公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
久しぶりに訪ねてきた中河鶴次(矢崎滋)が思いがけない便りをもたらした。鶴次は、弘次郎(小林稔侍)や徳右衛門(山内明)の故郷、福島の二本松を訪れ、彼らの生家に寄り、下働きをし今も住んでいるという直助の手紙をあずかったのだ。直助は弘次郎の命の恩人だった。一方、りん(斉藤由貴)は、編集長の津村(地井武男)に、新聞社の今のポストをやめたいと申し出るが…。
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こうして最終回付近まで来て思うのは、伝道で全国を駆け回る鶴次先生ってめちゃくちゃ便利キャラ! 志津川の生まれで故郷に帰っていた、伝道で相馬、仙台、東京に行ったなどなど。女学校、松浪先生の縁、おキヨちゃん…すごい。
鶴次先生は、福島町の教会に二本松から来た信者がいて是非にと請われ、二本松へ。二本松と聞いて反応する徳右衛門。鶴次先生は、橘家に仕えてきた仲間の直助から手紙を預かってきた。
そして、もうひとつ土産として相馬の越後屋の馬上盃も持って来た。越後屋は新之助の妻の親戚筋がいることで二本松にも出店しているそう。ん~、新之助って結構やり手だったんだな。 いや、あの奥さんかな?!
りんは編集部で悩み、そしてつわりが…。
二本松少年隊で薩長の軍に斬り込み、深手で気を失っていた弘次郎を助けたのが直助だった。あの時は余計なことをしてくれたとずいぶん恨んだものだが今はよかったと思っている、と弘次郎はやえに語った。その苦悩を「はね駒」が始まったころにはまだ持っていたな…。東京に来てからも反薩長の花田と意気投合したりして。
徳右衛門は縁側で一人「故郷の空」を歌う。その歌声を聞く弘次郎とやえ。
りんは編集長に「今のポストを辞めさせてほしい」と言った。しかし、編集長には「すっぱり仕事を辞めて完全に家庭に戻って奥さん業に専念したらどうですか?」と言われてしまう。当時としては破格の善き上司の編集長も、この時代ならこんな感じだよね。しかしりんは仕事は辞めたくない、社会とつながっていたいと訴えた。
りんは源造や両親に嘱託で会社に残してもらえることになったと報告した。母親になることはお金では買えない、重い仕事は子供の手が離れてからできる、だけど子供が育つ時間っていうのはやり直しが利かない。割とにこにこと話を聞いていた弘次郎や源造に対して、やえはちょっと寂しそうな感じ。
弘次郎とやえが二人きりの時、弘次郎はコーヒーの店をやめるということとじいさまを二本松に返してやりたいと話す。母上の御骨を弦一郎兄のそばに納め、心安らかに余生を送らせたい。
そして、弘次郎とやえも一緒に二本松に行く。やえもまた、りんと離れるには今一番いい時期だと考えていた。いや~、これからまだまだ子供に手のかかる時期なのにぃ~と娘の甘えで思ってしまう(^-^;
だけど徳右衛門のことを考えたら今しかないよな。やえは、辛い思い出のある所に帰って心安らかに暮らせるか問う。弘次郎は、薩長に対する恨みやこだわりはなくなったと断言した。ふたりで馬上盃を飲む。
「おとっつぁんの戊辰の戦がやっと終わりやしたない。長~くて辛かった戦がやっと終わりやしたなぃ」
今日こそオープニングテーマがぴったりな日はなかった。二人で楽しく生きるべなぇ、おとっつぁん…と泣きながら酒を飲むやえだった。弘次郎の笑顔で終わり。
弘次郎の長い長い戊辰戦争がやっと終わりを迎えた日。
徳右衛門、弘次郎が生まれ育った二本松とやえやりんたちが生まれ育った相馬は同じ県内でも結構遠い。
あぁ~ドラマが終わってしまうとなると寂しい!