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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (73)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

大会を目前に控え、レギュラーを外された昭(西川弘志)とレギュラーの雄太(唐沢寿明)の仲が悪く、純子(山口智子)が問いただすと昭は、雄太が見下すからだ、と話す。昭は雄太にだけは同情されたくないのだ。純ちゃん食堂では、もも(藤山直美)がようやく仕事に慣れてきて、一人で出前にも出かける。集金に出かけた雄太が、昭に背負われて帰ってくる。腰を打った雄太の腰に、皆で湿布を貼って、ムードもよくなる小野一家で…。

小野家に恭子が来ていた。昭、雄太がまだ帰ってこないため、お腹が空いてつまみ食いをしてしまう。

恭子「はあ~、もうこんなことやったら宝塚でお好み焼きでも食べてくればよかった」

あきは「恭子だけ先に食べるか?」と聞くが、恭子は「ううん、待ってる」と笑顔。恭子は新聞で昭たちの高校が今年の有力校というのに出ていたのを見た。雄太がいい球を放ると評判になっていることを純子も知っていた。

 

恭子「ほんま。お父ちゃんと満州から引き揚げてきた時は野球のやの字も知らんかったのになあ。昭たち、お父ちゃんのグローブと校長先生のミット、使てるんやろ?」

あき「そうなんや。けどなあ昭のミットの出番がないんや」

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ん? 子役の昭と雄太が最後の日に久助が新しいグローブとミットを持って純ちゃん食堂に来たんじゃなかったかな!?

 

恭子「昭、あかんの? レギュラーになられへんかったん?」

純子「春にちょっとレギュラーになれたんやけど、また外されてしもて」

恭子、神妙にうなずく。

あき「最後の夏やさかいになんとか試合に出してもらえたらええんやけどなあ」

純子「あれだけ練習してもあかんもんやねえ」

純子は、あきの足の手当てをしていた。まだ痛むんだね。そりゃそうか。

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昭だけが1人で帰ってきた。少し遅れて雄太も帰宅。

純子「なあ、どないしたんや? 何で一緒に帰ってけえへんの?」

雄太「ええやないか」

純子「昭とケンカでしたん?」

雄太「別に」

向かい合って山口智子さんと唐沢寿明さんがしゃべってるのを見て、なぜかドキドキしてしまう。姉弟役だし、役の上では純ちゃんは6歳年上なのに。

 

昭は2階で寝っ転がっている。

雄太「何が気に入らんのや。人がせっかく待っとってやったのに何でさっさと行ってしまうんや」

昭「…」

雄太「何を考えとんのや、お前は」

 

昭、体を起こす。

雄太「なあ」

昭「お前、何で待っとったんや」

雄太「何でって? 何でって何や?」

昭「レギュラーは練習が終わったらさっさと帰れて監督に言われてるやろ」

 

雄太「そやからどないしたん?」

昭「何で待ってんねや」

雄太「あとまで練習して気の毒やから待ってたんやないか」

昭「いらん世話や。同情なんかされたないわ」

すねた口調が子供の頃の昭に似てる気がする。

 

雄太「何やて? どういう意味や? 俺に同情してほしないとはどういう意味や?」

昭「レギュラーはさっさと帰れ言うてんねや。それだけや」

雄太「それでむかついとんのか。アホ。ひがむのもええかげんにせえ」

昭「何やて?」

雄太「そやないか。そんなことでへそ曲げてるんか。そんなふうやからいつまでたってもレギュラーになれんのや」

 

雄太の言葉にキレた昭。「もう一遍言うてみ」と昭に言われて、雄太も「ひがみ根性があるうちはレギュラーなんかになれへんで!」と応酬。昭が雄太を突き飛ばし、けんかになった。純子は座布団で叩いて恭子と純子で引っぺがした。

 

昭は出て行き、雄太にけんかの原因は何か聞いても「何でもない」。

あき「何でもないもんが何でドッタンバッタン取っ組み合うんや。はっきり言うてごらん」

雄太「俺がいかんかったんや」

さらに追及しても「俺がいかんというのは分かっとんのやから」とそれ以上言わない。

 

