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【連続テレビ小説】あぐり (54)「先生の醜聞」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

沢田(中条きよし)が世津子(草笛光子)に出資を申し出るが、世津子は断る。世津子は雑誌作りは諦めた、と言うが、エイスケ(野村萬斎)たちは諦められず、手分けして金策に励む。真知子(吉野紗香)が補導され、あぐり田中美里)が引き取りに行く。あぐりはチェリー(名取裕子)に、真知子は寂しいんだ、と伝え、チェリーは沢田との別れを決意する。森(森本レオ)の予想外の働きで雑誌の資金が集まり、世津子の夢が動き出す。

カフェ・セ・ラ・ヴィ。チェリーが沢田に世津子のことを話し、世津子に一万円の出資を申し出たが、チェリーが沢田に借りを作る事になるのを気にして断った。エイスケ的には「黙って借りときゃいいのに…」。

 

世津子は雑誌作りを諦め気丈に振る舞うが、編集部員として声がかかったエイスケ、燐太郎、鈴音、森は諦められず、お金を作ろうとエイスケ宅で相談。森はエイスケの父に頼めばいいと提案。「こいつの父上は世津ちゃんとかつていい仲だったんだよ」と言ってるところに光代がお茶を運んできた。光代の前でその話をすることはできず、立ち消え。

 

鈴音はお座敷に来る客で出資してくれそうな人を探す。燐太郎は原稿料を前借りする。エイスケは木場の材木屋の奥さんの所へ。鈴音は反対するけど、森は「行ってこいよ」と軽いな~。

 

チェリーの店に上野駅前の交番から電話があった。真知子が学校を抜け出して遊んでいて繁華街で保護されたという。講習会を抜け出せないチェリーに代わってあぐりが迎えに行った。あぐりがチェリーが心配していたことを伝えたが、「だったらどうして迎えに来ないのよ!」と怒っていた。

 

真知子を送り届けたことをチェリーに報告するあぐり。「先生が私に下さった靴…捨てちゃいましたよね? 私、うまく言えないんですけど、真知子さん…あの靴が自分に思えたんじゃないでしょうか。真知子さん、自分が捨てられるようなそんな気がしたんじゃないでしょうか」。捨てた…というのともまた違うような。でも真知子には伝わってなかったのは確か。

 

チェリーはその言葉を聞き、すぐ沢田に連絡した。そして家に帰ると、真知子に迎えに行けなくてごめんなさいと新しい靴をプレゼントした。「ママね、これからは真知子に心配かけないようにするわ。だから真知子もママに心配かけないでね」。補導されたのに靴買ってあげるなんてとちょっと思っちゃったけど、これが今までのチェリーの子育て法だったんだろう。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィ。チェリーは沢田に、大切に思っているけど仕事の上の話で、家族を壊す事も失う事も出来ないと言った。沢田は「僕は君に女としてほれたが、仕事の面でもほれてるんだ。仕事のつきあいはこれからも続けてくれるね?」とフラれたことを受け入れた。

 

久しぶりに見る事ができたチェリー山岡のさわやかな笑顔でした。

 

世津子もあぐりも一部始終聞いてたんかい!

 

エイスケ宅。エイスケは材木屋の奥さんに「都合のいい時だけ来るな!」と花瓶を投げつけられて、顔の左側を冷やしていた。燐太郎は原稿料30円。鈴音は全財産116円30銭。光代は「新しい女性の生き方」が気に入り、200円出した。森は不在だが、もしお金があることが知れたら、またたかられると思い、お金を隠そうとしたら森登場。

 

森は温泉に一緒に行ってた墓石屋の佐々木から一万円の小切手を持って来た。しかし条件があって、雑誌の真ん中にデーンと墓石の広告をタダで載せる事。女性誌に墓石…森は究極のおしゃれだとフォローした。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィの世津子の元へエイスケ、あぐり、燐太郎、森、鈴音、チェリーが集う。集めたお金を渡して雑誌を作ろうと世津子にいった。卸元にまで圧力がかかっているという世津子に対し、一軒一軒本屋をたずねて置かせてもらうと前向き。雑誌の名前は「婦人現代」とエイスケたちが勝手に決めた。世津子は涙を浮かべてお礼を言った。世津子さん、よかったね。

 

世津子の夢がようやく産声をあげようとしていました。

 

次週予告

鈴音です。雑誌が出る事になって本当よかったわ。ところで光代さんこのまま東京にいるのかしら? ええ? 健太郎さんも来た!? 今2人を会わせるのはまずいでしょ。ちょっとみんななんとかしなさいよ! 次週「父の背中」。あたしは知~らないっと。

 

今日はエイスケとあぐりが一緒のシーンもあったけど、会話を交わしてるわけじゃないしなー。でも先週に比べれば、毎日エイスケさん出てたしね。私にとって思い浮かぶ名場面がまだまだあるのだと楽しみにしときます。