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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (82)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

恭子から秀平(髙嶋政宏)の気持ちを聞いた純子(山口智子)は、秀平に対する態度がよそよそしい。秀平には理由がわからないが、その様子を見た正太夫笑福亭鶴瓶)は、何があったのか気になり、雄太(唐沢寿明)と昭(西川弘志)に差し入れを持って来た静尾(押谷かおり)と小百合(野崎佳積)の前で純子に、秀平とけんかしたのか、と聞く。純子は気色ばんで、秀平とけんかしようが正太夫には関係無いと答えるが、正太夫は…。

家にいてむすっとしている純子。

あき「どないしたんや? 純子。なあ」

純子「何でもあらへん」

あき「何でもないのやったらもうちょっとなんとかしたらどうやの。さっきからブスッとして純子らしないよ」

純子「ブスッとなんかしてへんもん」

あき「してるやないの」

 

純子「うるさいなあ。ほんならどんな顔したらええの?」

あき「純子…」

純子はムッとした顔を意外と隠さない人なんだよね。いつもニコニコの聖人じゃないところがいいのかもしれない。

 

純子はショックを受けているのであります。美山村が水害に遭ったあの日、秀平から受けたプロポーズの言葉が冗談だったかもしれないというのですから。恭子の言葉を借りると秀平さんは結婚など考えたこともないし、妹のような気持ちでいるらしいということなのです。

 

風呂に行くと言って、玄関に座っている純子。

純子「妹のようやなんて。それやったら何で『ウィル ユー マリー ミー?』なんて…」

あき「えっ、何か言うた?」

純子「何でもあらへん」

あき「おかしな子やな。独り言言うて。何をボーっとしとるのや?」

純子「何やしんどなってしもたわ」

 

外で洗濯している秀平。そこに正太夫が来た。

太夫「水害の時はえらいご苦労やったな」

秀平「いえ、少しでもお役に立ててうれしかったですよ」

太夫「うちは大損やった。材木は流されるし、木は倒れれるし、さんざんや」

秀平「そうですか」

西川のことを話していると、純子が家から出てきた。正太夫ににこやかに受け答えする純子だったが、秀平をチラ見するものの話しかけず、正太夫に家に寄るように言い、風呂に出かけて行った。

 

太夫はそんな純子の態度が気にかかり、秀平を問い詰めるが、僕には分からないと困惑していた。純子を怒らせるようなことにも心当たりはなし。

秀平「純子さんの方で突然態度が変わったんです」

ニヤニヤしながら、「へえ~、ほんまに」と相槌を打った正太夫は純子の家に行った。

 

小野家でスイカを食べる正太夫。純子の顔を見たら帰るという正太夫に、昭はもうちょっとゆっくりしていったらいいという。正太夫は昭たちの試合のことを話題に出す。明日4回戦で、勝ったら準々決勝。決勝まであと3試合勝たないといけない。雄太は肩が重くなってきたとこぼす。気力の問題だという正太夫。雄太がずーっと一人で投げてるのかなー。昔は美談でも今ではちょっとね。

 

そこに静尾と小百合が突然訪問した。浮き立つ昭と雄太。正太夫はニヤニヤしながら小百合を「きれいになったな」と褒める。昭と雄太は「こんばんは」も言えずにもじもじ。小百合は昭と雄太のために京都のお守りを二つと神戸牛を持ってきてくれた。

 

帰ってきた純子。明日は小百合も友達を誘って応援に行くという。

昭「雄太、お前あがったらあかんぞ」

雄太「小百合ちゃん来んといてえな。負けたら格好つかんわ」

小百合「行く」

雄太「え~、ほんまに? まいったなあ」とデレデレ。

 

太夫は突然みんなの前で「秀平君となんぞあったんか?」とぶっこむ。けんかしてるみたいと指摘され、そんなことないと否定。顔見ても口をきかなかったとさらに言われ、雄太や昭にもけんかしてるの?と聞かれ、何もないと否定。

 

太夫には関係ないという。静尾ちゃんもいるのにー、って思ったけど、顔は映らないし、ノーリアクション!? 静尾ちゃんにとってはもう秀平は過去の男なのかな? まあ、あんなにアメリカ行くって言ってたのに、仕事人間みたいな感じになったもんね。

 

部屋に戻った昭は雄太にお守りを二つ渡す。小百合は雄太のことが好きで、昭にお守りをくれたのもついでだという。こういう拗ね気味の演技の時は、子供の時の昭と似てるなーって思う。雄太は子役雄太とつながりをあまり感じられない。

 

布団に入った昭とグローブの手入れをする雄太は、本当はお前の方を好きかも分からない、ひょっとしたらどっちも好かれてないかもしれないという。

 

昭はピッチャーは8時間寝なあかんでと言い、「それに明日お姉ちゃんも来るからて言うてたからな」という昭の言葉に雄太の手入れの手が一瞬止まるのがなんかキュン。イヤイヤ、違う違う。プライベートと混同しないで。

 

久助は仕事中も昭たちの試合が気になってたまらない。そんなに気になるなら行ってきた方が能率が上がると事務員の節子に言われるが、今日が懸賞の締め切りだと言って断った。なんとかして懸賞1等10万円を獲得してわらべ出版の経営の危機を少しでも救おうと思っている久助。「うん、野球は諦めた~! 辛抱じゃ。よし、頑張ろう」

 

久助「けど、節ちゃん、難しいな。この大人の小説は」

事務所が暑く、扇風機が欲しいという節子。久助をうちわであおぎながら、久助がずっと独身でいる理由を聞いた。

久助「いや、まあどうしてと言われてどうということも言えませんがね」

節子「分かった。先生に誰か好きな人がいてはった。でもその人が結婚してしもた。それで先生はその人を思うてずっと独りでいてはる。違います?」

久助「う~ん、アハハハハ。節ちゃんねえ、そういうロマンチックな話はね小説の世界ではありますけど、現実にはなかなかないもんですよ」

 

節子「外れですか?」

久助「外れですね。大外れ、えら外れ、えれえ違いですよ」

節子「先生、汗が出てますよ」

久助「そら、こんなに暑いんですから汗ぐらい出るでしょう」

まあ、コメディっぽい場面だし、笑えもするけど、実際、いい年して独身だとこういうことは聞かれがちで聞いた方は軽い気持ちでも聞かれた方は結構辛い…(-_-;)

 

太夫が訪ねてきて、純子と秀平がけんかしていると言いに来た。

太夫「あの2人な、交際期間が長すぎてやな、でまあ純子ちゃん飽きてきたん違うやろかと思うとんねん」

交際! 出会って6年くらいだが、つきあってはいないと思っていたが??

 

太夫「いや、だから僕にもなチャンスが巡ってきたちゅうわけや。そう思わんか? おいやん」

久助「そんなこと私には分かりません!」

太夫「違うやろかな…」

 

大阪地区予選、その4回戦が始まりました。昭と雄太が通う上町高校はこの試合に勝てばベスト8であります。雄太がピッチャー、昭はベンチで応援。

 

純子も試合を一人で見ていた。突然隣に座った秀平。純子は立ち上がり、席を移動するが、秀平もそのままついてきた。

秀平「君に話したいことがあるんだ」

無視して試合を見ている純子。

 

この問題は明日には解決するかな? 正直、純子と秀平より、純子と雄太にドキドキしてしまう。