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【連続テレビ小説】澪つくし(130)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

律子(桜田淳子)が銚子へ帰ってきた。かをる(沢口靖子)に、惣吉(川野太郎)と遭遇したことを伝えに来たのだ。惣吉は記憶喪失で警察の監視下にあり、惣吉に声をかけた律子も、警察の事情聴取を受けたのだった。律子は、警察では知らない人だったと言い張ったが、あれは間違いなく惣吉だった、とかをるに言う。かをるは動揺するが、このままだと惣吉が気の毒だから東京に会いに行くと言い、梅木(柴田恭兵)と一緒に上京する。

 

正直言うと、記憶喪失設定ってちょっと醒める展開だな…。

 

惣吉の遭難から3年10か月が経過した。かをるは優しい夫と再婚し、2人の子供に恵まれた。実の両親とも一緒に暮らしてその信頼と愛情に包まれている。これ以上の幸せはないと言ってもよかった。

 

突然律子が帰って来て、かをるに話があると二人きりになった。東京の真ん中で昼間に幽霊を見たという律子は、それが惣吉だったと言った。惣吉についていた刑事に交番に連れていかれた律子は、4年前に亡くなった小浜の部下に似ていて声をかけたが、近くで見ると別人だったと嘘をつく。なぜ?

 

惣吉はフィリピンから強制送還され、記憶喪失になっていた。しかし、ある日突然生の魚を食べ、箸を使ったので日本人だと分かった。日本語も片言しか話せず、記憶喪失を装ったスパイだと思われていた。

 

律子は住所を書かされ、交番を後にしようとしたら、惣吉に「プリーズ。教えて下さい。私…誰ですか?」と不安そうな顔で尋ねてきた。

 銚子からフィリピンってどのくらいか調べようと思ったら、銚子にはフィリピンに関連する施設が多いのね。松岸にフィリピン戦没者慰霊碑保存協会があるとか。

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銚子市は「澪つくし」が放送された1985年にフィリピンのレガスピー市と姉妹都市になったそうです。姉妹都市だからフィリピンにしたのか、ドラマが縁で姉妹都市になったのかちょっと気になる。

 

「今になって惣吉さんが現れたんじゃ何もかもめちゃくちゃになる」と言いながらかをるに言っちゃう律子。でも、かをるも水橋が銚子に来ていることをしゃべったしな。2人ともそうして欲しいことをやってるんだと思います。

 

結局、久兵衛、るい、英一郎、梅木にも話した。律子が匿名で吉武に電話するとか手紙を書くとかじゃいけないか? かをるは東京へ行きたいと言う。自分の名前やふるさとも分からないなんてそんな悲しい事はないから、記憶が戻るようにしてあげたい。

 

惣吉は過去の人、と言うかをる。それもそれで悲しい。梅木も一緒に行くとし、冷静に受け止める事ができると久兵衛に話した。嘘だろ~。 

 

かをるはあれこれと思いを巡らしていた。律子の会った男は、おそらく惣吉であろう。いや惣吉に違いない。明日顔を合わせるのだと思うとかをるの体は訳もなく震えた。

 

ふたりきりになったとき、梅木は冷静に受け止めると言ったが、自信がないと言った。俺はどんな事があってもお前と離れたくない。裏切らないと誓ってくれるか? 誓います、と答えたかをるを梅木は抱き寄せた。

 

翌朝、かをると梅木は律子と共に東京へ向かった。

 

この展開、惣吉を殺さないで―という助命嘆願書で急遽脚本を書きかえたという話もあるみたいですが、さすがにそれはないみたい。

三木 あの展開は反響が大きくてね。こちらとしては、「シメシメ、これでまた視聴率が上がる」とニンマリしていた(笑)。

 

朝ドラでは時々しばらく出てなかった人が記憶喪失になって戻ってきたという展開はあるみたいだけど、私はそういう朝ドラは見たことないです。こうなれば最後まで付き合う気だけど、それほど好きな展開ではない。