2019年 イギリス
あらすじ
17歳で出演した『オズの魔法使』で一躍注目され、その後も数々のヒット作でハリウッド史を代表するミュージカル女優となったジュディ・ガーランド。月日が流れ1968年。彼女はロンドンのクラブに出演するため1人旅立つ。波乱の女優人生を送ってきた彼女が、起死回生をかけた最後のステージとは?
2022.12.6 ムービープラス録画。
この映画を見るために「オズの魔法使」を先に観ました。しかし、あの映画のドロシーが当時17歳とは思わなかったな。
ジュディ・ガーランドは他の作品も結構見ていた。
おお! 黄色いレンガの道のセット。監督?に説得されて撮影に戻るジュディ。
時が経ち、娘、息子と一緒に歌い踊っているのがジュディなのか。冒頭の続きでジュディの母と弟かと思ってた。家賃を滞納するなど生活は苦しい。
娘のパーティーに行き、ミッキーという若い男性と知り合う。さっきの娘が大きくなったのか違う娘なのか全然分からない。wikiを見て、大きい娘は2番目の夫の子のライザ・ミネリで一緒に暮らしているのは3番目の夫の子のローナとジョーイと分かる。
突然、10代のジュディに戻る。ダイエットを命じられていてハンバーガーを食べることを厳しく禁じられる。席に向き合って座っていたミッキー・ルーニーは同じく子役の人気者。
ミッキー・ルーニーは「ティファニーで朝食を」のユニオシ!? へー!
ジュディはロンドンでの仕事の為、単身で渡英。アシスタントやバンドリーダーに練習するように言われるが、あれこれ理由をつけて帰った。
ショー初日。劇場前にはファンやマスコミが集まり、ビッグバンドを従えて舞台に立つ。オープニングトークをして歌い出す。ジュディ・ガーランド役のレネー・ゼルウィガーってブリジット・ジョーンズ!?!? えー! 全然違った人に見える。
声似てる? 急に16歳直前のジュディの回想になったりする。抑圧され続けた子役時代。
新恋人・ミッキーがルームサービスのワゴンに隠れて登場。ジュディは一人では広すぎると泊まるように言う。
トークショーに出るジュディ。司会者は子供の頃のことやジュディの子供たちのことを聞く。アップになる度、これがブリジット・ジョーンズ!?と見入ってししまう。
酔っ払って舞台に出るジュディ。「シカゴ」だっけ?というのはレネーの主演映画とかけてあるのかな。本当のタイトルは「サンフランシスコ」。
翌日、興行主に体調が悪くて風邪薬のシロップを飲んで朦朧としていたと謝罪する。ビタミン剤を打った医師はドロシーに夢中だったと告白。犬に優しかったからだと言う。トトはおとなしくてかわいい犬だった。日本と違ってあの時代から動物に優しいハリウッド。
ミッキーはジュディ・ガーランド映画館を作って利益が10%入るようにすると話す。えー、大丈夫!?
ジュディはミッキーと結婚。ロンドンで英国式結婚式を挙げる。これが5回目の結婚。
ある日、ローナとジョーイの父であり、3番目の夫のシドニーが子供たちがシドニーと暮らしたいと言っていると言いにきた。ジュディは作り話だと信じない。
ミッキーは契約がうまくいかなかったからもう少しステージを続けて欲しいと言う。子供たちに会いたいジュディと大ゲンカになる。
精神的に不安定なジュディはステージの前にまたしても酒を飲む。ステージに登場してもブーイングがおこるが「サンフランシスコ」を歌い出す。しかし、転んで倒れてしまい、またしてもブーイング。ジュディはたまらず舞台を降りた。
子供たちに電話したジュディ。ローナにそこに住みたいのか正直に答えてと聞いた。ローナは、ここで落ち着きたいと答えたため、涙ながら受話器を置くジュディ。
ジュディはアシスタントとバンドリーダーと食事。ケーキを取り分けられ、恐る恐る食べる。おいしいと感想をもらし、ミッキー・ルーニーを好きだったけどフラれたと思い出話をした。
舞台袖のジュディは10代の頃のミッキー・ルーニーとのやりとりを思い出していた。最後のショーが散々だったからと、今、ショーをしている歌手のロニー・ドネガンに1曲歌わせて欲しいと頼む。元々、君のチケットを買った客だからとロニーは譲る。ジュディのショーは打ち切りになって、ロニーのショーになってたということか。
映画でもこのジャケット写真みたいにいつもギターを抱えていた。
1曲歌い切ったジュディに客は拍手を送る。ジュディは次の曲に「虹の彼方に」を歌う。
語りかけるように泣きながら歌うが、ついに歌えなくなってしまう。客の一人が歌い出し、みんなで一節歌う。ジュディはみんな愛してるわとお礼を言う。
ジュディ・ガーランドはロンドン公演の半年後に47歳で逝去。(終)
「オズの魔法使」は夢のある世界だからこういうのは辛いね。しかし、レネー・ゼルウィガーの役作りに驚いた。歌もうまいし。