徒然好きなもの

ドラマの感想など

阿修羅のごとく パート2 第1話 花いくさ

1980年1月19日 NHK

 

あらすじ

巻子(八千草薫)は夫の鷹男(露口茂)と秘書の啓子の関係に思い悩み、スーパーで無意識に万引きをして捕まります。ようやく帰宅すると、一人暮らしの父・恒太郎(佐分利信)が寝たばこでボヤを出したという電話。姉妹は実家に駆けつけて父の不始末を責め、ついでに亡き母(大路三千緒)の形見分けを始めます。綱子(加藤治子)は料亭の主人と密会を重ね、滝子(いしだあゆみ)と勝又(宇崎竜童)は相変わらず煮え切らないまま。咲子(風吹ジュン)だけは、ボクサーの夫・陣内深水三章がチャンピオンになり、子供にも恵まれて幸福の絶頂でした。

 

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 前作はBSプレミアムで見ました。「ゲゲゲの女房」脚本家の山本むつみさんと爆笑問題太田光さんの対談によれば、八千草薫さん演じる巻子の夫役と緒形拳さんがあんまり情けない役なのが嫌でパート2では降板したと話してました。今回の露口茂さんは、「太陽にほえろ!」の山さんでおなじみです。

 

前作の続きから。次女の巻子は夫の不倫に悩んで万引き。長女の綱子も不倫中、三女の滝子は勝又との関係を続け、四女の咲子は、ボクサーの夫との間に赤ちゃんが生まれていた。

 

ある日、一人暮らしの父が寝たばこでボヤを出し、四姉妹が集まる。滝子が咲子の成金みたいな暮らしぶりについて、犬に首輪なんかして!と言ってたのが軽く衝撃。普通は首輪してないの?

 

姉妹はそのまま泊まって同じ部屋に布団を敷いて、亡くなった母のことや戦後すぐの父の浮気疑惑など話す。

 

巻子の家では息子がビールを隠し持っていたのが見つかり、鷹男は息子にコップ1杯、娘には1センチついで飲ませた。今では問題のシーンだね。

 

離れで寝ていた父は娘たちと顔を合わせないまま、翌朝出かけて行った。娘たちは集まった機会に母の形見分けをしようと盛り上がった。

 

ジャンケンで着物を選んでいると、着物の中から春画が出てきた。咲子は笑い出すが、滝子は怒り出す。昔は性教育を受けてないから母親が娘のタンスの引き出しに入れたんだろうということでした。そういうものなんだ。敷居当てという言葉も知りました。お尻の当て布だそうです。

 

姉妹の父は鷹男を訪ねてきた。会社のデスクでタバコスパスパ。姉妹の前では、タバコをやめると言っていた父は鷹男に勧められるまま、一緒にタバコを吸う。取り留めのない話をするが鷹男が同居しましょうと言うと、自分の家で死にたいと去って行った。

 

この時、お茶を出してくれたのが、赤木啓子という秘書で鷹男の不倫相手だった。明るく快活で娘が父の会社を訪ねたときも優しく接し、忙しい鷹男の代わりに夕食に付き合ってくれた。

 

咲子がチャンピオンの妻としてインタビューを受けていた。食事に気をつけているという話から「性生活は?」とか80年代!! 咲子は明るく「カロリー本を読んで勉強してます」みたいな食事に対する答えと同じことを言っていた。

 

綱子は不倫相手の家に無言電話をかけ、いつも黒い服で薄いメイクの滝子が家では厚化粧をし、しかも訪ねてきた勝又にはその顔を見せない。

 

巻子は父の定期検診に付き合い、下宿人をおいたらどうかと提案する。それは勝又のことだった。歩いていると偶然、父の元愛人とすれ違い、子供が「パパ」と呼びかけるが大人は全員無視した。こわ〜。

 

四姉妹の雰囲気はいいんだけど、常に浮気だの愛人だのっていうのが、あんまり好みじゃないなぁ。

 

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 父の佐分利信さんはこのドラマでも見ました。これでも老人役だったな。

 


ジェッディン・デデン(Ceddin Deden)