就寝時。あきと純子と恭子が枕を並べる。そこに昭が布団を持って下に降りてきた。もうけんかはしていないと昭は言う。

純子「お姉ちゃんに言うてみ」

昭「雄太に聞いたらええやん」

純子「雄太は自分が悪いんやて言うてたよ」

昭「そうや、あいつや」

 

純子「何をしたんや?」

昭「人を見下してんねや。僕は補欠や。それはそれでしょうないと思てる。それをあいつは同情しよんのや。人のこと気の毒そうな目で見よんのや。同情されて傷つくんはこっちや。知らん顔された方がまだええわ」

純子「昭は弱みそやね」

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1話でも言ってたなー。

 

布団に入ってしまった昭に純子は「男やろ。もっとどっしりせなあかん。お父ちゃんに笑われるよ」と声をかけた。昭、布団からまた起き上がる。

昭「ほな聞くけどな、お姉ちゃん、補欠になったことあるか? 3年間人一倍汗流して涙流して時には血流して頑張っても頑張ってもレギュラーになられへん。高校生活最後のチャンスやもん。そら焦ってるわ。ほかのやつに同情されるんやったらまだ我慢できる。せやけど…。雄太だけには同情されたないわ」

純子「弱みそ。昭はほんまの弱みそや」

 

純子がそばを去ると、昭は布団をかぶった。雄太は2階で自分のグローブを磨いた後、昭のミットも磨いた。古いミットの隣に新しいのもあったので、試合用とかそんな感じ?

 

純ちゃん食堂。ももは大分接客業にも慣れ、出前にも行くようになった。ぬひからだいぶ慣れたと言われた純子は、ももは意外と話好きで出前に行くと帰りが遅くなることがあると笑った。

 

雄太は小百合を連れて食堂を訪れた。練習の応援に行った小百合は雄太のところが優勝するようにお守りをもらってきたと言う。昭は練習。雄太はレギュラーだから先に帰ってもいいことになった。小百合と何か食べに来た雄太に純子は安田商店に行き、鉢をもらってお勘定ももらってきてほしいと頼んだ。7つも丼を持っていったため、足りなくなってしまった。勘定は560円。

 

小百合はきつねを注文するが、雄太が来てからでいいという。小百合は東京の大学に行き、学校の先生になる。

 

出前から帰ってきたももがシャツを真っ赤に染めて昭に背負われて帰ってきた雄太を見てびっくり。店に駆け込み、雄太君が血だらけと騒いだ。

 

しかし、雄太のシャツについたのはペンキ。昔の朝ドラでこんな流血事件やるんだーと思ってしまったよ。昭の話によると、ペンキ屋のおじさんが屋根から落ちてきたのを受け止めて重ね餅になって、腰を打った。昭はちょうど通りかかった。

昭「試合前やねんから気ぃ付けなあかんやないか! ペンキ屋の下と馬の後ろは通んな!」

 

夜。昭が雄太の腰をもむ。純子が湿布を持ってくると、昭が「よし、雄太、尻出せ」という。恥ずかしがる雄太。

あき「何してんのや」

昭「雄太がお姉ちゃんの前で尻出すの恥ずかしいて暴れてんのや」

あき「そうか。よっしゃ、ほなお母ちゃんも手伝うてあげる」

 

結婚できない男」の桑野さんみたいになるのかなーと思ったら、そこは朝ドラなのでカメラ位置があがり、カメラでお尻を映すことはなかった。湿布を貼ってもらっても恥ずかしがる雄太とそれを見て笑う昭とあきと純子。

 

そして翌日、雑賀久助が純子を訪ねてやって来ました。

 

久助は正太夫のかもめ座を見に行こうと純子を誘いに来た。純子は店もあるしと最初は遠慮するが、あきが食堂を見ると言われて、久助のお供で美山村に行くことにした。

 

昨日の回でとっくに美山村に行くのは了承したと思ってました。