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ドラマの感想など

【ネタバレ】日曜劇場#52 森の学校(脚本/高橋正圀)

1978年11月26日 TBS

 

あらすじ

北海道遠軽町に実在する児童自立支援組織である「北海道家庭学校」を舞台に、子供のために奔走する施設の先生(上條恒彦)と、弟を施設に預けるホステス(浅丘ルリ子)の心の交流を描く。日本民間放送連盟賞優秀賞受賞作品。

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 遠軽(えんがる)駅に真っ赤なコートの派手な女性が降り立ち、“森の学校”までどれくらいかかるか聞く。駅から車で15分。

アルガサブロウ(上條恒彦さん)35歳。独身。非行を犯した少年達の民間男子教護員。森の学校で働いている。

 

食堂のおばちゃんが生徒達を叱っていた。この方どこかで見たことあるなぁ。生徒達が山ぶどうで酒を作って飲んでいたからだ。サブロウはおばちゃんの手前、生徒を叱るが、教護室では「これジュースじゃないかな」と他の先生にはかばうようなことを言う。

 

酒を作って飲んでいたミノルの姉から電話が来た。それが真っ赤なコートの浅丘ルリ子さん。エグチトシコという女性はミノルの姉でサブロウが家族のいないミノルのために探していた。札幌で働くトシコはミノルに会う気はなく、サブロウが何度も手紙をよこすのでもう手紙をよこさないでくれと言い、観光して帰るから観光地を教えてくれと言ってきた。

 

ミノルには姉さんは忙しくて来られなかったと言ったものの、ミノルは友達と3人でいなくなった。車を盗み、ミノルの友達のマサヒロが無免許運転をした。

 

ミノルの故郷の湧別に向かったのではと、遠軽観光をしていたトシコを拾って車に乗せた。途中でミノルに会いたくないから降ろしてくれとケンカになった。

正月くらいミノルを呼んでやってほしいと頼むが、トシコはキャバレーの寮で暮らしているため無理だと答えた。サブロウは教育熱心で子供を本気で心配してて、「3年B組金八先生」の服部先生を思い出すなぁ。このドラマは第1シリーズの前年か。

 

ミノルたちは湧別でガソリンがなくなり、車を乗り捨て、3人組の一人サトルは警官に捕まったが、後の二人は逃げた。サブロウの車はパンクして足止め。トシコはサブロウの熱心さに折れ、ミノルに会うと言ってくれた。

 

トシコは釧路の生まれで父親の再婚で里子に出された。ミノルとはあまり馴染みがない。海岸でミノルとマサヒロが見つかった。叱らず暖かく迎えるサブロウを遠くから見つめるトシコ。

 

4人で食堂に入り、話をするが、トシコはミノルに姉ちゃんはいないものと思えと話し出した。学校を卒業したら住み込みで働いて主人に気に入ってもらった方がいい。ミノルは静かに泣き出し、トシコも目を潤ませた。

 

駅に送りに来たサブロウにトシコはミノルの近況をこれからも手紙で送ってほしいと頼み、寮を出て一人暮らししてもいいから正月はミノルが来てもいいと伝えてほしいと言い、電車に乗って行った。(終)

 

アルガ先生はいい先生だな〜。そしていい声。そういえば浅丘ルリ子さんと上條恒彦さんは「やすらぎの郷」でも共演してたな。

 

トシコとミノルの父親は飲んだくれで現在行方不明。トシコはもうどこかでのたれ死んでると思ってるみたいだけど。ミノルに幸あれ。

 

遠軽から札幌って遠いねー!