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【連続テレビ小説】あぐり (11)「エイスケの秘密」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

結婚して一か月。あぐり田中美里)は相変わらず、エイスケ(野村萬斎)とあまり打ち解けずに過ごしていた。そんなあぐりは登校中、怪しい男・森(森本レオ)に会う。森は東京の文士で、エイスケの友人だった。エイスケがあぐりを気にかけないので、光代(星由里子)があぐりを甘やかしているのが、義姉の苳子(磯野貴理子)は気に入らない。ある晩、酒に酔ったエイスケと森は女装して騒ぎ、健太郎里見浩太朗)は森を追い返す。

あぐりがこの家に嫁いで1か月がたちました。夫のエイスケも一時の遊郭三昧をやめて家に落ち着いていました。しかし、あぐりは相変わらず夫の事を何一つ知る事がなかったのです。そんな謎に包まれたエイスケの一面をかいま見る出来事が、その日の朝起きたのでした。

 

「ああ困ったな…」と道に迷っているサングラスの男に声をかけたあぐりだが、「迷っている者に道が教えられるのか? 迷っているのは君自身ではないのかね? いや、世の中すべての者が道に迷っている。迷っていない者などありえんのだ!」と何だかめんどくさい回答。

 

「いいかね。『存在というのは迷い続けている者』という意味だ。つまりこの世の真実はこの傘の中にある」として、傘を高く投げ、方角を決めて歩いて行った。あぐりは「変なおじさん」と言いつつ、男のあとをつけた。

 

男が入って行ったのは望月組。「私は…怪しい者だ」と自ら言ったりして、警察に届けようと言う話になるが、そこにエイスケが来て、エイスケの友達と分かる。あぐりは学校に行く途中だったのを思い出して慌てて学校へ。

 

突然やって来たエイスケの友人・森 潤は放浪の文士として文壇でひそかに注目されていてエイスケが大きく影響を受けた人だったのです。

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モデルはこちらの人らしいです。

 

苳子が実家の玄関先で呉服屋とすれ違う。しおは「お嬢様には困っとるんです」と、女中をお汁粉屋に連れて行ったり、雑巾がけを手伝ったり、部屋に呼んで遊んだりしていることを話した。悪~い顔で聞いていた苳子は、光代にその事を話す。

 

光代はあぐりには使用人しか話し相手がいないとかばう。その上、「嫁に出てちょくちょく実家に帰って、佐伯の実家に示しがつかんじゃろう?」と逆に苳子に注意した。

 

玄関先で帰ってきた勇造の足を拭いているかよをほほえましく見ていたあぐり。少しかよと話していただけで、しおが「こんな所で何しよん!」と叱った。ちょっと話しただけだよ~。

 

光代に呼ばれたあぐりは新しい着物を見せてもらった。その場に苳子もいて、光代が席を外した途端「あのお義姉様、一度聞こうと思ってたんですけど、どうすればお義姉様みたいにしょっちゅうご実家に帰る事ができるんですか?」と天然砲炸裂。

 

「何それ? 嫌味で言いよん?」と返すも、「違います! 私も実家の母や妹に会いたいから、どうお義母様にお願いすればいいのかと思って…」。苳子は「少しばかりお母様にかわいがられとるから言うていい気にならん事じゃな!」と怒って出て行ってしまった。立ち上がる時ちょっとこけるのがさすが。あぐりは、苳子に出されたお茶菓子をさっさと食べていた。

 

森はエイスケの真っ黒い絵を誉め、「エイスケはね手紙の中で君のことをほめちぎっていたよ。『岡山にたぐいまれなるすばらしい感性の女性がいる』。こいつは間違いなく君にぞっこんだ!」「だからこっちに来て一緒に飲もう?」

 

部屋飲みしていた森は屏風越しにあぐりに話しかけてきた。エイスケはあぐりの父の持論「この世の中、女だからやってはいけない事はない。やってはいけない事は女も男も同じである」を森に聞かせた。エイスケさんもこの言葉を気に入ってるんだね。

 

エイスケ「この際我々は真の男女平等を実践すべきだと思いませんか?」エイスケは屏風を開け、あぐりに声をかけるとあぐりの着物を着、化粧をして騒ぎ出した。男女平等ってそっちか―!

 

翌朝、あぐりとエイスケは光代に呼び出されて注意を受けた。健太郎は森と対面し、エイスケに実家の家業を継がせたいとし、子を思う親の気持ちとお金の入った封筒を森に渡した。森は傘を残して姿を消した。

 

まるで嵐のように去っていった男でしたが、なぜかあぐりは森の自由奔放さに好感を持っていたのでした。しかし、この先、この男があぐりの人生に大きく係わってくるとはまだ気が付いていなかったのです。

 

森本レオさん最近見ないな…。貴理子さんもこういう役いいよね。