徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】あぐり (22)「親の心」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

エイスケ(野村萬斎)は1週間経っても見つからず、健太郎里見浩太朗)は諦めてエイスケの葬式を出すことを決意する。あぐり田中美里)は信じて待っていたが、光代(星由里子)はあぐりに、エイスケのことは諦めて、一緒にエイスケの子供を育てていこうと説得する。エイスケの捜索を手伝っていた燐太郎(野村宏伸)と健太郎新宿駅でエイスケの思い出を語っていると、世津子(草笛光子)の元に青森の警察署から連絡が入り…。

あぐりはお寺でひとり「どうかエイスケさんが無事でありますようにお守りください」と手を合わせていた。

 

健太郎が東京にエイスケを捜しに行ってから1週間がたちました。しかし、この日まで健太郎からは何の連絡もありません。

 

ツイッターにはいろんな人がいるなーと思ったのは、震災直後、「おしん」のお加代様はいち早く救援物資を送ったのに御大、手ぶら!?みたいなのとか、家族がいなくなってるのに何で早く東京に捜しに行かないの?とか(鉄道が止まってると言ってたじゃないか)、もうちょっと震災の悲惨さをセットで出せたんじゃないかとか…マイナスなツッコミが目に入ってしまう。

 

あぐり」は1997年放送で、1995年の阪神淡路大震災の後だから、直接的な表現を避けたのかもしれないじゃない? 「あまちゃん」だってそうだったよね。あと単純に80年代から90年代になって予算の関係とか。とっくにバブルもはじけて就職氷河期なんて言われてた頃だし。

 

世津子の店は「カフェ・セ・ラ・ヴィ」。休業中です。

www.weblio.jp

燐太郎は熱心にエイスケ捜しに協力してくれたが、御大はちょっと疲れが見えてきた。

「今日休んだらどうです?」と世津子に言われるも、「今頃エイスケがどっかで俺を待っとるかもしれんのじゃ」と出かけて行った。

 

しかし、何の手掛かりもなく、世津子の店のカウンターで煙草を吸い、世津子が出してくれたショットグラスの酒を一気飲み。97年はまだ喫煙シーンがあったんだね。2010年の「ゲゲゲの女房」の水木しげるさんもホントはすごいヘビースモーカーだったけど、そういう描写は一切なかったもんな。

 

世津子「御大…。そろそろ納得できたんじゃありませんか…?」エイスケは駄目だろうと思っていながら、自分を納得させるために東京に出てきて、自分を苦しめて、もう十分ですよ。これだけやったんだからエイスケさんも分かってくれます。岡山に帰って立派なお葬式を出してあげてちょうだいと世津子は優しく言うが、「澪つくし」のとねさんは惣吉のことを全然諦めてなかったよね。

 

健太郎は光代に電話をかけ、「エイスケはのう…駄目じゃ…」と言い、明日、東京を発つことことや、岡山へ帰ったらエイスケの葬式を出すと告げた。あぐりにはお前から話してやってくれと言い、電話を切った。涙を流す光代。

 

いつものお寺で手を合わせているあぐりを光代が迎えた。光代はあぐりに「エイスケの事は…あきらめましょう」「このお寺でエイスケのお葬式を出してあげるつもり」と言うが、あぐりはまだ信じられない。「あぐり! もっと現実を見るのよ。あなたはもうすぐ母親になるんですよ。じゃから落ち着いて足元をしっかり見てほしいの。私だって『エイスケが生きとる』と思いたい…。けど…現実はそれを許してくれんのよ。あなたはエイスケの子供をしっかりと産んで育ててほしいん。分かるな? 今日からあなたは私の本当の娘ですよ。一緒に…エイスケの子供を育てていきましょう」と穏やかに言った。

 

駅の待合室で健太郎と燐太郎が並んで座っていた。燐太郎は震災の少し前、深川に行ってエイスケとお祭りを見た。エイスケは「俺はあの半纏ってやつが大っ嫌いだね」「そろいの半纏着るのが大っ嫌いだ」と言っていた。みんなが同じ格好をするのが嫌。燐太郎と論争になるが、「この前、親父の会社の半纏着たんだ。日本で俺ほど半纏の似合わない男はいない」とぽつりと言った。でも、親父の半纏姿は世界一だな。あれはなかなかキマってるなとも言っていたと話してくれた。

 

店でキセルを吸っていた世津子…女性がタバコ吸ってる姿と言うのも今じゃ無理だねー。私は嫌煙家ではあるけど、ドラマとかで見る分には全然平気なんだよな。特に時代を表すアイテムとして別にあってもいいと思うんだけどね。

 

そんな世津子の元に青森警察署から電話が来た。慌てて駅に駆け付けた世津子は健太郎にエイスケの事を知らせた。

 

次のシーンで世津子と健太郎が青森警察署へ。岡山から東京も結構時間がかかっただろうけど、東京から青森もなかなか時間がかかっただろうな。

 

ひなびた温泉宿に5日ほど逗留したが「実は無一文だ」と言われ、警察で留置した。訳の分からない事ばかりべらべらしゃべってらちが明かない。昨日になって大地震の話を聞かせたら急に慌てて自分のことをしゃべり出し、「新宿のカフェーに連絡しろ」と言った。

 

森とエイスケが入ってきた。エイスケは「ごめん、ごめん」と明るい感じ。「あれ? どうしてお父さんまで?」とすっとぼけたエイスケに思わず健太郎は「バカ野郎!」と殴り倒した…が、「大バカ野郎が…よかった」と言いながら抱きしめた。

 

あぐりは人力車に乗って望月家へ。青森からの電話で「あぐりか? 心配かけたね。僕は元気だよ」という声が聞けた。

 

2か月ぶりに聞いたエイスケの声は懐かしくぬくもりのある声でした。

 

エイスケさん発見までこんなに日数がかかってるとは思ってなかった。時系列がごっちゃになって覚えてました。よかったね、あぐり

 

今週の日曜日、録画しとこう。若き日のお義母様。しかし録画した映画がたまりっぱなし。