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【連続テレビ小説】澪つくし(140)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

二・二六事件の新聞を読み、律子(桜田淳子)のことを心配するかをる(沢口靖子)たち。律子が家で小浜(村田雄浩)の無事を案じていると、反乱軍に入れてもらえず討伐部隊に回された、と落ち込んで小浜が帰ってくる。律子は無事を喜ぶが、小浜は不満。夜、居間で英一郎(鷲生功)とかをるが惣吉(川野太郎)のことを話しているのを聞き、部屋に入るのをためらう梅木(柴田恭兵)。その頃、惣吉に軍令部から呼び出しがかかり…。

 

二・二六事件の直後、天皇は侍従武官長に対し、強く鎮圧を求めた。28日、決起部隊は反乱軍となり、包囲されクーデターは失敗に終わったのである。

 

英一郎が家族の前で新聞を読む。「反乱軍の兵士たちは戒厳司令部の勧告に従い、29日午後2時までに原隊復帰を完了。将校らは陸軍刑務所に収監された」

 

小浜が反乱軍にいてもおかしくないという話をしていると、英一郎が東京に様子を見に行くと久兵衛に訴えるが、「勝手に結婚しよったんや! ほっとけ!」と部屋を出て行った。るいの話によれば、口ではそう言ってるけど心配で全然寝てないとのこと。

 

小浜は律子の元に帰ってきた。小浜は戒厳司令部の討伐部隊で反乱軍ではなかった。しかし、決起部隊と同じように国家の改造を望んでたものの仲間に入れてもらえなかったというのが実情。

律子「今は幕末じゃないんですよ。若い将校が昭和維新を図ろうなんて無謀すぎます。偉い人は慎重です。敏感に情勢を判断して自分に有利な方を選びます。その証拠に決起部隊は孤立無援で反乱軍にされたじゃありませんか」

小浜「お前の能書きなど聞きたくない」←なんでこいつこんなに偉そうなんだ!

 

久兵衛は元番頭の小畑と釣り。ここは梅木とハマの…? 違うか。久兵衛は隠居して悠々自適の生活を送る小畑をうらやましがったが、小畑は「娘婿と家内の折り合いが悪かったり、孫が家出をしたり、飛行場に農地を取られたり、内情をぶちまければいろいろあります」と話した。

 

徳川家康「人の一生は重き荷を背負うて遠き道を行くがごとし」

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昔の朝ドラってこういう格言みたいなのがポンポン出てくるのが好きだなー。意味が分からなかったら、今の時代調べるのは簡単だしね。

 

それにしても小畑の含蓄のあるしゃべり方が好きだな~。久兵衛は小畑を名僧知識だとほめる。

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そんな二人の元に英一郎がやって来て、律子からの電話で小浜が討伐部隊と知り、一安心の久兵衛だった。

 

英一郎はかをるに同窓会で惣吉の話を聞いたことを話していた。その話を廊下で聞いてしまい、おもちゃを手にしたまま部屋に入りそびれた梅木。惣吉は見合いを全部断っていて、一生独身を貫くつもりじゃないかと善吉と話していた。お見合いを断っていると聞いて「どうして?」と返すかをるもなんかなー。

 

梅木に立ち聞きされてるとも知らず、梅木にとってパーフェクトな回答を繰り出すかをる。「私は不幸にならないわ。なるわけないでしょう?」、英一郎に「梅木さんとはうまくいってる?」と問われ、笑顔で「もちろんよ」さすがです。

 

梅木派事務所で手にしていたブリキのおもちゃで遊ぶ。そして突然の惣吉の入浴シーン。善吉が海軍から電報が来てると知らせてくるが、風呂から上がった時でいいだろ。

 

「ヨシタケ ソウキチドノ。ヨツキ ムツヒ グンレイブニ シュットウ セラレタシ」

 

軍の出頭命令ともなれば、拒むこともできず惣吉は上京した。

 

夏目少佐(小野武彦さん!)が惣吉を呼びだし、惣吉に「もう一度フィリッピンへ行ってみる気はないかね?」と尋ねた。記憶喪失時代の惣吉もそうだけど、スーツの惣吉が何度見ても見慣れない。

スリーアミーゴスの画像を探していたら、数年前にこんな企画があったことすら知らなかった。北村総一朗さんは「おしん」で竜三の長兄、「はね駒」で源造がお世話になった桐山さん、斉藤暁さんは「はね駒」の下宿人の後藤さん。3作の朝ドラでスリーアミーゴスが揃った。

 

そうそう、夏目少佐役の小野武彦さんも出ている私の大好きな映画「ラヂオの時間」が来週の月曜日にBSプレミアムで放送される~! 「おしん」の竜三、「はね駒」の源造、ナレーションの細川俊之さん、「澪つくし」の小曽根さんも出てるし、前に録画したのをそのまま残してるけど、また見ようかな。