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ドラマの感想など

【ネタバレ】その街のこども

2010年1月17日 NHK

 

あらすじ

2010年1月16日、新神戸駅で偶然知り合った勇治(森山未來)と美夏(佐藤江梨子)。ふたりには、誰にも言えず、抱え続けてきた震災の記憶があった…。震災15年目の朝を迎えるまでの一晩の神戸を舞台に“語れずにいた想(おも)い”が不器用にあふれだす。脚本は映画「ジョゼと虎と魚たち」の渡辺あや。神戸で学生時代を過ごした渡辺、子どものころに震災を体験した森山未來佐藤江梨子が、リアルな感情で挑む。

 

これを録画したのが2019年の年末。AXNミステリーというCSで放送していました。脚本は朝の連続テレビ小説カーネーション 」の脚本・渡辺あやさん。今年はBSプレミアムで再放送があったそうです。AXNミステリーは字幕がないから、BSプレミアムを録画しなおせばよかったなー。

 

ドラマ放送のリアルタイムは東日本大震災の約1年前か。あの頃は他人事だったのかも。

 

中田勇治(森山未來さん)という青年が新神戸のホームでスタイルの良いきれいな女性を見かけて衝動的に降りて、偶然その女性・大村美夏(佐藤江梨子さん)から話しかけられた。

 

ドキュメンタリーみたいな撮り方で自然な感じ。15年ぶりに神戸を訪れた中田と13年ぶりに神戸に来た大村。中田は当時10歳(小4)、大村は中1。どちらも震災を経験して神戸を離れていた。

 

中田の父親は震災の時に屋根を直す仕事をしていたが、値段をどんどんつり上げて最終的に10倍までつり上げてボロ儲けした。友達は中田の元を離れ、一家で東京に上京し会社を開いた。震災の時に1本2000円の焼き芋を売りつけられそうになった話をしていた後で不愉快になった大村は席を立った。

 

しかし、一緒にロッカーに荷物を預けていたこともあり、ロッカー前で再会。御影のおばあちゃんの家まで歩くという大村に付き合って中田も歩き出した。

 

中田は建設会社で働いている。大人になって値段がある程度上がるのも仕方ないことだと理解したもののせいぜい3倍で、神戸にいられなくなるほど値段をつり上げた自分の父親には納得がいってない。東京に来たものの、母親は出て行った。

 

真っ暗な街を歩く二人。ホントに画面が暗い。大村は祖母の家に寄り、今度は東遊園地を目指した。大村は親友のゆっちを亡くした。ゆっちと母と妹はマンションが倒壊して生き埋めになったが、ゆっちの父親は酔っ払って玄関で寝ていたため助かった。

 

歩いていて、たまたまゆっちの父親が一人で住んでいるマンションの前に来た。家族を亡くしてボロボロになったおっちゃんが恐ろしくなった大村だが、勇気を出して会うことにした。見ていて欲しいと言われていた中田だが、コンビニで買い物したりで時間を潰した。

 

泣きながら出てきた大村はゆっちの写真をもらっていた。マンションのベランダに出て手を振ってくれたおっちゃん。うっ(T . T)

 

二人は東遊園地まで走り出した。東遊園地で行われる追悼のつどいに誘われた中田は来年来ると言ってハグして別れた。(終)

土地勘ないけど、こんな感じ?

 

ほとんど二人の会話だけなのに引き込まれました。子供の頃に経験すると、自分の意志でなく、その後の生活環境が全く変わったりしてまた全然違うんだろうな。

 


映画『その街のこども 劇場版』予告偏