公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
年が明けると、すぐに昭和二年。かをる(沢口靖子)とるい(加賀まりこ)は二人で元旦を迎え、3日に入兆へ年明けの挨拶に出かけた。入兆の旦那・坂東久兵衛(津川雅彦)から直接、今は離れて暮らすかをるを引き取りたいという思いを聞き、律子(桜田淳子)とも顔を合わせる。律子は3つ年上の姉だった。犬吠埼へ出かける、という律子に、道案内でかをると連れていけ、と久兵衛は言うが、律子は断る。
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昭和元年は12月25日から31日までの7日間しかない。
昭和64年は1月1日から7日まで。昭和64年のことは覚えてます。同じ学年で元号が違うんだ~とか平成ベビーがとか言ってた人たちがもう30過ぎてんだよなぁ…。早いね。
入兆の手代の梅木(柴田恭兵さん)がお手当を持って古川家にやって来て、正月3日の午前10時に入兆に来るように伝えた。紀州の奥様はいつ来るのか尋ねるるい。梅木の話では20日頃ということでした。
年が明けて昭和2年。大正天皇の喪に服して人出は少なかった。かをるはピンクの鮮やかな着物を着てる。女中のツエは里帰り。お年玉持たせて帰らせたんだろうね。
来年の正月は母さん一人になるとるいがかをるに言う。かをるはお嫁に行くときにお母さんも連れていく、そういう人を探すというが、家族ごと暮らしてくれる人も世の中にはいるので諦めずにそういう人を探そう。
銚子は業業と醤油の町で両方とも江戸時代に紀州和歌山から来た人々が優れた技術を広めて発展させ、紀州の醸造元は銚子に進出して醤油蔵を建てた。大正時代になると醸造元が経営合理化のため、紀州の本宅を手放し、銚子に腰を据えるものが増えた。
入兆十一代目当主・坂東久兵衛もそのひとり。るいとかをるが入兆へあいさつに行った。先客がいるのでお店で待つことになった。
牟田悌三さん演じる神山が今年から会社になること、神山は製造部長になること、奥様の部屋が総ヒノキの部屋になることなどを教えてくれた。るいが笠上の踏切で漁師の大八車と言い合いになったのを目撃し、お嬢様の毅然とした態度について話す。
るいとかをるを見に来た若い男たち。「醤油よりおなごが欲しいね」「女学生が欲しい」と下品なことを大きな声で言い、神山が怒鳴りつける。るいは「広敷の連中とは口きいちゃいけませんよ」とかをるにヒソヒソ話す。「あの人たちはね、お正月に帰るお家もない人たちなのよ」
広間? 広間にいるような人? 使用人か?!
そして初回から何度も名前が出てきた坂東久兵衛がやっと登場。津川雅彦さんという納得の人選。久兵衛は、本妻の子の律子や英一郎と同じようにかをるがかわいいので認知して引き取ることに決めたと言った。
「お母さんはどうなるんですか? 」と尋ねると「お前は17年一緒に暮らしてきやないか」と。高等女学校4年って17歳なの?と思ったら、4月で4年生15歳、誕生日を迎えて16歳、年が明けて一つ歳をとって17歳ということかな?? 数え年が未だによく分かりません。異母姉の律子は3歳上で今年大学卒業。
久兵衛は家族としてかをると暮らせるのは嬉しいと言ってるけど、ちょっと複雑だな。律子が部屋に入ってきて挨拶をしたけど、「別に言うことありません」と冷たい感じだし、犬吠埼に見物に行くと行ってしまった。久兵衛がかをるを案内役に、と言っても、「一人で行きます」。この状況で兄弟仲良くなんて考えてるのは久兵衛だけだよ!
突き放されてたように感じ、みじめになったかをる…役者がそろってきたねぇ! 正直最初は、「はね駒」ロスもあり、なんか微妙?と思ったんだけど、沢口靖子さんの美しい顔を眺める半年でもいいのかもしれません。
結構遠いね。