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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】あぐり (18)「謎の女」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

エイスケが出て行ったのは、あぐり田中美里)が健太郎里見浩太朗)の仮病をばらしたからだ、と光代(星由里子)はあぐりを責める。いたたまれなくなったあぐりは、黙って実家に帰る。母・美佐(松原智恵子)にはあぐりが勝手に帰ってきたことがわかり、久しぶりに母と並んで寝たあぐりは、母に悩みを打ち明ける。健太郎は、そんなあぐりを迎えに来る。エイスケから便りが無いまま1か月が過ぎ、関東大震災が…。

エイスケ「東京へ戻ります。家の仕事は僕には無理です。お許しを」

 

勇造は手紙の内容を聞いて「そう…やっぱりな」と納得していたが、光代は「あぐりさん、あなたのせいですよ」と厳しい態度。勇造は「気にする事ねえよ」と言ってくれた。

 

あぐりは玄関先の自転車に「一人だけ東京に行って私はどうなるのよ」と話しかけ、自転車に乗って駅へ。駅員にエイスケの行方を尋ねたり、東京行きの切符を買おうとしたり…財布を忘れてましたが。東京まで1円34銭か…磯辺が光代から先日もらっていたのが1円だから、今、岡山→東京が新幹線自由席で16600円なので、2~3000円くらいだと思っていたら結構いいお値段なのね。

 

帰ってくるとまたしても苳子から嫌味攻撃。でもなんか貴理子さんの白さやきれいさに目がいってしまう。しおさんにしろ、こんなにずっと意地悪だったんだって今、改めて思う。

 

寝込んでいるという光代に部屋には入らず、廊下から「お大事に…」と頭を下げる事しかできなかった。廊下を歩いていると、健太郎は中庭の祠に手を合わせているのを見たあぐりはいたたまれなくなり、実家へ。

 

五喜も美佐も歓迎し、美佐はチョコレートを出してくれ、オムレツを食べに行こうと言ってくれた。スイカを切ると言って、五喜を台所に呼び出し、望月の家に行って「あぐりは今日うちへ泊めますからご心配なく」と伝えるよう言った。

 

里帰りしてきたと思っていた五喜は驚くが、初めてのお里帰りに手ぶらで帰ってきたことを美佐は不審に思っていた。うーん、鋭い。しかし、川村家の経済状況はどうなっとんじゃ?

 

その夜、美佐と枕を並べたあぐりはエイスケが東京へ行ってしまったことを話した。「エイスケさんって軟弱そうに見えるけど、すごく強い人なんよ。私がね『学校やめろ』言われた時も独りで私をかばってくれたの。そして言ってくれたんよ。『僕があぐりを守ってやる』って。じゃけどどうして私を置いていったんかなあ…」

 

美佐は、あぐりには学校があるから独りで東京へ行ったと言い、きっと迎えに来ると励ましてくれた。「じゃけど驚いたわ。ちょっとの間であなたとってもきれいになったわ。女は恋をすると輝くんじゃなあ…。好きなんでしょう? エイスケさんが」母に見抜かれて嬉しそうなあぐり

 

翌朝、健太郎が「誰が悪いわけでもない」とあぐりを迎えに来た。「だがのう跡継ぎはあきらめたわけじゃないぞ。あいつとの勝負はこれからじゃ」…これは、あきらめた方がよろしいかと。

 

エイスケが東京へ行ってからひとつき近くがたちました。しかしエイスケからは何も便りはなく姑の光代は依然として「エイスケが東京に行ったのはあぐりのせいだ」と逆恨みを続けていたのでした。

 

ドラマでは一瞬のナレーションだけど、1か月は辛いわ…(-_-;)

 

それでもあぐりは母の美佐が言ってくれた言葉を信じてマイペースでエイスケの帰りを待つ毎日だったのです。

 

あぐりが小さな花を机に飾るシーンがいい。「おしん」でも道端でとった花を飾っていて、そういうところにも季節感が出るところだよね。

 

そんなあぐりにとって大事件が起きたのはこの年の9月1日のことだったのです。この日、関東地方にマグニチュード7.9の大地震が起き、死者9万人を超える大惨事になったのでした。

 

飛電至る毎に東京の

災害は凄惨を極む

食料の輸送を求める急電頻々

www.weblio.jp

ははーん、稲妻か…と思ったけど、この場合、2の至急の電報か?

www.weblio.jp

頻繁の頻がしくしく…難しい。

 

本所では3万人の犠牲者が出たが、エイスケが住んでいたのは本所。

健太郎「光代やあぐりにはこの事は言うな!」←またー?って思った?(誰に言ってんだ)

 

ラジオもない当時では岡山で東京の様子を知る事は容易ではありませんでした。交通手段も通信施設も壊滅したため、あぐりにとってエイスケの生存を確認する方法は全くなく、ただ待つのみの日々が10日間も続いたのでした。

 

光代は仏壇に手を合わせ念仏を唱え、あぐりは木に登る。印象的に何回も出て来るのに、実は再放送を見るまで、こんなにも毎日のように木に登っていたとは思ってなかった。

 

そんなある日…

 

世津子から電報が届いた。「エイスケ ショウソクフメイ。ゼツボウ カクゴサレタシ。セツコ」

 

泣き崩れる光代。呆然とする健太郎。部屋に戻って独り泣くあぐり

 

次週予告

弟の勇造です。東京は壊滅状態らしいんじゃ。本当にエイスケ兄さんは死んでしもたんじゃろうか。お父様も東京へ兄さんを捜しに…。あれ? あぐりお義姉さんの様子が変じゃ。次週「親の心」。兄さんが心配じゃ。

 

勇造が結構明るかったな。新キャラは野村宏伸さん! 関東大震災がもっと後の方だと思っていたから、それだけなじんで長く見た気になってたのかもしれない。

 

何気に土曜日に誰がどんなふうに次週予告するんだろ~と楽しみになっています。80年代朝ドラみたいになくてもそれはそれで楽しみだし、あったらあったでこれもいい。