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【連続テレビ小説】澪つくし(74)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

半月経って、なんとか話をまとめて惣吉(川野太郎)が帰り、うれしいかをる(沢口靖子)だが、緊縮財政には違いなかった。ニューヨークの株式市場が大暴落し、恐慌に陥って入兆でも善後策を練っているさなか、千代(岩本多代)が大量にかっ血した、と病院のるい(加賀まりこ)から連絡が入り、久兵衛津川雅彦)は病院へ駆けつけた。律子(桜田淳子)や英一郎(鷲生功)、るいらにみとられながら、千代は息を引き取った。

 

今日は波しぶきからスタート。東映映画のオープニングに流れる「荒磯に波」のロケ地は千葉県犬吠埼だとこの朝ドラを観ていて初めて知りました。

 

秋の漁が始まる時、惣吉と漁労長が帰ってきた。家を空けていたのは半月ほど。惣吉の熱意で追加の費用を半分にしてもらい、支払いも来年まで待ってもらえることになった。

 

今日は惣吉のお風呂の世話をするかをる。そのうち二人で旅行しようと言ってくれる惣吉。イチャイチャしながらも「緊縮財政」というワードが飛び出すかをる。

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「緊縮財政」は浜口内閣のスローガンで当時の流行語になっていた。

 

入兆の事務所に来ていた清次は「何が緊縮財政だ」と小畑や梅木と政治談議をしていた。梅木が言ってた「賞勲局総裁がおかしなことをして捕まった」は昭和4年8月に発覚した売勲事件のことかな。

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難しい文章だな…叙勲を与えるから金くれよってこと?

 

武家でも善吉が「中央が腐敗すれば地方も腐敗するに決まってる」とこちらも政治の話題。磯草の採取権は入札で決まるはずなのに落札者が最初から決まってる。出納調査員が村長派なので核心がつかめない。

 

かをるの叔父が村長というのは、親戚もすごい人ばっかりなんだという肩書のためかと思ってたけど、結構話に食い込んでくる人だったのね。

 

昭和4年10月24日 ニューヨークの株式市場が大暴落

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醤油は輸出とは関係ないが、原材料の小麦や大豆の価格がいつ変動するか分からないと久兵衛、梅木、小畑が事務所で話していると、るいから電話が来て、千代がたくさん血を吐いたことと、身内に集まってもらいなさいと医者に言われたことを伝えた。

 

久兵衛と英一郎は人力車で病院に向かった。もう車ないんだもんね。千代は久兵衛や律子、英一郎、るいにも言葉をかけた。るいがたまらず部屋を出て、ハマが病室に駆け付けて、廊下にいるるいを映したまま、病室から律子の泣き声が響く。

 

昭和4年10月31日 久兵衛の妻・千代は世を去った。

 

知らせを受けたかをるは勘当された娘だからお焼香はさせてもらえないと泣くが、惣吉が「とにかく行ってみることだ」と励ました。

 

入兆の門の前に立っていた梅木は「旦那様に背いた方の顔をお見せしたくありません」と通してくれなかった。

 

梅木さん、私情入り過ぎてません?