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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】澪つくし(143)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

警察署で顔を合わせた梅木(柴田恭兵)と惣吉(川野太郎)。頭の神山(牟田悌三)は険悪にならないよう当たり障りのない話題でお茶を濁そうとするが、梅木が惣吉を殴ろうとしたところで、巡査が呼びに来る。その夜酔っ払った梅木は、かをる(沢口靖子)に、別れてやるから惣吉の所へ行けと悪態をつく。翌朝、梅木が目覚めると、かをるはひとり外川へ向かった後だった。梅木は久兵衛津川雅彦)に、入兆をやめると言い出し…。

 

入兆側の責任者は梅木一人でも神山一人でもいいんだろうけど、そこはやっぱりドラマを盛り上げるためなのかな。

 

梅木と神山が待機している部屋に惣吉も入ってきた。神山は差しさわりのない世間話をするが、梅木の方から「外川の人間は噂好き」と話題を振り、俺たち夫婦が別れると根も葉もないデマも飛ばしてると惣吉に言った。「俺とかをるが別れる事は絶対にない。ハゲタカみたいに待ってても無駄だ」

柴田恭兵さんが「ハゲタカ」って言った! 名作です。

 

惣吉もまた「それならもっとかをるを大事にしろ。夜な夜な遊び歩いて女房を泣かせるのは男のクズだ」というもんだから、梅木が殴りかかった。惣吉は避けましたけどね。

惣吉「どうやらあんたの負けだな」

梅木「負けとはどういう事だ」

惣吉「俺が勝つという事だ」

 

昨日、たまたま年末に録画した「チロルの挽歌」という山田太一脚本、高倉健主演のドラマを見たら、ちょっと似た感じで一人の女性を二人の男性で取り合う話だった。高倉健さんはかなりかっこいい役だったけど、やっぱり妻を取られた男と会うのは嫌がってて、いつも堂々としている惣吉さんのすごさが改めて分かりました。

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そこに巡査が入って来て、3人で署長の話を聞くことになった。鶴田忍さんは初登場は警部補だったので出世したという事か。

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地元では有数の事業家なんだから従業員教育をおろそかにしちゃ困るというお説教を受ける。そこに入ってきたのが、軍人たちで飛行場の早期完成こそ至上命令だと警官たちともみ合いになった。「いずれ目にもの見せてやるぞ」と捨て台詞を残して去って行く軍人たち。逮捕された者たちは釈放されなかった。

 

店に帰ってきた神山に野呂が「軍隊と警察とどっちが偉いんですか?」と尋ねた。「そりゃ軍隊だろう」ってそうなんだ!? 昨日あたりから店の事務員(経理?)の野呂くんがちょっと面白くなってきた。清次が店に入ってきたら「桶は足りてます」とか広敷達が逮捕されたと知ると梅木の傍らで「あのバカども…」 とつぶやく。今日も神山がかをるにだけ話そうとしていることに耳をそばだてて神山に注意されていた。

 

梅木が酔っ払って歌っていたのは、昭和10年 サトウ・ハチロー作詞、古賀政男作曲「二人は若い」だって。

 

かをるが迎えに来るが、「あの家には帰りたくない。お前の両親が目を光らせてるからな。大きな声も出せん。息も詰まる」←まあ本音だろうね。

 

「だったら他へ引っ越しましょう」と言うかをるに「俺を追い出すのか?」って何それ? 最初から別宅をもらえばよかったんじゃないのかな。ある程度の図々しさがないと息苦しいだろうね。

 

「吉武のところへ行けばいいじゃないか。惚れてるんだろう?」 「子供は離さんぞ。昭彦と和彦は梅木家の跡取りだからな」「俺は人間のクズだ。吉武にも言われた」←いきなり人間のクズだと言われたわけでもないのに、その前があるだろ! そこ言わないんだもんね。

 

かをるは「あなたを愛しています。しっかりつかまえていてくれれば私はどこへも行きません!」と抱きついたのに、それを引き離して「かをる面白いこと教えてやろうか。俺はなハマともできてたんだぞ」と自ら告白! でもこれかをるには知られないで、久兵衛とかに知られて欲しかったのよ。まあ小畑さんは知ってたけどさ。

 

梅木のすさんだ変わりようにかをるの心は張り裂けそうだった。

 

翌朝、梅木が目を覚ますとツエが子供の面倒を見ていた。ツエからは朝早くお出かけになったと言われた。

 

かをるは外川へ向かっていた。どうしても惣吉に会わなければならないと思った。

 

梅木は久兵衛に入兆を辞めると泣きついていた。目上の男にはしおらしくしてるから、かわいそうに見えるんだよ。そういう人から見ると普段どれだけかをるに暴言吐いてるか想像できないんだよね。

 

惣吉との密会? 惣吉は「やあ」と声をかけてきた。梅木の自爆。どうやって収拾をつけるのか。