徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (89)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

食堂に秀平(髙嶋政宏)が静尾の写真を持ってきて、またおもしろくない純子(山口智子)。昭(西川弘志)はそれを見て、純子の様子がおかしい、と雄太(唐沢寿明)に報告する。ふたりは純子がやきもちを焼くか試してみようと、秀平が女の人と歩いていたとうそをつくが、ショックを受けた様子の純子を見て、あっさりうそだとバラす。昭たちは、恋愛経験が少ないからうまくいかない、と純子に「恋愛入門」という本を渡すが…。

純ちゃん食堂。純子が配達から帰ると、昭が勉強していた。雄太は図書館。

 

秀平も食堂に訪れたが、左手首にケガをしていた。昨日、大阪港で荷揚げをやってくぎで引っ掛けたという。

昭「秀平さん、荷揚げ行ってんの?」

秀平「行ってるよ。フィルム買ったり、引き伸ばしの機械買ったりするのに金がいるんだ」

もも「荷揚げは、がいにきついやろ」

秀平「きついけど通訳よりいい金になるんですよ。それにこっちが都合のいい時だけ出ていけるのが好都合なんですよね」

 

秀平はこの間撮った写真を持って来た。

秀平「これどうかな? これ『ザ・ワールド』に送ろうと思うんだけどね」

もも「静尾さんてきれいなあ」

静尾の写真ばかり200枚も撮ったと聞いて面白くない純子。写真は素人だからとそっけなく返す。昭は何か察した!?

 

部屋でグローブを磨く昭と雄太。昭は雄太に純子は静尾の話をしたくないみたいだったと話した。雄太はおかしいと言う。

雄太「ジェラシィちゅうやっちゃで」

昭「ヤキモチか」

雄太「女はみんな嫉妬心ちゅうのを持ってるというさかいな。ほら、結婚式の時に嫁さんが白いこういうのするやろ」

昭「あっ、角隠しか」

雄太「あれはな、ヤキモチの角を隠すいう意味があんのやて」

wakon-style.jp

角を隠して嫁ぐのは、昔の女性は嫉妬深く、嫉妬の感情が沸き起こると女性が鬼に変化したといわれていたからです。←ほんとだ。

 

昭は純子がヤキモチやきかどうか試すと言い、雄太とジャンケンして、雄太が負けた。

 

磨いていたグローブだが30年以上たってこれ以上使ったら壊れてしまうから箱に入れてしまおうと話し合った。

昭「なあ、雄太。僕らがおじいちゃんになってもこれ孫に残したろな」

雄太「孫か、よし。ひいおじいちゃんのグローブやで。大事にせなあかんで」

二人して油紙に包んだ。

 

お風呂から帰った純子。あきはぬひと立ち話。ぬひさんこのごろ見かけないなー。寂しい。

 

昭に急かされて雄太が道頓堀の本屋で戎橋の所を秀平が歩いていて、女の人と歩いていたのを見たという。キレイな若い女の人。髪は短い。腕を組んでいた。あからさまに動揺し、不機嫌になる純子。

 

純子の様子を見て、昭と雄太は気まずそうに顔を見合わせた。

雄太「あのな、ごめん。今のうそや」

純子「うそ?」

雄太「作り話や」

純子「何やの。何でそんなうそを言わんならんの!」

 

怒った純子が座布団で叩こうとした。慌てて玄関を出る昭と雄太。

昭「お姉ちゃんは恋愛経験がないさかい、よう分かってないんや」

雄太「免疫がないさかいな」

お前たちはどうなんだよ、え!?

 

わらべ出版を訪れた純子。秀平は電話番を頼んだだけでなく、久助の保証で月賦で道具をそろえて一室を暗室にしていた。部屋は扇風機もないので暑い。

 

これでいよいよ秀平はカメラマンとして本格的なスタートを切ることになるわけであります。

 

純子は秀平へのお祝いとしてプレゼントを買っていた。暗室で役立つように夜光塗料が塗ってあって暗いところでも時間が分かる時計。

 

久助は興味深そうに見ている節子にアイスキャンデーを買いに行かせた。

久助「それよりどや? 少しは恋人同士の気分になってきたか?」

秀平「は? いや…」

純子「何や知らん、前よりもかえってぎこちのうなってしもて」

 

久助「いや、ええもんやないか。なあ僕らの時代はそれこそ忍ぶ恋というやつでな。胸に思てて口には出さず、ちゅうやつやったけどな。いやもう腕組んで歩くことなんかもっての外や。それに比べたら今はええ時代やで。どや? もう腕ぐらいは組んで歩いとるんか?」

純子「いや…嫌やわ、校長先生。私、そんなんようしません」

 

その日帰ると玄関に恋愛入門という本が置かれていた。

昭「そうや。お姉ちゃんがあんまり恋愛に詳しくないようやから僕と雄太で小遣い出してプレゼントや」

雄太「あのな、嫉妬についていうとこもほら、ちゃんとあるで」

純子「ちょっと、あんたらお姉ちゃんおちょくって!」

昭「おちょくってないって。本気や」

純子「大きなお世話や!」出ていった昭と雄太に「もう帰ってこんでもええさかいな!」と怒鳴りつけた。

 

あき「何やの純子。これからお嫁に行こうという人が大きな声出して」

純子「そやかて…」ホントに鍵を閉めて締め出してしまった。

peachredrum.hateblo.jp

くしくも今朝見た「マー姉ちゃん」と同じ展開。

 

そして8月13日、全国高等学校野球選手権大会の開幕日であります。

www.hanshin.co.jp

昭和28(1953)年の優勝校は愛媛県松山商

 

純子は自宅で恋愛入門を熟読中。そこに秀平が訪れた。あきは丸越デパートに品物納めに行き、昭と雄太も甲子園に見に行って不在。秀平はアイスキャンデーを5本買ってきた。なんとなく気まずい雰囲気。

 

その日、純子と秀平は二人きりになったことが何やらてれくさくて…。

 

ラジオで野球中継を聞いたり、アイスキャンデーを食べ尽くしたり…

 

ご覧のとおり、何を話すでもなく、ずっとラジオの野球中継を聞いていたのであります。フフフフ、そういう2人なんですねえ。

 

風鈴が風に揺れるのを見ている純子を見ている秀平。

 

昭も雄太も純子を構いすぎ。秀平と結婚するのは決まってるんだから、もう恋愛入門とかいいんじゃない?