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【連続テレビ小説】澪つくし(31)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

犬吠埼灯台で惣吉(川野太郎)と会う約束をした日の朝、千代(岩本多代)が倒れてしまい、かをる(沢口靖子)は家に足止めを食ってしまう。急を聞いて学校から帰ってきた英一郎(鷲生功)は、家で手伝いをしているかをるに、約束の犬吠埼へ行けと言うが、そんなわけには行かず、といって家で出来ることもなく、無力な自分が歯がゆい。惣吉は、日が暮れるまで待っていた。一方かをるは、その夜一人泣くことしか出来なかった。

 

いよいよ惣吉に会えるというその日、千代が血を吐いて倒れてしまい、それどころではなくなった。

 

医者が来て、町立病院への入院を勧められた。一進一退という感じだったけど、あの冬の寒い時期に紀州から銚子に来たのが一番まずかったんでは?? 久兵衛は優しい夫かもしれないけど、千代の希望してないアイスクリームを食べさせたり、海辺へ行ったり、自分本位だよねー。体の調子の悪い人を真冬に移動させることないじゃん!

 

パリッとした着物と麦わら帽子を手に持った惣吉が犬吠埼で待っている。

 

神山が広敷の連中を集めて、血液型を知ってるものはいないか?と尋ねる。漁師と喧嘩してモリで刺されて輸血をしてもらったのでB型だと分かったと言っていた今西役の加藤善博さんは割と早くに亡くなられたんだな。今、生きてても62歳で渋い俳優さんとして活躍してただろうに…。

 

奥様のご病気が悪くなってO型の血液が必要になるかもという話に、多くの人が自分の血液型を知らず、また広敷独特の下品な会話が繰り広げられて嫌だったな。

「男の血を女子に入れても大丈夫ですかい?」

「妊娠しねえかな?」

「だってよ奥様の年考えればいいべ。40歳はとっくに過ぎてるべ」

みたいな。ノルマみたいに気持ち悪って感じるセリフがあるんだよな。

 

お昼近くになって、千代の状態が落ち着いたにしろ出かけられる状態ではない。机を拭きながら泣き出しそうなかをる。

 

学校から帰って来た英一郎は、かをるに犬吠埼に行くように言うが、いや~行ける感じじゃないよぉ~。ただ今日はダメだって伝えられたらいいのにね。

 

ずっと待っていた惣吉は夕方になってとうとう麦わら帽子を海に投げ捨て帰っていった。連絡つかないのは辛いねぇ。

 

かをるは独り声をしのばせて泣いた。