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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (44)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

あき(伊藤榮子)と雄太(高岡俊広)が校長室で謝っていると、もも(藤山直美)が金太郎(新田勉)を連れてきて、「親に心配かける子はうちの子じゃない、どこへでも行け」と言ったというのを聞いて、あきは、自分には言えない、とショックを受ける。純子(山口智子)とあきが、大阪へ行くかどうするか、を話していると、恭子(松本友里)がそれを聞いて、宝塚進学を諦める。悩みを誰にも相談できず、純子は秀平に手紙を書く。

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家出騒ぎの翌朝、あきが雄太を連れて校長室に行き、久助に頭を下げた。ももは嫌がる金太郎を連れてきて、無理やり頭を下げさせる。

あき「あの…うちの雄太が誘うたそうで。堪忍してな」

もも「いいえ。誘われてついてったこの子があかんねんさか。ま、どっちも悪いんやらな」

 

ももが「親に心配かけるような子はうちの子とちゃう。どこへでも行けて」と久助に話しているのを見たあきはショックを受ける。「今度あがなことしたら二度と家には入れんさかな!」と厳しく金太郎に言うももを見つめるあき。

 

昭と雄太と金太郎と小百合が話している。金太郎が縛られたという話から、雄太があまり怒られなかったと言うと、「ええなあ。わい雄太や昭の子になりたいわ」と金太郎が言う。小百合は雄太は本当に昭のとこの子になるの?と直球質問。雄太は「なるよ」と答えたが、小百合は養子は大変だと言い、昭はそんなことないと怒鳴った。

 

雄太「かまへん。俺は我慢して親切にされるより本当のことを言われた方がいいよ。やっぱりそうだと思うんだよ。俺が一人入ったらお母ちゃんだってお姉ちゃんだって大変だもん。それを大変じゃないって言ったら『何言ってやがんだ。ほんまは大変なくせに』って思うてしまうんや。昭、気にすんなよ。俺、お母ちゃんもお姉ちゃんも好きやねん」

この雄太の関西弁と標準語の入り混じった感じがうまいと思うねんなあ(偽関西弁(^-^;)。

 

あきは金太郎が泣きじゃくっていたことを純子に話した。ももが「そんな親に心配かけるような子はうちの子やないさかいにいつでも出て行け」と言っていたのを聞いて、あきはどきんとしたと言い「お母ちゃん、言えるか? そんなこと」と純子に言う。本当の子だから言える。あきも昭には言える。時間かけたら自然と言えるようになるかもしれないが。

 

ここに残るか、大阪に出るか。純子は大阪に行ってもどうなるか分からないが、ここに残ってもただ食べて生きるだけ。あきは大阪へ出ても確実に食べていけるという保証があったら別だが、なんだかよく分からなくなった。

 

純子は思い切って大阪へ出た方がいいと思っている。

あき「はぁ…お父ちゃんが生きてはったらなあ。恭子かて昭かて雄太かてこれからお金のかかる一方や」

 

恭子がちょうど帰ってきた時、純子は恭子の宝塚行きはどうするのかあきに聞いていた。あきは今のままではちょっと…と及び腰。だからこそ、大阪で一か八か勝負したらいいという純子。危ないことはできないというあきに、宝塚に行かせてやりたいという純子。どんな無理してでも行かせてやりたいと話しているのを聞いていた恭子。

 

興園寺家。正太夫は大阪に出す支店について清彦に文句をつけていた。つやは綾から恭子が宝塚を諦めるという話を聞いたと純子に言った。お父ちゃんが亡くなったからわがままは言うてられんと綾に行っていたと聞いて驚く純子。

 

つやは恭子にかかる費用を貸してもいいと言った。正太夫も賛成。

 

純子は帰ってきて、恭子に問いただした。

恭子「家のお荷物になりとうないもん」

純子があかんと言っても、

恭子「うちだけが自分の夢のために好きなことさせてもらうのはつらいわ」

空気読む系次女なんだな~。もっとマイペースなタイプかと思っててごめん。

 

純子「何言うてんの。恭子が宝塚行くのんはうちじゅうみんなが承知してることやんか。どんなことしてでも行かしてあげるさか」

恭子「お姉ちゃん、うちな、その『どんなことしてでも』というのが嫌やねん」

 

あきは恭子から話を聞いていて、あきはお金の都合がつかないんじゃないかと本音を言う。恭子は中学を出たら働くという。御坊の街の醤油屋や梅干しの工場など…醤油屋は「澪つくし」で散々セクハラ軍団の広敷を見てきたのでお勧めできないな。

 

働くという恭子に純子は興園寺家でつやと正太夫が恭子が宝塚に通う費用を都合してくれるという話をした。あきはそこまでして宝塚に行かせるつもりはないという。純子は興園寺さんからお金を借りるだけと思っていたが、恭子は「そのかわりに正太夫さんと結婚すんの?」と指摘した。恭子は正太夫がまだ純子と結婚したがってることを知っていて、だからお金を貸してくれるのだと言った。恭子、鋭い。

 

恭子は出て行き、外で昭と雄太もその一部始終を見ていた。

 

あき「この村に残る以上は人様に助けられて生きていかなあかんのやし、恭子を宝塚に行かせたらぜいたくやて言われるかもしれへん」

だったら大阪に行ったらいいという純子とここにいたら今まで通り暮らせるというあき。

 

裏庭にいた恭子のところに雄太が来た。

雄太「宝塚、行けばいいじゃないか」

恭子「子供は黙っとき」

雄太「恭子姉ちゃんが宝塚へ行かないのなら俺、またこの家出るからな」

恭子「雄ちゃん…」

雄太「本気だからな。俺は靴磨きでも何でもできるんや。食うもんがなくても生きていけるんや!」

恭子「雄ちゃん…」

 

純子は手紙を書いていた。

「秀平さん、いかがお暮らしですか。私は元気だけが取り柄で毎日興園寺さんで働いています。秀平さんに聞いてほしいことが山ほどあります。まず最初に父が亡くなりました。2月23日 心臓まひということでした。そして今、私たちは美山村に残るか大阪へ出るかで意見が分かれています。恭子は宝塚の受験を諦めると言いだしました。雄太はまた家出をしました。無事、帰ってはきたのですが。悲しいことが続きます。どうしたらいいのか私には分からないのです。心の底から語りかける人が欲しい…」

 

純子が本当に相談したい人、速水秀平はあまりにも遠いアメリカにいるのでありました。

 

相談したい人…友人と言うわりに秀平絡みでしか出てこない静尾ちゃんはどうだろう? 

 

しっかり者の長女に比べると、マイペース、わがままに描かれがちな次女なのに、恭子はしっかり空気を読む子に描かれててそこに感動する。私も次女なので、中間子の動向は気になってたのよ。

 

次は29日か…。