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【連続テレビ小説】あぐり (135)「立ち直る力」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

『婦人現代』の新編集長として、岡山で新聞記者をしていた民子(笹峰愛)がやってくる。10年振りに再会する民子とあぐり田中美里)。カフェ・セ・ラ・ヴィに来なかった諒子(大路恵美)を心配してアパートを訪れた淳之介(山田純大)は、演奏に行こうとしない三枝(高山宏)と言い争う諒子をかばい、三枝に殴られる。悩んで書いた原稿の書き直しを民子に命じられ、淳之介が夜遅くまで編集部で原稿を書いていると諒子が訪れ…。

キレイになった婦人現代社で原稿を書く淳之介。諒子のことが思い浮かんで思うように進まない。

 

そこに来た世津子が編集の中村民子を紹介した。淳之介は民子の事は覚えてなかった。苗字が元に戻ったんだね。

 

民子はエイスケにお線香をあげに来て、あぐりと話をした。民子は岡山の新聞社で記者をやっていた。お互いに「結婚はもうこりごり」だと笑って話すと、またしてもエイスケの遺影が転げ落ちた。あぐりはともかく民子は笑って言える状況か!?と思わなくもないが…。

 

あぐりはエイスケが今もフラフラ出てきて「やあ」とあいさつするという話に「それじゃ生きてる時と変わらないじゃない」と笑う。あぐりは改まって淳之介がお世話になりますと頭を下げ、厳しく鍛えてねと民子に言った。

 

店では、沢子のお客様に千花が口出しをして、お客様は千花案を採用。さらに「沢子さんは勉強不足です。センスが古いです」と言ったため、沢子が怒って帰ってしまった。千花は「美容院に来るお客様はみんな新しい自分を探しに来るんだと思います。それに応えるのが美容師の仕事だと思います」と全く悪びれない。

 

あぐり「確かにあなたの言ってることは間違ってないわ。確かにお客様の顔立ちに合った髪型を考えるのは大切よ。その上でお客様の要望に応えられない美容師は失格なのかもしれない。でもねどんなに技術が優秀でもセンスがよくても人の気持ちが分からない美容師はもっと失格よ。確かにあなたの言うとおりこれからはモノが自由に言える時代なのかもしれない。でもねだからって言葉で人を傷つけていいってわけじゃないのよ」と後で沢子に謝るように言った。あぐりさん、素敵です。

 

それにしても、いつか改心するパターンなのか、やっぱりこういう世界は合いませんと辞めるパターンなのか…とめのお姉さんは改心するパターンかと思いきや、戦争が終わってさっさと自分の家に帰っただけだったからなあ。分からんぞ、こりゃ。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィ。淳之介の席に南がやって来た。今日は普通のYシャツ。今日はあの派手なシャツじゃないのかと指摘されると「バカ、仕事の時はこれだよ」と手慣れた手つきでタバコを吸い出す。90年代くらいまで学園ドラマでも普通にタバコ吸うシーンってあったよね(演じてる人は成人してます)。

 

尚久情報によると南がつき合っていた女性は他の弁護士と結婚するらしい。「だけど、ちょっと心配なんだよなあ…。あいつさ、ガリ勉じゃない。女、知らないだろう。世間知らずだろう。あいつそれでヤケ起こさなきゃいいなと思ってんだけどさ」と一応心配してる? 個人的には関口知宏さんの方が生田斗真くん系譜の文系男子っぽいんだけど、でもドラマ観てると尚久みたいなキャラ合ってるよね~。嫌な奴なのに嫌な感じがしないというか。

 

派手なシャツとサングラスで登場した南。「淳、俺は新しい自分を発見したんだ」とこれからは遊んで暮らすと酒を注文しながら泣き出した。

 

淳之介は世津子と高山の会話から諒子の三枝が来ないことを知る。「どうして? どうして逃げようとするのよ?」また殴られたっぽい諒子は三枝を追い詰めるね~。トランペットを捨てようと外に出たところで家に前まで来ていた淳之介と会った。諒子の持っているトランペットを無理に取り返そうとする三枝から諒子をかばって殴られる、そして三枝を殴る淳之介。諒子は三枝に駆け寄っていた。

 

淳之介は原稿もうまく書けず、民子にダメだしされた。全部書き直しを命じられ、ひとり原稿に向かうと、諒子が訪れ「もう…疲れちゃった」と淳之介に抱きついて泣きだした。

 

うおーい! 私はあぐりとエイスケのカラッと明るいところが好きだったので、こういうパートキツイわ…。淳之介の女性問題も逗子の女学校のときみたいにカラッと描いてほしいよ。