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【連続テレビ小説】マー姉ちゃん (41)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

マリ子(熊谷真実)とヨウ子(平塚磨紀)が久しぶりに三郷(山口崇)の写真館へ行くと、工事をしていた。聞けばとある理由でパーマ屋に改装すると言う。三郷と再会できて喜ぶヨウ子だが、近々結婚すると知ってショックを受ける。失恋と喉の痛みでふせるヨウ子。そこへ、マチ子(田中裕子)が虫歯で痛がりながら家に帰ってきた。歯医者にいくとウソをついてまで、家族に会いたかったのだ。そこへはる(藤田弓子)が帰ってきて…。

あれから茜の消息が分からぬままに秋がやって参りました。

 

今は、昭和11(1936)年の秋ということですね。

 

マリ子は洋子と手をつないで三郷写真館を訪れると、お店は工事中。工事をしていたのは、はると京都旅行した大工たち・乙松、粂吉で、今度、店はパーマ屋になるという。店から智正が出てきて事情を聞く。

 

智正は今度結婚することになった。相手は気立てのいい働き者の娘で、ちょっと年はいってるけどパーマの免許を持っているので、店はお嫁さんに任せて、智正は勤め人になる。トセの話によれば元々写真屋向きじゃなく、文学の方を志していた。

 

トセ「でもね、ひどい人がいるんですよ、お嬢さん。名前を言えばご存じかもしれませんけどね、智正が書いた話をもとにしましてねちゃっかりと小説家になってしまった人がいるんですからね。もう私はそれを思うと悔しくて悔しくて…」

智正はトセの話を中断させ、ヨウ子が喉がお悪いからあめ湯でも作ってさしあげたらどうですか?とうながした。

 

智正「ヨウ子ちゃん。今までどおり遊びに来てくださいね。そうでないとおじさん寂しい思いをしますよ」

ヨウ子は下を向いてうつむく。

マリ子「ヨウ子」

智正「いや、いいんですよ。おじさんが悪いんです。ヨウ子ちゃんとおじさんは一番の仲よしだったんだから、ヨウ子ちゃんに一番最初に報告すべきだったんですね」

マリ子「そんな…」

智正「でもね、ヨウ子ちゃん、今度来る人はとっても気立てのいい人。だから新しいおばさんとも仲よくなってください。ねっ?」

ヨウ子、下を向いたままうなずく。

 

結婚式は来月。今までヘマばかりだけど、これからは生まれ変わるという。智正さんの小説の話…何かあったのかな。気になる。

 

ヨウ子は家に帰ってそのまま布団に寝込んでしまった。ヨウ子は「おじちゃんのお嫁さんになりたかったのに…」とマリ子に言った。

ヨウ子「おじちゃまだってしてくれるって言ったのに。マー姉ちゃん、私、おじちゃまのお嫁さんになりたかったの!」とマリ子に抱きついて泣いた。

マリ子「マー姉ちゃんもお似合いだと思うけど、おじ様は30でしょう? 20も違っちゃあちょっと無理なんじゃないの?」

ヨウ子「でも私、卵焼き上手に焼けるのに」

マリ子「でもね、初恋っていうのはみんな破れるらしいのよ」

ヨウ子「そんなものしてない! ただお嫁さんになりたかっただけなの!」

 

おじ様30歳ということは「あぐり」のエイスケさんと同じ歳じゃない?ということは、あぐりや民ちゃんも同世代(一つ下)。あぐりとエイスケにはヨウ子ちゃんより年上の淳之介くんという息子がいた。てことは、今後智正さんが年代的に戦争に行くことはなさそう。

 

マリ子がヨウ子を慰めていると、マチ子の声がした。マチ子は虫歯だと言って家に顔を見せに来たのだった。今は先生と奥さんと毎週日曜日教会に通っているマチ子。つらいことと言ったらマー姉ちゃんの顔が見られないことだという。マリ子がお茶を入れると言っても「1分でも1秒でも余計に顔見せてて」って恋人か!ってくらい仲いいんだね~。

 

均五郎先輩が上野にも歯医者があると暗示かけてくれたとマチ子は言う。好き勝手呼ばれる均ちゃん。ヨウ子も顔を見せて抱き合って喜ぶマチ子とヨウ子。そこに、はるが忘れ物をしたと言って帰ってきた。

 

先生が陽談社に行くついでに顔を見せに来ただけで今帰る所と言うと、それなら一緒に駅まで行こうというはる。右のほっぺたが腫れてるみたいと指摘してたけど、虫歯は本当なんだね。

 

田河邸に戻ると、均ちゃんが庭を掃いていて、帰りが遅いことを奥様が心配してるという。均ちゃんはマチ子を迎えに行った設定になっていて、麻酔が聞きすぎて歯医者で眠っていたということになっている。

 

こうして治療台に座らないマチ子の歯医者通いが何回か続くうちに写真屋さんの結婚式当日となりました。

 

結婚式にははるとマリ子が出席。

 

とはいえ、マリ子の心には父親代わりに慕ったであろうヨウ子の写真屋さんへの幼い恋を思って複雑そのものだったのです。

 

マリ子を迎えたヨウ子。

ヨウ子「お嫁さん…」

マリ子「うん」

ヨウ子「きれいだった?」

マリ子「きれいだったわよ。ヨウ子ちゃんも大きくなったらあんなお嫁さんになるのね」

ヨウ子「おじちゃまもきれいだった?」

マリ子が大きくうなずく。

ヨウ子「よかった」

 

写真屋さんには今のヨウ子の言葉が一番の祝福ではなかったでしょうか。

 

智正さんのお嫁さんは今日は一言もしゃべらなかったけど、どんな人なんだろう。だけど勤め人になるんじゃあ学校が帰りによってもいなさそうだし、フェードアウトかな? パーマの修業してお店持てるくらいじゃそこそこ年がいってるのも納得。