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【連続テレビ小説】澪つくし(144)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

かをる(沢口靖子)はひそかに惣吉(川野太郎)を呼び出し、梅木(柴田恭兵)がおかしくなったのは、惣吉のせいだ、と惣吉を責める。いっそのこと全てを捨てて私を連れて逃げてくれ、と言うが、惣吉にそこまでの覚悟は無い。かをるは、このままでは三人とも不幸になる、私のことは忘れてくれ、と言い、惣吉も受け入れる。かをるは久兵衛津川雅彦)に全てを話し、梅木との愛を誓う。惣吉は、フィリピン行きを決意し、銚子を去る。

 

かをるが電話で惣吉を呼び出し、惣吉は麦わら帽子をかぶって登場。「梅木がおかしくなったのは惣吉のせい」と責めるが、惣吉が梅木をクズだと言ったのは、“夜な夜な遊び歩いて女房を泣かせるのは男のクズだ”が全文だからね〜! 梅木は「惣吉にクズだと言われた」としか伝えてないんだろうけど。

 

かをるが惣吉に「あなたがいるから幸せになれないんです」という言葉を投げつけるなんて…

 

惣吉「惚れてるのか?」

かをる「私は梅木の妻です」

惣吉「惚れてるのか?」

かをる「はい」

惣吉が揺らがないのは、かをるの表情を見て絶対的な自信があるんじゃないかな。梅木の100倍惚れてるとか言っちゃうし〜。

 

かをるは、「それならいっそ私を連れて逃げてください。親も子供も捨てて地獄に落ちます、あなたにそれだけの勇気がありますか?」と言い放つ。さすがの惣吉も動揺。律子みたいな激しさをかをるも持ってるよね。

 

松本清張の小説とかに出てくる女性も男>子供な人が多いけど、多くの女性が違和感を抱くところなのかもしれません。私は子供いないけど、そんなに男の事ばっかり考えている人いないもんだよ。

 

また話題に出すけど、先日見た「チロルの挽歌」でも駆け落ちした妻は、子供は幼子じゃなく成人した娘で、娘のママ友から娘の情報を得ていた描写はあったけど、それでも娘の心配をしている描写は薄かった。

 

「カモメになりてえな」とつぶやいた惣吉と指切りして別れ。「もう私の夢に出てこないで」ってすげえ言葉だ。そんなの自分でも制御できないのに、他人がどうこうできる問題じゃない。「お前もな」って言ってたんだから、惣吉の夢にもかをるは登場してたんだな!?

 

事の顛末を久兵衛に話す。もちろん梅木がハマとできてたは言わないんだろうね、空気の読めるかをるなら。

 

かをるを捜しまわっていたという梅木は汗だくで、昨日の事は水に流そうと頭を下げたけど、昨日だけじゃないし、水に流そうは、かをるが言うならまだしもお前からいうんじゃねーよ! まず禁酒から始めろ。

 

惣吉は夏目少佐の元に赴き、工作員になる事を承諾した。英一郎から善吉から聞いて、惣吉が外川からいなくなることを教えた。会わないと言っていたかをるが銚子駅に走る。行っちゃうのか、そこで。

 

惣吉はどこへ行くのだろう? 誰のために…何のために…。かをるの胸は疼いた。

いつになく気持ちの入ったナレーションだった。

 

駅で善吉も「姉さん、こっち」って。英一郎も善吉も惣吉派だよね。一番そばにいて人のいい英一郎が、あまり懐かない時点で梅木の人柄分かってるよね。 

 

梅木みたいな繊細ヤクザは、周りの人が梅木のためにどれだけ心を砕いてやってるなんて全然気づかないんだろうな。 私自身もそうやって周りから気を使われてたんだろうな、と今更気付いて恥ずかしすぎる。