徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】あぐり (36)「はじめての東京」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

世津子(草笛光子)がエイスケ(野村萬斎)に原稿の催促に来るが、全く書けていないエイスケ。岡山から仕送りが届き、あぐり田中美里)はエイスケを元気づけるために、またすき焼きを用意するが、卵の買い出しに行ったエイスケが戻ってこない。エイスケは酔って新宿の世津子の店に現れ、取材を受けている燐太郎(野村宏伸)に絡み、酔いつぶれて燐太郎に背負われて帰ってくる。翌日、エイスケはあぐりのためにオムレツを作り…。

あぐり」の世界観にムカつくのならさっさと視聴切ればいいのに…楽しく見てるこっちまでネガティブなつぶやきに嫌な気分になるよ。蔑称でもなんでも作ってそのタグで存分につぶやいて下さい。そういう私もリアルタイムでは今後のある展開がどうしても受け入れられなくて途中で視聴を切ったんですけどね。その後は、11年前の再放送でようやく最終回を見たくらいです。

 

チェリー山岡に言われた「あなたねえ絶対洋髪が似合うわよ。この髪切りなさい」という言葉や洋髪を思い出してうっとりするあぐり。お茶の入れ方の練習をし、エイスケはタライの洗濯物?を釣っていた。

 

世津子がエイスケ宅に原稿を取りに来るが、エイスケは一行も書けずにいた。ついに「岡山へ帰んなさい!」と突き放す世津子。しかし、エイスケはぼんやり。そんなエイスケの元に健太郎から仕送りが届いた。

 

エイスケが喜ぶだろうと「今晩すき焼きやりましょうよ!」「そうじゃ、お隣の家族もご招待しましょうよ」というあぐりの明るい声にちょっとだけ笑顔を見せる。

 

隣の岩淵家が招待され、すき焼きを食べる。今の感覚で言うと隣と家族と直箸~なんて思っちゃいけませんね(^-^; でもこうやってお世話になってる隣の家族とすき焼きできるあぐりや、その提案に嫌な顔をしないエイスケっていいと思うけどね。エイスケは卵を買いに出かけて不在。遠慮なく言い合ううめと春子の関係をうらやましいというあぐりにうめと春子は顔を見合わせた。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィで燐太郎は新聞社からの取材を受けていた。酔っ払って店に入ってきたエイスケはお土産だと言って世津子に卵を差し出し、ウイスキーを求めた。マスターの高山からは「やめといたらどうですか?」と言われ、世津子からも「今日はお帰んなさい」と言われるが、エイスケは「あのですね、僕ねせっかくのお言葉ですが僕岡山へは帰りません」と言い、取材を受けている燐太郎に絡み始めた。

 

一人家で待っていたあぐりの元にエイスケが帰ってきたのは23時過ぎ。燐太郎が酔っ払ったエイスケを抱えて帰ってきた。エイスケの力になるようお願いするあぐりだったが、燐太郎は「今の僕はエイスケに何もしてやれません」と言って帰って行った。

 

世津子が健太郎に電話をしていた。あぐりが東京に行ってひとつき。世津子はエイスケの事で力になれないと言うが、「何があっても岡山には帰しません。私が立派な物書きにして見せます」と健太郎に言った。他人のお前にとやかく言う権利はないという健太郎は「世津子…そこまでお前はエイスケを利用したいんか? 昔の事はいいかげんに忘れたらどうなんじゃ?」と続けるが電話は切られた。

 

森「エイスケ、お前…何をそんなに急いでるのかね?」

エイスケ「僕…急いでますか?」

森「まるで死に急いでるみたいだね。自分の書きたいものをそんなにあせって探してもかえって見つからなくなる。探しちゃいけないんだ」「木の葉が川面を漂うように生きる。自分で自分の流れを作ろうとしても駄目。流れに身を任せて流れを感じる」「そうすれば書きたいものはおのずと見つかる」空を見上げたエイスケ。

 

縁側で空を見上げているあぐりにエイスケが声をかけた。

エイスケ「ねぇあの雲どこへ流れていくのかなあ?」

あぐり「それは風が決めることだから…」

エイスケ「風? 風ねえ…」と言いながら同じように空を見上げるエイスケは笑顔になっていた。ここ! よく覚えてる。前段の森との会話は覚えてないのに!

 

エイスケはオムレツ作りを始めた。健太郎からの仕送りを隠そうとするあぐり

 

エイスケの優しさは「自分の目の前から姿を消す時の信号だ」という事をあぐりはよく知っていました。でもあぐりはエイスケを引き止めようとはしませんでした。いつかの晩、燐太郎が辛そうに言った言葉「今の自分はエイスケに何もしてやれない」。あぐりもまた同じ気持ちだったのです。

 

翌朝、「暫く出掛けて来ます。心配ご無用 エイスケ」と置き手紙を残して消えていた。仕送りの封筒は残っていたけど、その中に「仕送りの無断借用をお許し下され。再度の仕送り頼まれ度し エイスケ」という紙が入っていた。「やられた…」とうなだれるものの笑い出し、「いってらっしゃい、エイスケさん」と語りかけるあぐりだった。

 

次週予告

隣の春子です。エイちゃんがどっか行っちまって、あぐりちゃん一人で大変だろうって思ったら、うわ~! 何だい、その格好は! 岡山のご両親が見たら何て言うか。次週「夢は美容師」。フランス人がどうしたって?

 

そうそう、田中美里さんは洋髪がよく似合う。庇髪というのかな、あれは似合う人とそうじゃない人がはっきり出るような。「澪つくし」のるいはあんまりだったけど、久兵衛の本妻である千代はよく似合ってた。「花子とアン」でも白蓮さんはよく似合ってたような…(再放送は見てないので分かりません)。

 

再々見で思うのは、エイスケさんって割と最初からあぐりの存在が気に入っていて、面白がってたんだなと思うと、ますますこの二人が好きになる。