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【ネタバレ】浅見光彦ミステリー6 唐津・佐用姫伝説殺人事件

1989年7月11日 NTV

 

あらすじ

ルポライター浅見光彦(水谷豊)は母親の代理で陶芸家の登陽(内藤武敏)の個展に出掛ける。案内してくれた登陽の弟子・久子(遥くらら)が師匠の忠緒(新克利)を見る様子で光彦は2人が恋仲だと思ったが、忠緒には婚約者がいた。かつて登陽をけなした評論家・景山(寺田宗丸)が現れると登陽は「帰れ!」と怒鳴る。その夜、景山がホテルで殺された。ホテルへ向かった光彦は、メモ用紙に「佐用姫」と書いた跡があることを知る。

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そういえばこのシリーズもまだ見終えてなかった。

 

冒頭は珍しく光彦以外の家族ほのぼのシーン。髪のボリュームか、これまで見てきた雪江(乙羽信子さん)とはイメージ違うような。ちょっとふくよかになったのかな?

 

高所恐怖症でビルの57階で開かれる個展に行きたくない雪江の代理で有田焼の佐橋登陽(とうよう)の個展を訪れた光彦。登陽は「澪つくし」高神村の村長・名取庄左衛門ではないか! 見た目は変わりない。陶芸家ということで着物姿だしね。

 

登陽から浅見家に電話があり、美術評論家の景山が殺されたと知らされた。登陽は雪江の長男が刑事局長と知っていたから電話したのだが、光彦が殺人事件と聞いて現場に駆け付けた。登陽はこの時はジャケットだった。

 

登陽に事情を聞いていた安田刑事は北村総一朗さん。光彦が来ると、なんで登陽が連絡したんだと詰め寄るが、いつもの兄が刑事局長と分かるパターン。ここの芝居が面白いんだよね〜。

 

景山の遺体の近くには、黄色い砂が落ちていて、メモ用紙には“佐用姫(さよひめ)”と書いた跡が見つかった。

 

唐津焼の草間という陶芸家が殺されたというニュースを目にし、草間の遺体が発見されたところを訪れた。そこには登陽の弟子の久子がいた。登陽は寝込んでしまい、登陽の代理で葬儀に参列するためだった。草間と景山の関係、佐用姫について教わった。

 

景山が草間の作品を褒める、草間の作品の値段が上がる…癒着があったのではという噂があった。

 

呼子警察署の南原刑事は赤塚真人さん。光彦に対して最初は冷たかったが、後から駆け付けた安田刑事から光彦の兄のことを聞かされ、光彦にも捜査状況を話した。

 

呼子佐賀県。「おしん」が暮らしていたところから近いのかな。久子は登陽に引き取られる前、母親と暮らしていた記憶があった。母の足跡を辿るうち、母親は女郎で男と心中して亡くなったことが分かった。登陽が実の父親!?

 

光彦と久子は唐津で葬儀に参列した。南原刑事と再会し、母に電話するように言われた光彦。わー、佐賀とおしん! 北村総一朗さんは竜三の兄だし〜。

 

久子を見失った光彦は、登陽の家に先回りした。登陽は久子を引き取ったものの実の娘と明かさなかったばかりに登陽の息子・忠緒が久子と結婚したいと言い出した。慌てて忠緒には真実を話したが、久子には真実を黙っていて欲しいと言ったために、忠緒は黙って家を出て行った。

 

光彦は忠緒の家に行った。忠緒は不在で弟子がいて、忠緒が料理屋の女将と結婚の約束をしていることを知った。家を出ようとすると、殺人現場に落ちていた黄色い砂発見! 弟子は光彦を同業者と勘違いし、企業秘密だと怒り出した。

 

今度は忠緒に会って、黄色い砂のことを聞いた。久子は登陽と光彦の会話から真実を知り、忠緒に話したかったが、忠緒の婚約者・さと子がそばにいて話せなかった。

 

評論家の景山から言葉巧みに忠緒が開発した釉薬(黄色い砂)を盗まれ、それが草間の手に渡った。忠緒が二人を手にかけたと思われたが、それを知った久子はどうする?と浅見兄弟は思う。

 

しかし、二つの殺人を犯したのはさと子だった。忠緒を引き立ててもらうために景山に近づき、黄色い砂を渡した。しかし、景山はそれを草間に渡し、すでに作品を作ったことを知らされたさと子が景山を殺した。

 

心中を企てていると思われる久子と忠緒を追う光彦とさと子。忠緒は安田刑事といて、犯行を自供していた。さと子が自分がやったと言っても、忠緒は庇っていた。その姿に久子はやっと忠緒への思いを捨てることができた。(終)

 

本編には一切触れられてないけど、エンディングでボクシンググローブをはめてシャドーボクシングをしている光彦。ボクシングブームだった?

 

冒頭から陽一郎出た〜と思ったのに、最初と終盤にちょっとだけだった。今回は名取村長が見られてよかった。

 

1996年 榎木孝明浅見光彦

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久子が南野陽子さん、忠緒が「おしん」の希望、塩谷俊さん。陶芸家だしぴったり。

 

2006年 沢村一樹浅見光彦

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