徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】タクシードライバー

1976年 アメリ

 

あらすじ

夜の街をタクシーで流すベトナム帰りの運転手トラビス。彼は日毎に「汚れきった世の中を自分がクリーンにする」という思いにとりつかれていく。ある日、ポン引きに追われる少女売春婦アイリスと出会った彼は、闇ルートから拳銃を入手。ある「行動」を起こす。

2021.07.11 ムービープラス録画。タイトルは聞いたことがあって怖そうだし、苦手なジャンルかもと思ったけど、観ることにしました。オープニングで流れた音楽、聴いたことある。

 

トラビスという男がタクシー会社の面接に来た。不眠症。26歳。海兵隊を1973年5月に名誉除隊された。常勤希望。

 

勤務日記?を書いている。勤務は夜6時から朝6時。たまに8時まで。週に6日。7日の時もある。稼ぎは週350ドル。

 

仕事明け、映画館の売り子に名前を聞くが教えてもらえなかった。12時間働いても眠れない。

 

ある日、63丁目の選挙事務所で白いドレスを着た天使のような美しい女性を見かけた。

 

トラビスは選挙事務所で働く女性・ベッツィーを外からタクシーを停めてじっと見ていた。ベッツィーに気付かれ、同僚の男が追い払いに出てきたため、車を発車させた。

 

夜、同僚の運転手に危険な所を走るなら銃が欲しくないか?と言われたが、断った。

 

またまた選挙事務所を見ていたトラビスは、事務所に入って行き、君のボランティアをしたいと話しかけた。次期大統領候補チャールズ・パランタイン上院議員の政策などいろいろ聞かれる。ベッツィーはそこに席を作ると言ったが、一緒にコーヒーを飲みたいとトラビスは言い、ベッツィーの休憩時間4時に約束して喫茶店に入った。

 

「あなたみたいな人初めて」とベッツィーは言う。トラビスは映画に誘った。繰り返し流れるオープニング曲は日本映画専門チャンネルの映画が始まる時の音楽だったかな。

 

ある時、パランタイン上院議員がトラビスのタクシーに乗った。いつも応援していると話しかけたトラビス。パランタインにアメリカの問題を聞かれ、政治のことはよくわからないが、悪が沢山あって頭が痛くなるから一掃してほしいと言う。釣りはいらないと多めにお金を払い、トラビスと握手するパランタイン。

 

次に少女が乗ろうとするが、男に引きずり出された。

 

ベッツィーとデートに行ったトラビス。映画館に行き、アベックが観る映画だと言ってポルノ映画を観た。ベッツィーは怒って途中退席し、帰ってしまった。電話をかけたトラビスだが、食事も断られ、その後は電話にも出てくれなくなった。頭痛も酷くなり、選挙事務所に乗り込んで、地獄に堕ちるぞ!とベッツィーに言って、ベッツィーの同僚男性に事務所を追い出された。

 

ある夜、男性客があるアパートの前に停まり、自分の妻が黒人の部屋で浮気をしているので銃で殺すと言った。その話を黙って聞くトラビス。その後入ったタクシー運転手の集まるバーに入り、先輩男性に相談があると話しかけ、何か大きなことをしたいと相談した。女を抱け、好きなことをしろ、あまり気にするなと励まされた。

 

ある時、いつかタクシーに乗り込んできた少女を見かけ、なんとなく後をつけた。

 

トラビスは売人からいくつか銃を説明され、銃を4丁手に入れ、体を鍛え始めた。射撃場で実弾を撃ったり、部屋で上半身裸で鏡の前で銃を構えたり、手製で色々作ったりしていた。

 

パランタインの集会に出向き、シークレットサービスの男に話しかけ、シークレットサービスになりたいと言ってあれこれ個人情報(嘘)を話し、資料を送ってもらう約束をした。

 

部屋に戻り、一人でしゃべって銃を撃つふりをするトラビス。

 

ある夜、食料品店で偶然、強盗に出くわした。トラビスは自分の銃で犯人を射殺。無許可の銃でまずいんだと店主に話しかけると、あとはやっておくとトラビスの銃を預かり店を出て行くように言い、店主は棒で犯人を殴り出した。怖〜。

 

パランタインの集会を駐車違反しながら見ているトラビス。母にはベッツィーという立派な女性と付き合っているという手紙を書いていた。

 

街でまた少女に出会い、遊びたいならあの男に言ってと道端に立っている男・マシューを紹介された。12歳半(!)で何をしてもいいと言われ、10ドルの部屋代を払い、アパートの一室へ。アイリスと名乗る少女はジョディ・フォスター! かわいい。

 

トラビスはアイリスを助けたいと言って、以前、タクシーに乗り込んだ事情を聞き出そうとしたが、タクシーから引きずり出したマシューをかばい続けるアイリス。

 

後日、食事に行き、こんな生活はやめろと説教するが、アイリスはスポーツ(マシューのこと?)を優しい人だと言って、トラビスの説教も響いていない。

 

スポーツはアイリスに優しく、アイリスはスポーツに愛されていると思っている。

 

トラビスは部屋でブーツを磨き、花を燃やし、まっさらなシャツに着替え、アイリスに「この手紙が届く頃にはこの世にいないだろう」という手紙を書き、その紙で札束を包んだ。

 

パランタインの集会。モヒカン、サングラス姿のトラビスが聴衆の後ろから見ていた。徐々に近付き、懐に手を入れるが、SPに気付かれ逃げた。

 

夜、タクシーを飛ばし、スポーツに話しかけるが、トラビスとは気づかず、アイリスは知らないというので銃で撃った。アパートに入り、以前、部屋代を取った男の手を銃で吹き飛ばし、銃撃戦。おお…

 

アイリスの目の前で手を吹き飛ばした男のとどめをさした。踏み込んだ警官と目が合い、自分の頭に指を指すトラビス。アパートの周りにはパトカーが停まり、野次馬もたくさん集まっていた。

 

意識不明のトラビスの元にアイリスの父から手紙が届いていた。アイリスの両親にとってはトラビスは英雄でアイリスは今は勉学に励み、二度と家出はさせないと書かれていた。

 

ベッツィーをタクシーに乗せるトラビス。新聞を見たと言うベッツィーに新聞は大げさだと返し、料金は取らずにベッツィーを降ろし、再び夜の街へ走り出して行った。(終)

 

この人なんなの〜という怖さがずーっとあった。何人殺しても悪人相手だから許されたの!? それも怖いなあ。音楽が印象的な映画でもありました。

 


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