤンキーの勝ち。朝の浜辺で多佳子と緑子はしみじみ語り合う。

 

場面は変わり、着物姿で浜辺でお茶を点てる三人。なんかシュール。「少女をなめんなよ」と汀子は短歌が書かれたお茶碗を海に投げ捨てた。着物姿のままゴロゴロする三人。画面が引きになるとめちゃくちゃ断崖でお茶会してた!

 

絹子のためにもろ肌脱いで裸婦像を描かせた多佳子。それを見ている勝。(終)

 

ラブシーンNGだけど、絵で裸はアリなの? いろいろシュールすぎる映画だった。高校が舞台の話ながら、飲酒喫煙する人ばかりで混乱。まー80年代くらいの少女漫画でもヤンキーでもない女の子が飲酒喫煙するシーンは割と見た記憶。

 

恋に恋する女の子達が大人ぶって小難しいこと言ってる感じ? 当時25歳の柳葉敏郎さんと二十歳の斉藤由貴さんと映画初出演の菅原薫さんが同年代には見えないな〜。