徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】めまい

1958年 アメリ

 

あらすじ

サンフランシスコ。刑事のスコッティ(ジェームズ・スチュワート)は犯人を追う途中で同僚が命を落とす事態があり、以来、高所恐怖症となり、それをを理由に警察を辞める、やがて彼は学生時代の友人ギャヴィン(トム・ヘルモア)から、彼の妻マデリン(キム・ノヴァク)の身辺を調査するよう依頼されるが、どうやらマデリンは過去に不遇の死をとげた先祖の女性、カルロッタの亡霊にとりつかれていると考えられる。しかしその直後、マデリンが僧院の塔から身を投げて自殺するという事件が起きて……。

www.wowow.co.jp

2020年6月に録画したBSシネマ。

 

犯人を追っていた警官と刑事。刑事が屋根にぶら下がった状態になった。手を差し伸べてくれた警官だったが、その警官が落下してしまった!

 

刑事のジョンは、それ以来高所恐怖症になってしまい、今でも夢に見るほどだった。元婚約者・ミッジの部屋で親しげに話している。

 

ある日、大学の同級生・ガビンから呼び出された。妻の実家の造船業をしているガビンは妻が別人のような行動を取ることを調べて欲しいと言われた。専門外だと断ったジョンだったが、結局妻・マデリンの行動を追うことになった。

 

狭い路地に車で入って行ったマデリンは、建物に入って行った。花であふれたロビー。何か小さな荷物を受け取って、再び車で走り出し、別の建物の中へ。教会? お墓の前でしばらくたたずみ、胸に小さな花束を抱えたまま帰って行った。あれは花屋だったのか。

 

墓の名前に刻まれていた名前はカルロッタ・バルデス。ジョンはメモを取った。マデリンは建物に戻るとある絵の前でベンチに座って見ていた。美術館?? ジョンが係の者に誰の絵か聞くとカルロッタの肖像画だという。

 

小さなホテル?に入って行ったマデリン。受付にいたオーナーに聞こうとするが教えてくれない。ジョンは刑事のふりをして聞き出した。2階の角部屋にはカルロッタ・バルデスというスペイン系の女性が泊まっていると言われたが、今はいないとも言われた。

 

カルロッタは踊り子をしていたが、金持ちの男に身請けされ、大きな家をもらった。それがあのホテル。しかし、カルロッタは子供ができたのに取り上げられ、捨てられた。大きなお屋敷に一人で暮らしていたカルロッタは正気を失い、自殺した。

 

カルロッタはマデリンの祖母でカルロッタの宝石をいくつか相続していた。マデリンが墓参りしてるのは無意識?? マデリンの尾行を続けたジョンは、ある時、海に飛び込んだマデリンを目撃し、すぐさま助けた。

 

ジョンの部屋のベッドで目を覚ましたマデリンは裸であることに驚き、海に落ちたことを覚えていなかった。んージョン、マデリンが美人のせいか馴れ馴れしいな? ガビンからの電話でカルロッタが自殺したのが26歳。マデリンも26歳だと言われた。ガビンとの電話中にマデリンは姿を消していた。

 

また尾行。マデリンはジョンのアパートに手紙を入れていた。住所がわからなかったもののコイトタワーを目印に来た。ジョンはマデリンと行動を共にすることにした。一緒に森の中を歩くが、明るいところへ行きたいというマデリンを連れて断崖へ。

 

マデリンは急に断崖を駆け降り始めた。マデリンは死にたくないのに、誰かから死ねという声がしている。抱きしめるジョン、そしてキス。波がザッパーン! おい、人妻!

 

ジョンはミッジの部屋へ。ミッジは絵を描いていたというが、顔はミッジ、体はカルロッタのようなドレス姿だった。ジョンは不愉快だと帰り、ミッジは後悔した。

 

マデリンは鮮明な夢を見て怖くなり、ジョンの元へ。ジョンは翌日マデリンと待ち合わせをして、マデリンが夢に見た貸馬車屋でキス。マデリンはキスされながらも、もう遅すぎると一人教会へ走り出した。どんどん上へ登り、追いかけていたジョンが高所にめまいを起こしているうちに塔から飛び降りてしまった。

 

裁判。マデリンは精神錯乱で自殺という評決となり、ガビンもジョンも罪に問われることはなかった。ガビンはジョンを巻き込んでしまったことを謝り、ヨーロッパで暮らすと言った。

 

今度はジョンがカルロッタの夢を見てうなされるようになった。ミッジはジョンにクラシック音楽を聴かせた。ぼんやりして返事もしないジョンの元を去った。ジョンは入院していて、ミッジが見舞いに来ていた。医者によればマデリンの死を自分のせいだと思い、重度のうつ病になってしまったということだった。

 

病院を出たジョンはバーでマデリンそっくりの女性を見かけた。昼間、花屋の前でもマデリン似の女性を見かけ後をつけ、エンパイアホテルに入って行った。部屋をノックして女性としゃべった。デパート勤務のジュディは突然現れて質問攻めするジョンを恐れていたが、食事の誘いには乗った。

 

ジュディはマデリンにそっくりなことからガビンに選ばれた女だった。塔に向かって走る女を止め、もう一人のマデリン?を突き落としたのがガビン。ジョンと会って話していたのはジュディ。ジョンが高所恐怖症なのを知って、マデリンの自殺を目撃させるよう妻殺しの計画を立てた。ジュディはジョンを愛していたが、真実を口にすることができず、冷たくあしらった。

 

翌日、仕事を休んでジョンとデート。ジョンはマデリンが亡くなった時に着ていたグレーのスーツをジュディに買おうとしていた。「今のままの私を好きになって」と涙で訴えても、ジョンはマデリンと同じ髪色にさせようとした。なんかジョンが怖くなってきた! マデリンと同じ髪色、グレーのスーツでジュディが帰ってきた。しかし、髪をまとめていないのが気に入らない。

 

ジュディは髪をまとめ、ジョンに近づく。そこから熱烈キス。ディナーに出かける二人。ジュディは黒いドレスに着替え、ネックレスをつけたが、それはカルロッタの肖像画に描かれたものと一緒だったため、ジョンはガビンの計画に気付いた。

 

ジョンはジュディを車に乗せ、マデリンが死んだ塔へ。ジョンは過去から解放されるとジュディを無理矢理塔を登らせた。ガビンがジョンをマデリン自殺の証人に選んだことを怒っていた。塔のてっぺんでキスしていたところに修道女が急に現れたのにビックリしてジュディは転落。修道女は平然と鐘をつき、ジョンは下を見た。(終)

 

ジョンは何がしたかったの? 完全犯罪に加担させられたことに腹が立ったとしても、その怒りはガビンに向けるべきなんでは???

 

でも途中までオカルトっぽい話だと思っていたから、急展開にビックリだった。

 


Vertigo Official Trailer #1 - James Stewart Movie (1958)