徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】野ブタ。をプロデュース

 

2005年10月15日~12月17日 日テレ

 

コロナの影響で各局いろんなドラマの再放送をしてたけど、これが一番よかったかも。BSやCSで古いドラマを見まくってる身からすると、2005年でも新しいけど、たった数年前のドラマの再放送よりはずっと良かったと思う。

 

本音を言うと他局はもっと古いドラマをやってもよかったけどね(特にフジ!)。価値観がガラッと変わるよ。

 

このドラマ、本放送時は「青春アミーゴ」は知ってたけど、私にしては仕事が忙しく、テレビがあまり見られなかった時期(2002年あたりから2006年くらいまで)でした。

きっかけは会社の同僚にDVDボックスを借りたことです。見たらめちゃくちゃハマってしまい、自分でもDVDボックスを買いました。

 

その後退職した同僚に劇中に出てきた御守を探してプレゼントしました。ドラマに出てきたのより一回り大きいのを買った記憶。

 

15年の時を経ても今の学生に響く内容で、15年前に学生だった人にも懐かしさ以上に結構深い話に唸る、という感想をよく見ましたが、15年前はもう学生ではないので、その頃から既に単純な学園モノじゃないんだねと思いつつ観てました。

 

だから当時と同じような感想を持ちつつ見てたんだけど、最終回の最後、二人が一緒の学校になるという展開が15年の前の私は急に海辺でキャッキャッ遊び始めたイメージ映像みたいなのにちょっと白けた部分もありました。

 

しかしこうして15年経つとそれでいいんだろうなーとなぜか思えました。

 

野ブタ」を知った後に、木皿作品を見たくて「セクシーボイスアンドロボ」も知って、CS日テレで全話録画もしたから、「野ブタ」を全部ちゃんと見たのは2007年以降だったのかも。

Q10」はリアルタイムで見て好きだった。いずれの作品も誰か好きな俳優がいるとかじゃなく世界観が好き。

 

私の年齢だと、きっと学園モノより「すいか」という木皿作品の超名作があるよ!と勧められそうなものだけど(誰に?)、CSで「すいか」も見たんだけど、意外とあまりハマれなくて途中で見るのをやめました。

というのも、主人公の女性が30過ぎて初めて一人暮らしをするという話だったと思うんだけど、都内に実家がある独身女性というだけで、私とは全然違う人間に思えてえしまったんです。何十年も東京で一人暮らししてる地方出身の独身女性は描きにくいんだろうか。

 

そこそこいい年した独身女性のドラマって結構あると思うんだけど、だいたいが都内に実家がある話ばっかりだもんね。今見たらまた違った感想を持つのかな。

 

無理に毎クール新作作らなくても、地上波でも再放送枠があってもいいと思うのにな。金曜ロードショーでも視聴者リクエストをして、「天使にラブ・ソングを…」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の放送をしてたけど、ドラマだってそうして欲しい。

 

今BSで「はね駒」の再放送しててツイッター見てるのも楽しいけど、地上波再放送ならこれ以上の盛り上がりがあるだろうなぁって。地上波再放送の当時はなかったツイッター実況が楽しいのよ~。野ブタも映画も。

 

去年の「おしん」も「BSで国策ドラマの再放送してる」とか書いてる人いたけどさー、そういう何か国民に我慢を強要するようなドラマじゃないのよ~。これ実際見ないとホントに分からない。私だって辛いだけのドラマだと思ってたし。

 

思い出補正で昔のドラマは面白かったような気がするだけじゃなく面白いんです、本当に。